令和3年4月16日に,「だて正夢」の栽培講習会がJAいしのまき主催で開催されました。「だて正夢」は低アミロースの良食味品種であり,当普及センター管内においては令和3年は74haで作付け予定です。
普及センターから品種特性や,収量やアミロースとタンパク質の適正なバランスを確保するための栽培管理のポイントについて以下の説明を行いました。
①基肥はひとめぼれと同程度施用し,適切な穂数を確保すること。
②栽植密度は60~70株/坪とすること。
③適正な白米アミロース含有率とし,玄米タンパク質含有率を基準値以下にするため,5月中旬に田植えを行い,高温登熟と登熟遅延を回避すること。
④堆肥の施用などを行うとともに,追肥については減数分裂期に窒素成分で2kg/10a施用を基本とし,生育期間後半の葉色を維持して,登熟歩合を向上させ,玄米千粒重を確保すること。
参加した農業者は,だて正夢の栽培ポイントを改めて確認できる場となりました。
普及センターでは,現地栽培技術普及展示ほを設置し,だて正夢の収量確保と品質向上に向けて支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999