美里町の「北浦梨」は大正時代から続く特産品で、県内有数の日本なし産地となっています。
JA新みやぎ北浦梨部会(部会員35人)は、令和6年産の高品質な果実生産に向けて、5月20日に摘果講習会を開催し、部会員等12人が参加しました。
はじめに、美里農業改良普及センターから予備摘果の実施時期や残す果実の基準等の基本事項について説明し、次に実際に摘果しながら幼果の形や大きさ、着果位置などを踏まえた判断基準について参加者同士で意見交換を行いました。
その後、JA新みやぎ小牛田営農センターに移動して講習会資料の説明や生育調査園地における発芽・展葉・開花時期の調査結果や気象経過、関東以西で注意報が発令されている果樹カメムシ類の生態や防除のポイント等について研修を行いました。また、今年度から普及センターのプロジェクト課題として取り組んでいる「ICT活用による栽培の『見える化』」の一つとして、なし園地内の気温や湿度等をリアルタイムに測定・確認できるモニタリング機器の設置及びデータ確認方法について情報共有を行いました。
普及センターでは、引き続き高品質な果実の安定生産に向けた支援を行っていきます。
※画像提供:JA新みやぎ小牛田営農センター(部会事務局)
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225