CubとSRと

ただの日記

ですよね。

2020年05月06日 | 心の持ち様
2013.07/01 (Mon)

 
 古森義久氏の「ステージ風発」ブログより、そのまま転載します。

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 「安倍首相が中国に反論した」


 日本の民主党政権の媚中姿勢とくらべると、いまの自民党政権は健全です。
 安倍首相が日中首脳会談に関する中国側の前提条件をあっさりと非難し、その態度をたしなめた、というのです。
 当然の姿勢にもみえますが、ルーピー鳩山、ナッシング菅、口だけ野田の三首相では考えられなかった対中姿勢に思えます。

 6月28日、安倍首相は「中国側は、尖閣諸島の問題について、ある一定の条件を日本がのまなければ首脳会談をしないと言ってきている」と述べました。中国側が日中首脳会談実現に、尖閣問題での新たな譲歩を前提条件として日本側に提示していることを明らかにしたのです。
 安倍首相は自民党総裁として参加したインターネットでの党首討論でそのことを明らかにしたそうです。

 首相は、中国側の条件提示について「それは間違っていますよということを我々は言い続けている」と批判しました。「首脳同士の交流はとても大切だ」としつつ、「なにがなんでも首脳会談をやろうとしてこちらが国益を削っていくのは間違っている」と強調しました。習近平国家主席との会談の前提として尖閣問題で譲歩する考えはないとの姿勢を示したとのことです。

 中国側は日中首脳会談を開くためには、日本側がまず前提条件として尖閣での領土紛争の存在を認めろとか、尖閣の棚上げを認めろとか、という類の前提条件を求めてきたのでしょう。
 それをぴしゃりと断り、そもそも首脳会談の開催自体に前提条件として相手国からの譲歩を求めるという中国の汚い手法の理不尽さをきちんと指摘する。

 ごく自然な対応ともいえるのでしょうが、最近の日本ではなかったパタ-ンに思えます。
    http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/3117390/
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 先日来、朴大統領の訪中ニュース、朝のテレビ番組などで採り上げられていたのを、何度か見ましたが、大方は「中韓が蜜月状態で日本は仲間外れ」みたいな「どうしよう、どうしよう」と狼狽しているような捉え方。
 今朝の「朝ズバッ!」ではM氏、「これから日中程度の付き合いになろうとしているんだから、高いところから見ているくらいのつもりで良いんじゃないですか」、みたいな分かったような分からんようなことを言ってましたが、そういう問題じゃない。

 ここにはシナのことしか書かれていませんが、実際のところ、日本が歩み寄ろうも何も「歴史ファンタジーを受け入れよ」、とか「日本が尖閣諸島を盗んだ」などと言われるのに、どうやって歩み寄ればいいんでしょう。
 「首脳会談の開催自体に前提条件として相手国からの譲歩を求める」
 なんて、どう考えたって変でしょう?

 この「どう考えたって変でしょう?」という事を、これまでは政府、外務省が内密に相手国と摺合せをして妥協点を探ってきたわけですね。いや、勿論今もやってるでしょう。
 けれど、レーダー照射の時と同じパターンで、「こんなことされてるんですよ」「こんなこと言われてるんです」→「正しいのはこれです(理は我にあり!)」
 余裕があれば極めの一言。
 「ところで皆さんはどう思いますか?」

 相手の耳に届くように、周囲に向かって話をするというやり方、これは効果的です。ロビー活動なんかでなく、噂となって一瞬に世界に広がるから、国交の有無より、正しい筋合いの方に賛同する国が多くなる。
 これ、古来、シナの一般的なケンカの仕方にあるんです。
 ある、というより、これがケンカの常道。ケンカというものは当事者だけでは成り立たない。当事者と観客(野次馬)があってこそ、です。

 当事者だけだったら、ケンカのあったこと自体、世間に知られないでしょう?
 相手が何か言って来たり、手を出そうとしたりすると、言い返したり応戦したりするのではなく、まずは周囲の人に大声で説明する。
 勿論相手のやり方が理不尽であり、こちらに正義がある、という事をできるだけ平易に説明するわけです。
 「相手も同じ対等の立場の人間」、と考える日本人は、相手の人格を認め、まず相手の言い分を聞こうとする。
 一対一で周りに誰もいなければ、心ゆくまで話し合えばいいんだけれど、現実の世界では一対一の果し合いのような状況になることは、まず、ない。
 そうなると、先にまくし立てて、周囲の人を味方にした方が良い。

 どんな字を書くのだったか忘れてしまったんですが、この「言い合い」、口喧嘩、(ちょっとした演説です)のことをシナでは「ワラワラ」と言うんだそうです。
 これで相手を言い負かす、周囲の人(見物人・野次馬)を味方につけた方が勝ちです。言い負かされて悔し紛れに殴り掛かって勝っても、周囲の目は冷たい。
 言い負かされた上に殴り掛かって負けたら、完璧に笑い者になるから、殴り合いにまで発展することはないんだとか。

 シナ伝統の喧嘩の仕方を、安倍総理、彼の国のお株を奪ってしまったわけです。
 どうも彼の国は喧嘩の仕方まで(民主主義的だから?)、粛清してしまったようです。

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