管内では,ニホンジカによる農林業被害の低減に向けて様々な取組が行われています。そのような中,近年生息域が拡大しているイノシシが管内でも確認されるようになってきています。
今後,ニホンジカに加えてイノシシへの対応について考える契機とするため,2月16日に石巻合同庁舎において「石巻・登米地域鳥獣被害防止対策研修会」を開催し,猟友会や農業関係者等約30人が参加しました。
研修会では,東北野生動物保護管理センターの主任研究員関健太郎氏から「複数獣種に対する総合的な被害防止対策について」と題して講演がありました。イノシシ等の生態や,被害対策として捕獲時のICT機器の活用,ニホンジカ用に設置した侵入防止柵のイノシシ対策のための複合柵化等について,関氏の経験を交えて具体的にお話いただきました。
今後も,関係機関と連携して地域の鳥獣被害防止対策を継続的に支援してまいります。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999