あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

想像の色

2011年09月05日 22時26分17秒 | HEXANON35mmF2 1st
中学生の頃、自宅にあったニューサイクリングという雑誌で、長野県の霧が峰高原のニッコウキスゲが一面に咲いているモノクロ写真を見た。
まだビーナスラインが出来る前。
その頃は出不精で自転車で旅をするなど、これっぽっち(どれくらい?)も考えたことがなかった。
霧が峰もニッコウキスゲも見たことがなかった。

その一面のニッコウキスゲを自転車で見に行ったのは大学1年の夏。東京から南信州の実家まで帰る途中。
目にした瞬間、僕の頭の中の中学生のときの写真がカラーになった。

まだ大門街道は細く未整備で、牧場の牛があちこちにいた。
茅野の町に向かって落ちるように長い距離を下り続けた。


白地図をなぞって目で等高線の旅をして、それと同じ道を走りながら形と色を着けていく。
白地図には木も空の色もないから、目から入る形と色は想像以上の驚きが連続する。
空を飛ぶムササビや強烈に動く雲。白樺の白。青い空。



これも近所の写真。こんなタチアオイは来年までお預けだ。

Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2

すぐに手に入らない不便さはイマジネーションの源だったのかもしれない。
昔話を書くようになっちゃぁ年取ったってことだけど、また書いちゃうだろうなあ。
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菱田春草

2011年09月04日 17時08分18秒 | HEXANON35mmF2 1st
今日も中央道の通行止めが続いていて、もし都内に入っていたら帰って来られなかった。
一度家を出てみたが、凄い雨でどうにもならず、気分転換に菱田春草の没後百年記念特別展を見るために飯田市美術博物館に寄った。
菱田春草とともに岡倉天心の門下であった横山大観、下村観山の作品も観ることができた。
絵のことは詳しくないが、久しぶりの美術館の雰囲気を楽しんだ。



Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2
晴れたコントラストが強い景色が続いたので、箸休めに近所の公園の椅子で一休みしてください。
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大鹿村騒動記

2011年09月03日 21時58分17秒 | HEXANON35mmF2 1st
今日は終日中央道の上りが通行止めで、近くのIC近辺でも事故があり高速道路が一日使えなかった。
こんな時は映画を見ようと思い、原田芳雄さんの遺作となった「大鹿村騒動記」を観た。

今日の写真の遠景に見える山の向こうの少し北側にあるのが、その舞台となった大鹿村。
リニア新幹線の事でもめたり地デジであったりと、今の南信州の話題がタイムリーに入っていて、地元民には楽しめる映画だった。
原田さんが体力との勝負で撮影を急いだ作品であったそうだが、そんな弱ったところは微塵もみせず、ちょっと悪っぽくて優しい原田さんがそこにいた。



Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2
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夏の散歩道 その2

2011年09月03日 05時11分10秒 | HEXANON35mmF2 1st
昨日の日記の場所の手前。

今日は東京にいるはずが、台風の影響で中央自動車道が通行止めとなりました。
昨夜も出られず、今朝も4時前から解除を待っていますが無理のようです。


昨日の日記が長くなったので、ふたつに分けた後半です。

--夏の散歩道 その1の続き--

冬の散歩道ってサイモン&ガーファンクルの楽曲にあったなあと、入力しながら思い出した。
あのイントロのギターを高校生の頃コピーしたなあ。

隣のクラスの男子がS&Gが好きで、貸してくれたレコードの中にその曲はあった。

その4年後に知合いの女子がその男子を婿養子にもらうことになった。
結婚式の二日前にこの女子に呼び出されて独身最後の人になってほしいと願われたけれど、僕は律儀にお断りしてそれっきりお会いしていない。夫婦仲良くしているだろうか。
その当時も今も大きく御商売されている老舗のお嬢様だから、多分経済的には安定しているだろうとは思うけれど・・・

その男子が得意だったのが「四月になれば彼女は」という曲。
Gコードのスリーフィンガーで始まるこの曲はポールサイモンらしいメジャーなのにマイナーな雰囲気の曲。詞が韻を踏んでいる・・
高校生のナイーブな少年にはちょいと考えさせられるものがあった。

その後ポールサイモンはソロで「恋人と別れる50の方法」という曲を書いた。
(リンクはちょっと変化球でソフィーミルマン。御時間があれば是非オリジナルも聴いてみてください)
その歌詞はS&Gの頃より大人だ。僕は英語が苦手なので深い意味はわからないけれど、ポールサイモンの女友達の言葉がヒントになった曲なのだろう。
言葉の奥が伝わって切なくなる。
どちらもポールサイモン独特のセンスを感じる。どちらもいまだに好きな曲だ。


細い道を抜けると以前女子高生を撮影した会社近くの神社の石段。



Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2

この2曲のことを書いていたら「踊り子」と「雪国」が浮かんだ。
同じ川端作品なれど、手も触れず別れる踊り子と、人差し指に残る湿った女性の感触から始まる雪国と似て、同じ作家から全く異なるアプローチでありながら、同じ作家であることを強く感じさせるナイーブな感性がそこにある。

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夏の散歩道 その1

2011年09月02日 18時05分21秒 | HEXANON35mmF2 1st
巨大な台風が来て、あちらこちらに被害が出ている模様。
昨日は群馬県が全県的に高速道路が不通になっていた。
今夜はどうだろうか。
サッカーの日本対北朝鮮はできるんだろうか。
それよりも深夜に東京に移動する予定だけど、雨で通行止めにならないだろうか。

悩みが尽きないけれど気分を変えて、会社周辺の散歩道の夏バージョン。

実は昨日の写真もこの散歩道。ラベンダーを撮影して進行方向を向くとこんな雰囲気。
洗濯物の竿が道を塞いでいる。

こんなに細い道なのに、郵便配達のバイクも走るし、これ以外に接する道がないので、多分公道。
でも歩いて抜けるにはちょっと勇気がいる。(笑)


その先はこんな道。

Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2 1st(silver)
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39

2011年09月02日 00時21分11秒 | HEXANON35mmF2 1st
リバーサルをスキャンして画像の連番が39で終わった。
撮影枚数が39は、もしかしたら新記録かも。笑



Leica M6TTL + HEXANON 35mm F 2
会社の近くで撮影。どうでもいい写真でごめんなさい。
余分に3枚写しても、こんなんじゃお得感は失せるよね。^^;
コメント (4)
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