令和4年6月28日,気仙沼市廿一地区で,酒米の栽培を行う清流「蔵の華」廿一会を対象に,栽培研修会を行いました。
同会は市内の酒造会社2社と酒造好適米「蔵の華」の契約栽培を行っています。棚田風景が広がる同地区で,先月には酒造会社や市,JA,一般市民と連携し田植え体験会を実施するなど,中山間地の地域振興に向け積極的に取り組んでいます。
当日は,高品質な酒米生産に向けて会員のほ場を相互に巡回し,生育状況の確認と今後の管理についての確認を行いました。
6月上旬は低温傾向で推移し,生育の遅れが懸念されましたが,会員の丁寧な栽培管理もあり,その後は気温の上昇とともに順調に生育しています。目標の茎数が確保できたほ場は,順次中干しを開始していくことや葉色に応じた追肥の実施について確認しました。
本年度から新規に参加された会員も,先輩生産者のほ場を確認しながら管理方法について理解を深めることができました。
次回は9月上旬に収穫適期の確認を行い,さらなる多収・高品質化を目指していきます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606