9月10日に株式会社宮城リスタ大川の社員研修会を開催しました。当普及センターでは,東日本大震災により被災した大川・北上地区の復旧農地を担う3法人の支援を目的としたプロジェクト活動「被災農地における土づくりの推進による生産性向上」を令和2年度から実施しています。本研修会はその活動の一環として開催したものです。まもなく始まる水稲の刈取りへ向けて,刈り取り適期の予測やその判定方法などについて研修を行いました。
水稲の刈取適期とその見分け方について座学で研修を行ったのち現地へ移動し,ほ場の様子と成熟段階を照らし合わせて,ほ場ごとの刈取適期を確認しました。ほ場全体をよく観察し,黄化程度や出穂後の積算平均気温などの基準から総合的に刈取適期の判断することを説明しました。刈取りが遅れてしまうと穂発芽粒や胴割粒が増加することから,刈取りが遅れないよう見極めて作業を行ってほしいと呼びかけました。社員の方々は,稲穂を手に登熟程度を確認していました。
当普及センターでは,引き続き,東日本大震災からの復興を担う法人の支援に取り組んでいきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999