近年,農業分野での普及が進むドローンですが,気仙沼普及センター管内においても徐々に利用が始まっています。
気仙沼市本吉町の認定農業者は,今年からドローンによる水稲の斑点米カメムシ防除に取り組みました。これまでは耕作する約10ヘクタールの水田を地上防除で行っていましたが,猛暑の中での作業に危険を感じ,市内の業者にドローンでの防除作業をお願いしたそうです。朝5時から始まった作業は,農業者がドローンの移動と薬剤の補充などを手伝いながら,午前中で終了しました。
ドローンは軽量小型で小回りが利き,機体の移動も容易なため,無人ヘリでの作業が困難な狭隘なほ場でも利用が可能です。全域が中山間地域の当管内での普及の可能性を感じました。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606