あさひな地区のえだまめ生産は、大郷町内の6農業法人で行われており、栽培面積は前年より3ha増加し9.3haで作付けされ、総出荷量で36tでした。
平均単収は410kg/10aで前年よりも40kg減少しました。これは、播種の早い早生系品種で、播種後に高温が続いたことで花芽分化が早まり、茎葉が繁茂する前に開花・着莢が始まったため、単収が300kg/10a以下となったことが要因です。中生種以降の品種では、前年並みからやや多い単収となりました。
品質は、A品率が68%と前年の80%を下回ってしまいました。これは、カメムシ類等の虫害莢や収穫遅れによる莢の黄変が要因と考えられます。
これらを踏まえ、年明けの1月に令和7年産作付検討会を開催し、作型や品種、病害虫防除対策等を検討します。
参加した農業法人からは、次作に向けて栽培面積の拡大と高品質生産への取り組みを一層強化したいとの意見が出されました。
普及センターでは、水田を活用した露地野菜等の導入による経営の安定化に向けた取組を支援してまいります。