長島充-工房通信-THE STUDIO DIARY OF Mitsuru NAGASHIMA

画家・版画家、長島充のブログです。日々の創作活動や工房周辺でのできごとなどを中心に更新していきます。

178. 『ワイルドライフアート展2015 日本の生きもの~その多様性Ⅲ』

2015-02-20 20:56:53 | 個展・グループ展

今月15日。版画作品を出品している東京の新宿御苑インフォメーションセンター・アートギャラリーで開催中の『ワイルドライフアート展2015 日本の生きもの~その多様性Ⅲ』に会場当番として行ってきた。

この展覧会日本全国に会員を持つ「日本ワイルドライフアート協会」が主催している。毎年テーマを決めて開催しているが、このテーマでの展示も3年目となった。今回は東京近郊を始め、名古屋、関西、九州方面などから44名74点の野生動物、野鳥、昆虫などをモチーフとした平面、立体作品が展示された。この出品者数は過去最大値となった。日本列島は南北に長く環境も変化に富んでいるため作品に登場する「生きもの」も多種多様となった。

午前中、ギャラリーに着くと最終日ということもあって来場者が多い。僕は新作木口木版画を3点出品したのだが、版画作品が少数派であるということもあり、技法などについて質問をしてくる人が多くいた。そうした熱心な鑑賞者には個展の時、案内状を出す約束をかわすのが常である。しばらくすると出品者の一人のO女史が大きな双眼鏡を首からかけて登場した。朝から御苑の中をバード・ウオッチングを兼ねてひとまわりして来たらしい。開口一番「日本庭園の池にトモエガモの♂が入っていました…それから上空にはタカの仲間のオオタカとノスリも見られました」とのこと。今年は展覧会中日に協会主催の「探鳥会」も行われた。これもこうした生きもの大好きな仲間の会らしいことである。今回僕は仕事の都合で最終日しか参加できなかったのでとても残念である。

昼を挟んで午後からはさらに来場者が多く、出品者は作品の説明に忙しくなる。そうこうしているうちにあっという間に3時の終了時間。手際よく作品の搬出作業と会場の片づけを終了し、外のテラスでお茶会後お開きとなった。1週間の会期中の来場者は2500人強との担当者からの話だった。毎年盛況である。これも国設のパブリック・スペースという強みなのだろう。画像はトップが会場内の展示のようす。下が左からインフォメーションセンター外観、会場内のようす(別カット2枚)、御苑内に咲いていた紅梅。 

 

      

※展覧会は終了しています。

 



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1 コメント

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ありがとうございました。 (uccello)
2015-02-24 21:55:31
ブロガーのみなさん、いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。いいね!をいただいたみなさん、感謝します。
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