宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第13回栗原市畜産共進会が開催されました!

2018年07月24日 09時04分27秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 栗原市農業振興協議会主催による『第13回栗原市畜産共進会』が,7月7日(土)に栗原市築館の栗っこ農協畜産センターで開催されました。

本共進会は,栗原市の生産者の改良意欲や飼養管理技術向上を目的としており,乳用牛の部26頭,肉用牛の部31頭が出品されました。

 当日は,あいにくの雨の中の開催となりましたが,昨年9月に開催された「第11回全国和牛能力共進会宮城大会」へ栗原市から出品した勢いそのままに,熱気あふれる共進会となりました。結果は,乳用牛の部では(有)小山牧場が育成及び経産牛の部で名誉賞,ベストアダー賞と,全ての賞を獲得しました。肉用牛の部では,佐藤聖氏が名誉賞を,金成和牛改良組合が団体賞を獲得しました。

 なお,6月20~22日に開催された肉豚の部では,(株)サイボク東北牧場が最優秀賞を獲得しており,本共進会にて表彰されました。 

 今後,2020年には「第15回全日本ホルスタイン共進会九州・沖縄ブロック大会」,また2022年には「第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会」が開催されますが,全国大会への出品を目指して,栗原市の畜産は今後ますます盛り上がることが期待されます。

<雨の中審査結果を待つ乳用牛>

<凜々しい顔つきで並ぶ肉用牛>

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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新規就農者が米国の非営利団体から資金援助を受けました

2018年07月23日 15時23分32秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年7月18日,山元町役場会議室において「内藤ファーム支援活動キックオフイベント」が開催されました。 

 このイベントは,米国カリフォルニア州の非営利団体ワークザファームが東日本大震災の被災地を支援する活動を行っていますが,その活動の一環として,今回,山元町内で5年前から農業経営を始めた内藤靖人さんが支援対象に決まったことから開催されたものです。

 支援元の非営利団体ワークザファームは,同州で農園を経営されている日系3世のグレン タナカさんが中心になって主宰している団体で,これまで被災3県(宮城県、岩手県、福島県)のいちご農家への支援金や大学生への奨学金などを贈呈する活動を行ってきています。

 また,今回支援先になった内藤さんは,埼玉県の出身で地元で会社員をしていましたが,大震災のボランティア活動を山元町内で行ったのが縁で,平成25年に脱サラして山元町内に移住,その後,新規就農者として農業経営を開始しています。

 イベントではグレン タナカさんの挨拶,ワークザファームの支援活動の紹介などがあった後,支援金目録の贈呈が行われました。また,内藤さんからは,支援に対するお礼の言葉とともに就農した動機やこれからの経営目標などについて挨拶がありました。

 内藤さんは今回の支援金をもとにして,トラクターなどの農業機械や栽培施設を導入し,新規の雇用者を増やすことにより,地域農業を活性化したいと考えています。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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環境保全型農業に取り組む農業者等がGAP(農業生産工程管理)を学ぶ

2018年07月23日 15時17分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 県では「第2期みやぎ食と農の県民条例基本計画」に基づき,消費者が求める安全・安心な食料の安定供給に向けて,GAP(農業生産工程管理)の推進に取り組んでいます。また国では平成30年度から「国際水準GAPに取り組むこと」を環境保全型農業直接支払交付金の要件としました。このため,農業現場において食品・労働の安全,環境保全,人権保護,農場経営管理の課題を農業者が理解し,課題解決に向けた実践を支援するためのGAP研修会を7月11日に開催しました。
  普及センターからは,GAPの内容や具体的な取組方法,効果等を説明しました。研修会には200人近くの農業者が参加し熱心に聞き入っていました。
 普及センターでは,安全・安心な農産物の生産供給や経営改善のための支援を引き続き行っていきます。

 


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522


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ねぎ防除栽培講習会が開催されました

2018年07月23日 11時19分05秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成30年6月22日,JA南三陸歌津支店においてJA主催のねぎ防除栽培講習会が開催され,多数の栽培者が熱心に耳を傾けました。

管内では,ねぎの栽培面積の拡大に伴い,ベと病や軟腐病などの発生が目立ってきていることから,今回は病害虫防除をテーマに開催され,薬剤の特長,効果的な使用方法等について農薬メーカーから講習を受けました。生産者の質問にも丁寧な回答があり,今後の栽培管理に向けて充実した講習会となりました。

普及センターからは,今年度に取り組む復旧農地における緑肥試験や春ねぎの晩抽性比較試験を紹介し,その成果を随時,情報提供していくこととしました。

<連絡先>                                                           宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班                                    〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階                               TEL:0226-25-8068・8069   FAX:0226-22-1606 E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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農産加工ステップアップ講座(こんにゃく編)が開催されました

2018年07月23日 10時13分40秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

南三陸町の「ばっけの会恵工房」では,自ら育てたこんにゃく芋を使用してこんにゃく製造に取り組んでおり,平成30年7月3日,こんにゃくの製造技術の確認を目的に,農産加工ステップアップ事業を活用して「農産加工ステップアップ講座(こんにゃく編)」を開催しました。講師には,多方面で活躍されているフードコーディネーターの早坂具美子氏をお招きしました。

実習は,従来の方法でこんにゃくを製造し,講師から指導を受ける形で進められましたが,特に製造方法に指摘はなく,これまでの手づくりこんにゃくに自信を持つことができました。さらに,こんにゃくの加熱時間や昼食時間を利用して,講師から「ヒット商品を生み出す秘訣」と題してお話をいただきました。会員からは「活動のヒントや提案をたくさん頂いた」との感想が出され,活動の弾みに繋がる充実した機会となりました。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班
988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-80688069   FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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露地なす現地巡回指導会が開催されました

2018年07月23日 08時37分04秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成30年7月5日にJA古川主催の露地なす現地巡回指導会が開催され出席しました。大崎市内の生産者11名のほ場を巡回し,生産者の栽培管理の状況を共有するとともに,講師として株式会社渡辺採種場の他,普及センターの担当者が今後の管理について指導しました。
 ナスの定植は例年よりやや遅れ気味でしたが生育は順調で,今後の管理として,株式会社渡辺採種場の担当者から追肥や整枝・誘引の仕方について説明がありました。
 普及センターからは,巡回の際にアザミウマ類やハダニ類が散見されたため,これらの害虫を重点的に防除するよう呼びかけ,さらに登録のある薬剤について情報提供しました。
 生産者からは農薬の種類や追肥の時期について質問があり意気込みが伝わってきました。露地なすの本格的な出荷は7月中旬頃から始まる見込みです。普及センターでは今後も露地なすの安定生産のため継続して支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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生活研究グループで視察研修を開催しました

2018年07月20日 13時57分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

                 

 平成30年7月12日に石巻地域生活研究グループ連絡協議会が,くらしの講座として,県南地区の農村レストランおよび直売所の視察研修を開催しました。当日は9名の会員が参加し,柴田町 ぷち道の駅「とみかみ」,蔵王町 ヨーグルト工房「Atreyu」,村田町 道の駅「村田」を視察し,柴田町 農村レストラン「縄文の幸」でお昼を食べながら,上川名地区活性化推進組合女性部および平間組合長から講話をいただきました。
 ぷち道の駅「とみかみ」は槻木小富上分校跡地の一部を活用した直売所です。小さい売り場ながらも季節の野菜が多品目並べられ,生産者の方の意欲的な活動状況を見ることができました。
 農村レストラン「縄文の幸」は,上川名地区活性化推進組合の女性部が運営しており,もちお膳や郷土料理などを8人以上の完全予約制でランチや弁当,宴会などの注文に応じて提供しています。新鮮な夏野菜をふんだんに使った料理は彩り豊かで盛り付けも美しいものでした。
 また,上川名地区活性化推進組合では,この春からは,「縄文の幸」に隣接する上川名濁酒製造所でどぶろく「上川名」の製造と販売を始めており,6月には上川名ホタル鑑賞会を開催するなど,地域に人を呼び込むための取り組みを進めています。現在も農村部で営農活動や地域活動を行う参加者にとって,少子高齢化に伴う地区活動や活動への参加者の減少は共通の課題です。
地域活性化への意欲的な取り組み事例を聞くことで,今後の参考になる良い刺激を得られたようです。
 2つめの視察先のヨーグルト工房「Atreyu」では,店頭で,自社製のヨーグルトやソフトクリームをその場で食べられるカフェメニューとして提供しています。若い女性客の利用が見られ,直売所の利用層とはまた違った年齢層をターゲットとした直売形態を見学することができました。
 3つめの視察先である道の駅「村田」は,県内有数のそら豆の生産地である村田町の道の駅であり,そら豆とフルーツコーンと呼ばれるトウモロコシの「味来(みらい)」の販売が盛んです。店内では,利用客の多くが「味来」を手に取るなど,特産品の魅力や強みが分かる機会となりました。 
  普及センターでは,今後も生活改善研究グループの活動について,継続的に支援を行っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 

 


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柴田町に新たな農産物直売所がオープンしました

2018年07月20日 08時05分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成30年7月14日,柴田町に新たな農産物直売所がオープンしました。
 オープンしたのは下名生ファーム農産加工施設に併設されている農産物直売所「下名生ふぁーむ」です。事前に新聞に掲載されたこともあり,当日は10時開店の前に長蛇の列ができ,前倒しで開店しました。お振る舞いで準備した,自家製の甘酒ときなこ餅は1時間で無くなり,販売用に準備した,味噌,米麹,お総菜,野菜などは2時間で売り切れてしまいました。
 多くのお客様は,地元の人だったようですが,新聞を見て来たという仙台や七ヶ宿のお客様もいました。
 主力商品である味噌は,直売所に併設されている加工施設で製造していますが,当日は,こちらの加工施設を関係者にお披露目する会も催され,柴田町長,町議会議長,JAみやぎ仙南の組合長など多くの人が集まり,加工施設の所有者である,農事組合法人下名生ファームの水戸代表を始め役員の皆さんと大いに交流が行われました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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大崎管内各地区で家畜共進会が行われました

2018年07月20日 07時41分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成30年6月30日に加美町の旧大崎西部家畜市場を会場として,第45回加美郡総合畜産共進会が行われ,加美郡内から乳用牛雌牛20頭,肉用牛雌牛38頭が出品されました。出品牛は,月齢,出産の有無や血統登録資格の有無などにより,乳用牛全8区,肉用牛全4区に分かれて審査されました。その結果,乳用牛のグランドチャンピオンには,加美町の千葉義文さんが第5区(生後3才未満,経産)へ出品した「YNS ブロカウ エース」が選ばれました。また,肉用牛の最高位賞には,色麻町の高森孝司さんが第2区(生後17ヶ月以上20ヶ月未満,未経産)へ出品した「ひふみ」号が選ばれました。
 また,平成30年7月10日には,大崎市鳴子温泉の旧川渡家畜市場を会場として,第28回大崎西部地区家畜共進会が行われ,大崎市岩出山及び鳴子温泉地区から肉用牛雌牛42頭が全4区に出品されました。審査の結果,グランドチャンピオンには,大崎市岩出山の泉平和さんが第3区(県内産かつ父牛が宮城県有種雄牛,経産)へ出品した「よしの」号が選ばれました。
 今後,これら共進会での上位入賞牛は,本年9月に開催される平成30年度宮城県総合畜産共進会への出品を目指します。農業改良普及センターでは,関係機関とともに家畜共進会を通じて,家畜の遺伝的改良や飼養管理技術の向上に積極的に取り組む生産者を支援します。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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親子でいっしょに農業体験&食育体験が開催されました。

2018年07月19日 17時58分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年7月15日に大崎生涯学習センター(パレット大崎)が「親子でいっしょに農業体験&食育体験」を開催しました。このイベントは大崎地域の小学生親子を対象に,農業と食とのつながりを学ぶ全3回の体験型学習で,大崎4Hクラブ員が栽培指導を行っています。
 第2回目となる今回はなすの収穫と葉かき誘引作業やねぎの除草・土寄せ作業を体験してもらいました。クラブ員が古い葉を取除くことで病害の発生を防ぐことや,白根を確保するために葉の枚数を数えながら土寄せをすることなどを実演しながら教えると,参加した方々はその技術に感心していました。
 また,ほ場主のご好意で他の野菜の収穫も体験でき,子供達はたくさんの野菜を抱きかかえながら満足していたようです。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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