大河原管内は県内における「だて正夢」全作付面積の約24%を占めており、「だて正夢」の栽培が盛んな地域です。
大河原管内における「だて正夢」の高品質化及び収量の安定化に向け、7月17日に「だて正夢地域栽培塾」を蔵王町で開催しました。
地域栽培塾では、「だて正夢」展示ほ場の生育調査結果に基づいた生育状況について説明したほか、展示ほ場の幼穂長を確認し、追肥時期の判断や出穂期の予想を行いました。
特に、下記の①~③のポイントについて十分に注意するよう説明しました。
①今年度の気象経過から、水稲の生育がかなり早くなっており、出穂期が令和5年並に早くなると予想されること。
②管内における斑点米カメムシの発生が多いと予想されることから、出穂状況を確認して適切なタイミングで薬剤防除を行うこと。
③出穂期以降も高温傾向が続くと予報されていることから、水管理を適切に行い、土壌を湿潤状態に保つこと。
秋には、おいしい「だて正夢」を消費者の皆様に届けられるよう、今後も生産者とともに生育状況を確認しながら、栽培技術のサポートを図って参ります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138