宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和2年度第2回石巻地域普及活動検討会を開催しました

2021年02月09日 16時59分30秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 宮城県石巻農業改良普及センターでは,令和2年度のプロジェクト課題の活動方法や内容などを振り返るとともに,令和3年度普及指導計画では,さらなる普及活動の効率化と効果的な方法を探るため,外部検討委員8名に出席をいただき,「令和2年度第2回石巻地域普及活動検討会」を令和3年2月4日に開催しました。
 今年度に普及センターで行っているプロジェクト課題4課題すべてが次年度への継続課題のため,各課題についてプロジェクトリーダーが活動目標に対して現在の進捗状況を説明し,令和3年度の課題解決に向けた計画を示しました。
 委員の方々からは,新型コロナウイルス感染拡大により,これまで行ってきた活動が制限される状況であっても,創意工夫しながら普及活動に取り組んできたことに対して高い評価をいただきました。被災農地における土づくりや,法人の社内体制整備,いちご新品種である「にこにこベリー」生産者の収量確保に向けた生産指導,アスパラガスの生産拡大のためにZoomを活用した技術力向上セミナーの開催などに取り組んできたことなどについて御意見をいただきました。
 今回の検討会で各委員よりいただきました御意見等を参考に,次年度の普及活動方針や普及計画等を策定し,これからの石巻地域の農業振興を力強く推進していきます。
 なお,今回の普及活動検討会に関する内容は3月上旬に当所ホームページで公開予定です。

   <連絡先>
   宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
    TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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農業法人経営力向上セミナーの開催

2021年02月09日 10時06分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

   令和3年1月25日に登米合同庁舎で,農業法人経営力向上セミナーを開催しました。
 まず,人を定着させる労働環境の作り方について,社会保険労務士法人プロゲートの庄司社会保険労務士から講義をいただきました。経営者が取り組む労働基準法の考え方や労働保険,安全管理等について解説され,参加者にとっては,これまでの自社の振り返りや確認の機会となりました。
    次に,人材育成の基本や若者を指導するスキルについて,松倉社会保険労務士事務所の松倉代表から講義をいただきました。経営者側は,育った社会的背景が違う若い従業員とのコミュニケーションに苦手意識を持っている方も多く,若者への声がけについて高い関心を持っていました。講師から,従業員の育成にOJTやOFF-JTを計画的に組み入れることで,コミュニケーションの機会が増えるので,「勇気づけ」になる声がけをして成長を促すよう助言されました。
 多くの法人は,多様な年齢層の従業員を雇用しているため,能力向上やモチベーションアップなど様々な質問が交わされました。

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 


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長面地域での土づくりの効果を検討しました。

2021年02月09日 09時37分59秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 長面地域を耕作する法人の水稲収量向上・安定による経営安定化に向けて,令和3年1月13日に検討会を開催しました。農事組合法人みのり,農事組合法人ゆいっこ,株式会社宮城リスタ大川の3法人と関係機関が出席し,長面地域での水稲栽培や,農地・揚排水機場の復旧状況などについて情報交換を行いました。石巻市大川地区の長面地域の復旧農地は,津波によって作土が流失したため,新たに客土を行いました。そのため堆肥などの有機物施用による土づくりが必要ですが,周辺地域のどこから,どのくらいの量の堆肥を入手できるのかが明確ではありませんでした。今回,普及センターから,周辺地域の畜産農家への聞き取り調査などで判明した堆肥の活用状況と長面地域に供給可能な量を示しながら,散布計画に沿った堆肥施用による土づくりの重要性を説明しました。出席者からは,新たに堆肥施用に取り組みたい,堆肥施用による収量向上を実感している,今後も堆肥施用を継続したいといった意見があがりました。普及センターでは今後も,長面地域での水稲収量向上や,有機物の地域内循環の取り組みを支援していきます。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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