宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会の開催について

2010年07月08日 16時18分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成22年6月15日に栗原合同庁舎で,宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会が開催されました。幹事会には,管内の県関係機関及び構成員の栗原市,栗原市農業委員会,JA栗っこNOSAI栗原,真坂及び迫川上流土地改良区等の代表が出席しました。
この幹事会では,4月以降低温少照などにより水稲をはじめとする,りんごやそらまめなどの農作物の生育に遅れが見られること,また,仙台管区気象台が発表した1カ月および3カ月長期予報でも,低温になる確率が高いことから,有事の際の体制や各関係機関の情報伝達経路などを確認しました。
幹事会では,普及センターから,4月以降から現在までの農作物の生育状況や,長期予報について説明を行い,また,未曾有の冷害となった,平成5年および昭和63年の各関係機関で組織した対策本部の状況や対応について紹介し,内容等を確認しました。
最後に,環境保全米に取り組む栗原管内で,冷害に遭遇した場合に,いもち病の多発も想定されるので,その際の対応についても今後十分検討することを申し合わせ会を閉じました。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班  
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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良品出荷を目指して-そらまめ現地検討会・出荷査定会を開催

2010年07月08日 16時12分43秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 そらまめの出荷を間近に控えた6月8日,栗原市志波姫地区において現地検討会および出荷査定会が開催されました。
 出荷査定会に先立ち志波姫地区内のほ場で現地検討会が開催され,サカタのタネ仙台営業所の小原氏より,今作の生育状況や栽培管理上の注意点について説明をいただきました。単価の高い充実した莢を収穫するには,茎の整理や土寄せ等の基本管理を徹底することが重要だと指導がありました。
今作は全国的に,天候不順により生育が遅れる傾向にあります。栗原市内のそらまめも昨年より7日~10日遅れの生育となっており,6月中旬以降が出荷のピークと見込まれています。例年であれば栗原市内で収穫した現品を見ながらの出荷査定となるところですが,本年はまだ収穫に至っていないため,県南の名取市で収穫された莢を用いての出荷規格説明となりました。
東京シティ青果の山崎課長によると,全国的に天候不順や栽培面積の減少により数量が確保できていない状況であり,これから6月の父の日にかけて宮城産の入荷が強く期待されているとのこと。選別をしっかり行い,品質の良いそらまめを出荷してほしいとの要望がありました。
間もなく始まる収穫・出荷作業に当たっては,規格別の選別の徹底や異物混入の防止,確実な箱詰め(量目不足にならないように)などが念を押され,散会となりました。今回の現地検討会・出荷査定会の反省点等を踏まえて,次作ではより高品質のそらまめが出荷できるよう支援していきます。

出荷規格の説明

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班  
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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栗駒耕英のいちご農家「ファーム千葉」を村井知事が現場訪問

2010年07月08日 16時04分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 去る6月2日に実施された「みやぎの現場」訪問事業の一環として,栗駒耕英地区で夏いちごを栽培する「有限会社ファーム千葉」を村井知事が訪問しました。
 赤い果実が実り始めたいちごの株を前にして,取締役の千葉雄喜氏から,岩手・宮城内陸地震による被害状況やその後の復興の道のり,現在の栽培状況などが説明されました。地震によりいちごの栽培ベンチが全倒壊しましたが,栽培仲間や行政等の支援を受けながら復旧し,昨年は震災前を上回る出荷量が確保されています。本年は4月の低温によりやや生育が遅れ気味となったものの,5月下旬から収穫が始まり,順調な生育をみせています。
千葉雄喜氏からは,実証試験を行っているクラウン温度制御技術の導入など新しい取組も行いながら,より良い品質と収量の確保を目指していきたいとの抱負の言葉がありました。村井知事からも「耕英地区復興の象徴となるよう頑張ってください」との励ましの言葉が送られました。
 今後も普及センターでは県農業・園芸総合研究所など関係機関と連携しながら,新技術の導入等による経営向上に向けて支援していきます。

いちご「雷峰」の収穫が始まっています

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班  
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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みやぎオリジナル四季成り性いちご栽培講習会を耕英地区にて開催

2010年07月08日 15時57分51秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 栗駒耕英地区ではみやぎオリジナル四季成り性いちご品種「サマーキャンディ」「サマードロップ(品種登録申請中)」の栽培が行われており,震災復興を象徴する取り組みのひとつとして注目されています。去る5月11日にJA栗っこ耕英事業所を会場に,本品種を育成した県農業・園芸総合研究所の担当者を講師に迎えた栽培講習会を開催しました。講習会には生産者9名のほか,JAや県など関係機関から10名が参加し,より安定した収量の確保と品質向上を目指すための栽培管理について研修しました。
 講習会の中では両品種の特性について,サマーキャンディは果実が大きく食味も良いが,開花時期が集中しやすいため直売や加工向きであること,一方のサマードロップは果形が小さめだが,夏から秋にかけて安定して収穫でき,果実も固めであることから市場出荷向きであること,など品種選択に役立つ説明がありました。栽培管理に関しては,春定植では定植後約50日間は花房を摘み取り株の充実を図るようにすること,秋定植では大苗になり過ぎる場合があるので6月から収穫し,着果負担をかけながら株の生長を調整すると良いなどのアドバイスがありました。
 生産者からは定植後の管理や病害虫防除に関する質問が寄せられたほか,夏いちご生産を震災復興の目玉のひとつとしたいという意気込みも聞かれました。普及センターでは今後も県農業・園芸総合研究所と連携を取りながら,耕英地区でのいちごの安定生産に向けて支援していきます。


講師からの丁寧な説明

 <連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144


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仙台市内の女性農業者を応援しています

2010年07月08日 09時18分57秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 仙台市は普及センターとともに,女性農業者を対象に実践セミナーを開講しています。実践セミナーは,初心者・農産加工・販売の3コースあります。普及センターは,販売コースに講師として参加しています。各コースは6回開講されますが,最終回はコース合同で先進事例の視察研修を計画しています。
 受講者の多くは農産物直売を手がけていることから,販売促進のため写真を取り込んだチラシや食材のレシピの作成に取り組みます。また,パソコンを使った販売管理にも挑戦します。
 パソコンに初挑戦という受講者が,直売所に自分で作った写真入りのチラシやレシピを置く日も近いことでしょう。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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冬季間の野菜栽培を学ぶため研修会開催

2010年07月08日 09時12分24秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 JAあさひなは,直売所2箇所とスーパーマーケットなどのインショップでの直売活動に力を入れていますが,直売所における冬季間の野菜の品揃えが少ないことが課題となっています。そのためには指導者が野菜栽培の知識を広げることが必要と考え,普及センターとJAあさひなの営農指導員は(株)渡辺採種場瀬峰研究農場で研修会を開催しました。
 研修会は直売所出荷者に対し秋から春にかけてのおすすめ品種や,水稲育苗ハウスを活用した秋から春にかけての野菜栽培,端境期に出荷できる野菜栽培などについて学びました。
 今後,作付けする品目の増加や出荷時期の拡大めざし,直売所への出荷者を対象とした研修会を行う予定です。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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初出荷!柴田のトルコギキョウ

2010年07月07日 17時00分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
柴田町におけるトルコギキョウ栽培は昨年から始まり,9名の生産者が約30aの作付けを行っています。初めての作付けである今作では,基本技術習得のため全員が季咲き栽培に取り組み,栽培講習会や月1回の現地検討会を通して知識・技術を深めてきました。
そのトルコギキョウが,6月8日に初出荷を迎えました。6月下旬から出荷量が増えてきたことを受け,29日に出荷目揃え会が開催され,参加者8名で調整方法や荷姿,出荷規格などについて確認しました。現在は,日量100バケット程度が仙台市場を中心に出荷されており,市場からは「ボリューム感は十分。適正な切り前や調整を心がけ,より良い姿で出荷して欲しい」と期待の声をいただいています。
7月には抑制栽培の定植も始まり,多忙な日々が続きますが,生産者・関係機関が一体となって,品種構成を吟味し,栽培技術を高め,戦略的な産地展開を図って行きたいと考えています。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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JAあさひなトルコギキョウ栽培講習会の開催

2010年07月07日 13時20分14秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JAあさひな花き部会は,平成22年7月トルコギキョウ栽培講習会を開催しました。大衡村の生産者11名が参加した講習会は,普及センター職員を講師にウイルス病について勉強し,その後参加者の生産ほ場を全員で見て回りました。
 大衡村では毎年トルコギキョウのハモグリバエ類の被害が問題となっていますが,今年は比較的発生が少ないと話題になっていました。しかし,一部生産者のハウスには発生が多くみられたほか,他のコバエ類の発生も多く「どれがハモグリ?」という質問が出されるほどでした。普及センターでは,生産者と一緒に「これこれ!これがハモグリ!」と顔を寄せ合いながらハモグリバエ探しを行いました。
 JAあさひなの園芸振興を応援している普及センターは,部会員の技術向上を目指して巡回指導や研修会を開催していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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アザミウマ類の防除対策を~JAあさひなこぎく現地検討会の開催~

2010年07月07日 13時11分28秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JAあさひな花き部会は,去る6月こぎくの現地検討会を開催しました。大郷町や大和町,大衡村から多くのこぎく生産者が参加しました。検討会は,大郷町の生産ほ場を中心に行いました。
 お盆出荷用こぎくの生育は概ね順調でしたが,アザミウマ類の発生が多く見られました。普及センターからアザミウマ類がウイルス病を媒介し奇形や生育不良をもたらすことを説明し,防除の徹底を呼びかけました。
 病害虫の被害は価格に直接影響するため,参加者は熱心にメモをとりながら聞いていました。参加者同士も防除対策について,活発に情報交換を行なっていました。
 普及センターでは,これからもJA指導員と連携を取りながら高品質なこぎく栽培を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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雇用者にも栽培管理研修会を始めました

2010年07月06日 10時53分02秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 大規模トマト養液栽培を行う農業法人は,雇用を用いて栽培管理や収穫調製作業を行っています。雇用者が機械的に作業をするのではなく,トマトの生理障害や病害虫の早期発見ができるように学んでもらう動きがあります。
 普及センターはこれら法人に対し,生育調査や栽培技術の指導を定期的に行っていますが,この機会を利用し雇用者に向けた研修会を平成22年5月からはじめました。病気の症状や病気が発生しやすい環境や,害虫の種類と被害の様子などを定期的に学んでいきます。
 雇用者はこれまで何となくトマトを見ていましたが,研修会後はトマトを注意深く観察するようになりました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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