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岡山の備中高梁駅まで行ってきました。
昨年の12月、「備中松山城」の猫城主に就任
したという、「さんじゅーろー」をニュースで
知り、どうしても会いたくなって。
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10時と14時にお城を巡回をしているとのこと、
かわいいですよねぇ~♪
予定より1時間早い、午前5時半に家を出発。
新幹線と伯備線を乗り継いで、備中高梁駅へ到着
したのは8時を過ぎたころ。
駅近くまでやって来ると、何と、濃い霧が周辺を
覆っているではありませんか!
これはもしかして…
あの天空の城 、「備中松山城」を見られるのかも!?
こんなチャンスは願ってもないこと。
急いで駅前のタクシーに乗り込み、雲海の見られる
展望台へと向かうことに。
途中、大量の霧が発生して辺りが見えないくらい。
展望台へ着くまでは、この霧が晴れませんように!
運転手さんの「たぶん大丈夫ですよ。」の言葉に、
ほっとひと安心。
けっこう長い道のりだったように思うけど、
展望台からの眺めはもう感動的なものでした!
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最初に見た景色は、雲海の下に城山が沈んでいて、
お城がどこにあるのかさえ分からない。
えー、せっかくここまで来たのに…
「暫くしたら左側にお城が見えて来る筈!」
運転手さんの説明どおり、お城が徐々に浮かび
上がってきて。
雲海は移動するんですよね。
山城が浮かんだり、沈んだりを繰り返していました。
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おー、素晴らしい!!
まさかこの時期、この時間帯に雲海を見られるとは
思ってもいませんでした。
こういう時に限って、望遠レンズを持参してないんですよね。
コンデジ撮影のため、画像は粗くなってしまって。
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地元の方に聞いた話ですが、この日発生した雲海は、
今年いちばん見事な雲海だったとか。
備中松山城をはじめて訪れ、いきなり雲海に浮かぶ
山城を見られて、テンション上がりまくりの私。
竹田城跡も何度か挑戦しているけれど、これほど
大量の雲海には出会ったことないですものね。
さて、本丸へ登城するとしましょう。
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「備中松山城 天守」
最も高い所に天守が現存する山城(標高430m)で、
二層二階だが三層に見えるようデザインされている。
日本三大山城のひとつ。
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大手門の右手にそびえる石垣群、現存する土塀などに、
山城の往時の姿が偲ばれます。
大河ドラマ「真田丸」のオープニングにも使用
されたそうですよ。
駅から「ふいご峠」までは乗り合いタクシーで、そこから
700mの距離を徒歩で約20分ほどで天守へ到着。
かなりキツイ坂道で、もう汗だくだくでした。
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峠には杖が置いてあったので、山道を歩くのに
ずいぶんと助かりました。
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そもそも、備中松山城へ行くきっかけは、
この猫ちゃんに会いたかったから!
「さんじゅーろー」は、3才のオス猫。
備中松山藩士出身の新選組隊士で、七番隊の隊長を
務めていた「谷三十郎」に由来している。
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昨年の7月豪雨の日、家から逃げ出してお城に姿を
見せるようになった猫が、その後入城することに。
12月には猫城主に任命され、落ち込んでいた城の
入場者数が猫の人気で持ち直したという。
迷い猫から招き猫に変身、お城の救世主として
ただ今活躍中なのである。
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でも、こんなポカポカ陽気の日は
ボク、眠たいにゃー。
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ちょっと失礼して。
いい気持ちだにゃー。
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おっと、これまた失礼!
もうしばらくお待ちくだされ。
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はい、ふたたび任務につきまする!
てな、感じかな。
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「さんじゅーろー」クン、これからもがんばって!!
下山して高梁駅前まで戻ってくると、さすがに
足ががくがくとなって、疲れました。
ちょっと休憩することにしましょう。
駅に直結して、市の図書館と蔦屋書店、スタバが
併設され、ゆっくりと出来る雰囲気がいいですね~。
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2階から4階までが図書館で年中無休。
電車に乗るまでの時間を本を読みながら
過ごせて便利。
しっかり利用させていただきました。
本日は早朝から慌ただしかったけれど、城下町高梁で
歴史とロマンを感じた一日でした。