宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業法人職員の社会人基礎力向上セミナーを開催しました

2021年08月19日 17時26分16秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和3年7月14,26日,8月6日の3日間にわたり,登米合同庁舎で,社会人としての資質と組織力の向上を目的とした社会人基礎力向上セミナーを開催し,農業法人の職員14人が参加しました。セミナーでは,コミュニケーションやリーダーシップなどのヒューマンスキルの醸成,職場内でのキャリアビジョンの自己設計等について学びました。
 講師に,ホライズンコンサルティンググループ株式会社の庄司代表取締役を迎え,参加者は他社の社員と4人程度のグループを組み,講義やグループワーク,実演等に取り組みました。
 「組織とは何か」,その組織で自身の成長のために「身につけるべきスキルとは何か」など,苦手としている部分の克服に向けたポイントなどを学びました。特に,若い参加者の多くは会話を苦手としていることから,コミュニケーション力の向上に多くの時間を割き,自己改善に取り組みました。
 また,OJT計画の作成実習では,先輩が後輩に対し目標の設定や達成に向けた業務などのアドバイスをする場面も見られ,リーダーシップも醸成されているようでした。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAいしのまきせり部会現地検討会が開催されました

2021年08月19日 09時49分14秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月2日にJAいしのまきせり部会の現地検討会が開催されました。石巻市河北地区ではブランド力向上のため「河北せり」として令和2年12月に県内青果物初のGI登録を行っています。
 現在のほ場の状況は,5月下旬に親ぜりほ場の地上部を全面刈り込み,種ぜりとなるランナーの発生・伸長を促しています。
 現地検討会には部会員12名が参加し,各ほ場を巡回しながら栽培管理,病害虫管理について検討を行いました。親ぜりほ場の生育は順調であり,病害虫及び雑草防除や,生育ムラを解消する追肥が適切に行われていました。
 これからの防除対象となるモトグロヒラタマルハキバガ(シンクイムシ)やチョウ目害虫の食害や寄生が確認されたため,防除を実施するよう助言しました。
 普及センターでは今後もほ場の巡回等を行いながら,良品質・多収量のせり生産を目指して技術指導を行っていきます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

集落営農法人が事業承継をテーマに先進地研修を実施!

2021年08月18日 17時28分31秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 

東松島市の農事組合法人奥松島グリーンファームは平成27年に設立され,津波で被災した野蒜地区の農地約95haで水稲や大豆の栽培を行っています。課題は,役員の平均年齢が60代の今,将来を考え,計画的に後継者を確保・育成することです。そのため,7月15日に,被災農地で営農している岩沼市の農事組合法人玉浦中部ファームを視察しました。
 (農)玉浦中部ファームは75才定年制を導入し,会社の10年後の姿を具体的に想像できる中長期計画を中小企業診断士の指導により作成,これに基づき,新たに社員を雇用するため,就業規則や雇用契約書を整備すると共に,新入社員が仕事をしやすい環境づくりとして,スマート農業を導入した農作業体系を整備していました。
 参加した役員・社員はほ場管理ソフトやドローンの農薬散布,GPS付きトラクター等の活用及び出資金の継承など,先進的な取組に熱心に質問をしていました。普及センターでは,(農)奥松島グリーンファームの円滑な事業承継に向けた話し合いを引き続き支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAみやぎ登米寒じめ野菜部会の栽培講習会が開かれました

2021年08月18日 11時03分29秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月6日に,登米市豊里町でJAみやぎ登米寒じめ部会の生産者約15名が参加して栽培講習会が開かれました。

 初めに有限会社兵藤種苗商事の熊谷氏を講師に,ちぢみほうれん草の病害虫防除や施用する肥料の注意点について,続いて株式会社渡辺採種場の鈴鴨氏を講師に,ちぢみ雪菜のは種時期や使用する資材について学びました。全農みやぎからは寒じめ野菜の販売情勢について説明がありました。普及センターからは,は種時期のこまめな天気の確認や,排水対策の徹底について注意喚起を行いました。

   は種は9月中旬以降となりますが,普及センターでは今後とも良質な寒じめ野菜出荷に向けて支援を行ってまいります。

 

 

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飼料用トウモロコシの展示ほの生育状況について

2021年08月18日 11時00分27秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大河原管内では生産性の高い飼料用とうもろこし奨励品種の普及拡大を推進するために,展示ほを設置しています。展示ほでは,宮城県の奨励品種であるスノーデント125T(SH2821)及びゴールドデントKD777NEWを作付しています。7月28日に管内の展示ほにおいて飼料用作物展示ほの検討会が行われました。今年は例年に比べて梅雨が短く,高温が続いたため,生育が早まっている可能性があるものの,生育は順調であることを確認しました。
 写真は8月12日時点の2品種です。スノーデント125TはRM125の中生種,ゴールドデントKD777NewはRM127の中生種です。RMとは、Relative Maturity(相対熟度)の略で、とうもろこしの早晩性を表す数値として、アメリカを中心に使われています。播種は両品種とも5月14日で,現在は雄穂及び雌穂が出穂しています。
 普及センターでは飼料用作物の増産に向け今後も調査を行い,技術支援をしていきます。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左:スノーデント125T,右:ゴールドデントKD777NEW

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA古川大豆現地検討会が開催されました

2021年08月17日 15時55分14秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年8月11日にJA古川管内で大豆現地検討会が開催されました。検討会には生産者の他,JA古川,肥料会社及び普及センターの担当者が参加しました。
 普及センターから現在の大豆生育状況と今後の管理として,大豆の開花状況の確認や排水対策,干ばつ対策,開花後の病害虫防除を説明しました。肥料会社の担当者からは新しい肥料の説明がありました。出席者からは,前年,中生品種の「タンレイ」で紫斑病が多かったため効果的な防除方法や大豆生育中期の除草剤の使用方法について質問がだされ,大豆の生育を確認しながら意見交換を行いました。
 普及センターでは,引き続き大豆の高品質安定生産に向け,きめ細やかな支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA新みやぎ仙台小ねぎ部会現地検討会が開催されました

2021年08月17日 11時00分22秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 8月6日(金)に仙台小ねぎ部会の現地検討会が開催され,2カ所の生産者のハウスにおいて,試験品種や土壌改良資材の施用効果等の検討が行われました。普及センターでは,昨年度から仙台小ねぎ部会とプロジェクト課題に取り組んでおり,今回は改良型太陽熱土壌消毒と高温障害対策資材の実際の取組状況を部会員の方々に見学していただきました。実証結果については,今後の研修会の場で情報提供していく予定です。
 当日は,実際の小ねぎの生育状況を観察しながら,品種特性に適した栽培管理や,資材の収量品質向上効果等について,部会員間で活発な情報交換が行われました。普及センターでは,今回の現地検討会で頂いた意見を参考に,引き続き栽培技術等の支援を行っていきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中山間地の農地整備事業における担い手育成について協議しました

2021年08月17日 08時59分21秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和3年8月10日に大崎市岩出山下真山地区の農地整備事業推進委員会四役会に出席し,担い手育成に向けた今後の活動について協議しました。
 下真山地区では農地整備事業を契機に,高収益作物の導入や地域を将来にわたり担う担い手の組織化を目指しています。普及センタ-では今年度より「下真山地区における農地整備事業を契機とした地域農業の発展」と題したプロジェクト課題を実施しており,市や県農業農村整備部と連携し取り組んでいます。
 今回は下真山に3つある地区それぞれの意向確認を行い,その中で出てきた担い手の組織化への疑問点などについて情報提供しました。普及センターからは担い手候補全員へ改めて事業要件の周知や法人化の疑問点に応えるための研修会を行うことを提案し,市役所の協力のもと開催することが決定されました。
 普及センターでは今後も関係機関と連携し,農地整備事業を契機に地域での話し合いを進め,新たな活力ある地域農業の体制づくりに取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910
          


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA古川で秋冬春菊栽培講習会が開催されました。

2021年08月17日 08時40分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年7月30日にJA古川北部支店において秋冬春菊栽培講習会が開催されました。講習会にはおよそ20名の生産者が参加し,今年の秋から冬にかけて収穫を行う春菊の栽培管理方法や病害虫防除方法の確認を行いました。
 始めに株式会社渡辺採種場瀬峰農場の研究員から春菊の特性や栽培管理方法について説明がありました。続いて普及センターからは例年発生が多い病害虫の特徴や登録農薬について情報提供を行いました。また,抵抗性病害虫の発生を防ぐため,農薬を系統毎に分類したIRACコードやFRACコードを活用して異なる種類の農薬をローテーションで散布するように指導しました。生産者からは目に見えづらい小さな害虫について,どのように観察し発生していると判断したら良いかなど積極的に質問がありました。
 本講習会を通して,病害虫の適切な防除技術を身につけることにより,品質の良い春菊の生産が期待されます。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA新みやぎみどりの畜産共進会が開催されました。

2021年08月13日 11時08分29秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和3年7月20日にJA新みやぎみどりの畜産共進会が開催されました。

当日は、コロナ禍であったため開催規模が縮小され、参加者は、例年よりも少なくなりましたが、天候に恵まれ、牛・人とも暑さに負けず、審査が行われました。

出品された牛は、事前に調教や牛体洗浄を重ね、丁寧に仕上げられ、どの牛も磨きのかかった状態での出品でした。

 黒毛和種雌牛としての特徴、種牛性の優れた牛が多い中、審査が進められ、各区とも接戦の末、入賞牛が決まりました。

上位入賞牛については、9月8日に行われる宮城県総合畜産共進会において「みどりの代表牛」として出品されることになります。

        開会式の様子

    

        審査の様子

  

      褒賞授与式の様子

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする