宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「だて正夢」の栽培講習会を開催しました。

2021年04月21日 16時03分15秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和3年4月16日に,「だて正夢」の栽培講習会がJAいしのまき主催で開催されました。「だて正夢」は低アミロースの良食味品種であり,当普及センター管内においては令和3年は74haで作付け予定です。
 普及センターから品種特性や,収量やアミロースとタンパク質の適正なバランスを確保するための栽培管理のポイントについて以下の説明を行いました。
①基肥はひとめぼれと同程度施用し,適切な穂数を確保すること。
②栽植密度は60~70株/坪とすること。
③適正な白米アミロース含有率とし,玄米タンパク質含有率を基準値以下にするため,5月中旬に田植えを行い,高温登熟と登熟遅延を回避すること。
④堆肥の施用などを行うとともに,追肥については減数分裂期に窒素成分で2kg/10a施用を基本とし,生育期間後半の葉色を維持して,登熟歩合を向上させ,玄米千粒重を確保すること。
 参加した農業者は,だて正夢の栽培ポイントを改めて確認できる場となりました。
 普及センターでは,現地栽培技術普及展示ほを設置し,だて正夢の収量確保と品質向上に向けて支援していきます。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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アスパラガス栽培管理勉強会(定植編)の開催

2021年04月21日 15時13分21秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年4月7日(木)に(株)パスカファーム立沼(東松島市)で生産者等45人が参加し、パイオニアエコサイエンス(株)の松永邦則氏を講師に迎え、アスパラガス栽培管理勉強会(定植編)を開催しました。
 今回は(株)パスカファーム立沼(佐藤正代表取締役)が事前に準備(施肥・黒マルチ掛け)した畑で、講師の松永氏から定植時のポイントについて説明を受けた後、参加者が専用定植器を使って植え穴を開け苗を定植する実習を行いました。
 松永氏は「降雨後のマルチ掛け、地温15℃前後の確保、苗への十分な給水、専用定植器での深植え、早植えによる大株の養成、活着促進のための点滴潅水、追肥などが翌年の収穫量のカギとなる」と話され、参加者と活発に意見交換されました。
  アスパラガスは定植後10年位収穫できますが、病害虫対策が課題となっています。そこで、明治大学とパイオニアエコサイエンス(株)が毎年株を更新し、病害虫管理のリスクを軽減する「採りっきり栽培」を開発しました。石巻管内では地域農業の活性化のため、高収益作物としてアスパラガスに注目し、「採りっきり栽培Ⓡ」などの導入・定着に取り組んでいます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999

 


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