栗原管内には大豆の採種ほ場があり,宮城県の優良品種である「タンレイ」「タチナガハ」の種子生産が行われています。
普及センターでは,種子生産者へ栽培指導を行うとともに,県の「主要農作物種子条例」に基づき,開花期及び成熟期の「ほ場審査」及び収穫後の「生産物審査」を行い,病害粒や異品種,雑草種子等の混入がないか,また,発芽率に問題がないかを審査しています。
本年は,7月中旬の大雨被害を受け,管内採種ほ場の一部では湿害による生育不良が見られました。一方,その後の適切な栽培管理により生育は回復し,いずれの品種も,契約数量分を収穫することができ,また,適期の病害虫防除や種子の入念な乾燥調製により,生産物審査では契約分について全量が合格となりました。
普及センターでは,大豆種子の安定供給を行うために,引き続き種子生産者へ栽培管理や種子の乾燥調製などの指導を行っていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144