10月31日(木)
ごみ当番2回目終了。
片付けを終え、安心して資源ごみをカブに載せ、鈴蘭台の生協へ向かう。
ちょうど中のポリ袋を入れ替える作業が始まったところで、カブに跨ったまま待っていたら、あとから来た人が作業が終わらぬうちから出そうとする。
係の人は当然「どうぞ」、と言う。ササっと捨てて去って行った。
そういえば前回に来た時は、さあ捨てようと数カ所の箱のふたを開けて捨てようとしたら、その間に来た人が同じくササっと蓋を開けておいたところに捨てていく。それはいいのだけれど、捨てる端からふたを閉める。
「え、え~っ!」っと思ったけれども、別にその御婦人、悪意を持ってやったのではない。見れば分かる。
おそらくは「まあ、捨てるだけで蓋も閉めないで。マナー違反やねえ」みたいなことを思ってごく自然に「良いことをした」のだろう。
つまり、「ごみを捨てる」ということで、視野狭窄に陥っていたのだろう。
運転している時と同じく周辺にも気を配らなければならないのだが、人間と言うものは、目標が定まるとついそれだけに集中して周囲が見えなくなる。
ここで運動神経の鈍い老人は「え、え~っ?」と思うくらいしか実行動はできない。あ、自分だけ、か?
いつも通り指定の箱に分別しながら入れていく。別に急ぐ作業ではない。
さて、用事が済んだ。折角出てきたんだからもうちょっと乗っていたい。
また衝原湖に行ってみよう。
もう昼だったので、駐車場には休憩らしい車が数台。
大型バイクが二台。こちらと似たような年齢の男がバイク談義をしている(のだろう)。離れて停まったカブに興味を示す風はない。
帰り掛け、ハンドルミラーにその一方らしいバイクが映った。
昔のBMW100RTと見まがうばかりの大型のスクリーンを付けていたので、きっとそうだ。
ちゃんと車間距離を多めに取ってついて来る。
先に行ってもらった方が気楽だから合図をしようとするが、ちょっと距離が離れ過ぎている。
このままじゃあっちも苛々するだろうし、こっちも苛々するし、と思っていたら、あちらが先に苛々し始めたようで車間距離がじわじわと詰められてくる。
このくらいなら目に入るだろうと思って先に行くよう、手で合図をする。
すぐ気づいたようで、ミラーの中のバイクは一気に大きくなり、追い越しざまに礼のハンドサイン。
・・・と思った瞬間、加速してきた車がセンターラインを踏み越えて追い越して行った。当然、ハザードランプなどは点けてない。後ろに車の影は見えない。
またもや「え、え~っ?」だ。
そうか。あのバイク、少しずつ車間距離を詰めてきたのはこの車が近づいてきたからだったのか。