風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

高く見積もって海抜2m地帯

2023-05-17 01:17:04 | こころ
職場に優しくて気の合う
出入りの業者さんがいる

ふとしたことからプランターの話
夏場には朝水をやって出ても

仕事から帰ればもう萎れている
「僕も朝に畑へ行って水やりする」と言う

「へえ農家さん?」
「違う菜園を借りている」
「海南?」
「違う和歌浦湾沿い」
「砂地?」
「そうだから水やりは欠かせない」
「4~5坪もあれば夏野菜沢山取れるねえ」
「なかなか4人で200坪」
「え~すごい1人50坪何でも作れる」

その辺りは主に人参大根生姜などを
栽培している農地

大根に生姜は有名で
ブランド化されている

みずみずしくて立派で
とにかくスタイルが良い

今は大手企業の工場が建つ実家の
山の上の昔の畑の土と違って

人参や大根に二股がほとんど出来ない
耕作は随分楽だろう(他人事だから)

海抜は2mほどの畑
海岸沿いの防波堤をかねた道の

その奥に
あの日本を揺るがした津波以来

さらに高い防波堤が造られ海は望めない
近くにカフェやマリンの店が数軒

畑地より嵩上げされた土地に建つ
お店は二階だから眺望が良い

その海はマリンスポーツの
大きな大会等もある場所で

日頃からヨットが浮かぶ
昔はこの海にアトピーの娘の荒療治に

自転車の前と後ろに乗せて20分余り
海水浴によく来たところ

泣き叫ぶ幼子を無理矢理海水に浸ける
翌日になると赤くただれた湿疹は

瘡蓋が出来て痒みも数日は治まる
あっもしかしたら

連日一夏も繰り返していれば
治っていたのかもしれない

そこまで頭が回らなかった
治まりただれを繰り返しただけ

そのせいでか今も娘とその息子は
アトピーに苦しんでいる

ああ・・書きたかったことは
大根でもアトピーでもなくて

その砂地の畑の付近に
老人介護施設が建つってこと

「え~南海トラフ大地震が来たら?」
「僕もそう思って聴いたよ」
「大丈夫なの?」
「避難搭を施設の上につくるらしい」
「地域の人も逃げれたらいいね」

まあこの辺りは津波到達までに
逃げる時間の余裕はたっぷりある

健康体であれば昼間であれば
まあそこんところは大丈夫だろう

そんなこんなで
出入り業者さんと話が弾んだ

コメント
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