
当管内の南三陸町ではきく類の栽培が盛んに行われ県内の主要産地となっています。8月上旬現在,お盆用のきく類が出荷の最盛期を迎え,仙台市場をはじめ,東京・大阪・北海道など各地の市場に出荷が行われています。
今年は梅雨の曇天が長く続き,7月の日照時間が平年の半分になるなど,天候不順による生育への大きな影響が心配されましたが,梅雨の晴れ間を狙っての病害虫防除の徹底や気象条件等に左右されずに需要期に開花を合わせるための露地電照技術の導入などの生産努力により,開花・品質とも概ね順調に生育が進み,7月下旬から出荷が開始されました。8月に入り市場出荷の最盛期を迎えており,8月10日以降は農産物直売所向けの花束加工・出荷が本格的に行われ,管内各所で販売されます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
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