平成22年6月15日に栗原合同庁舎で,宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会が開催されました。幹事会には,管内の県関係機関及び構成員の栗原市,栗原市農業委員会,JA栗っこNOSAI栗原,真坂及び迫川上流土地改良区等の代表が出席しました。
この幹事会では,4月以降低温少照などにより水稲をはじめとする,りんごやそらまめなどの農作物の生育に遅れが見られること,また,仙台管区気象台が発表した1カ月および3カ月長期予報でも,低温になる確率が高いことから,有事の際の体制や各関係機関の情報伝達経路などを確認しました。
幹事会では,普及センターから,4月以降から現在までの農作物の生育状況や,長期予報について説明を行い,また,未曾有の冷害となった,平成5年および昭和63年の各関係機関で組織した対策本部の状況や対応について紹介し,内容等を確認しました。
最後に,環境保全米に取り組む栗原管内で,冷害に遭遇した場合に,いもち病の多発も想定されるので,その際の対応についても今後十分検討することを申し合わせ会を閉じました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144