大和町吉田沢渡地区で受託調査中の農地整備事業計画のため、土壌調査を実施しました。作物の生育に影響する土壌の特質を調査し、整備方針に反映させることを目的に実施されるもので、暗渠排水工の必要性の判断材料になるものです。
10月30日に、検土杖による調査を行い、土壌タイプ別に農地を区分しました。地区の農家の方の協力もあり、69地点の調査を行いました。
その結果をもとに11月20日に4カ所の試坑調査を実施しました。約1m四方の穴を掘り、詳細に土層の厚さ、土性や土色等の調査を行いました。調査地点によっては、地下水位が高く、水がたまり排水の悪さやが明確にわかるほ場もありました。
当地区では、水稲以外の土地利用型作物や収益性の高い作物の栽培を計画しており、農地整備事業で汎用性のある水田が整備されることが期待されています。普及センターでは、収益性の高い水田農業推進に向け、引き続き支援を行っていきます。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第1班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp