ハッブル宇宙望遠鏡が、複数のダストの尾を伸ばすスプリンクラーのような小惑星の姿をとらえました。
どうやら速すぎる自転により、継続的に地表物質をまき散らしているようなんですねー
ダストをまき散らし、
放射状の尾を見せる
小惑星“P/2013 P5”。
9月10日(左)と23日(右)で
大きく回転している。
画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえた天体“P/2013 P5”の姿。
今年8月に新天体サーベイプロジェクト“パンスターズ計画”で発見され、淡い尾が観測されたことから、はじめは彗星と思われていたんですねー
でも、火星軌道と木星軌道の間の小惑星帯にあることや、氷ではなく主に岩石でできているようなので、その実態は小惑星に分類されるようです。
ハッブル宇宙望遠鏡を用いた9月10日の観測で、複数の尾が放射状に広がっていることが分かり、
さらに9月23日の画像では、全体がくるっと回転したような劇的な変化を見せています。
彗星から放出されるダストは、天体が太陽に近づくにつれ温度が上昇し、昇華した氷とともに噴き出るものです。
でも、この小惑星の場合はどうなっているか?
ひとつ考えられるのが、太陽の光の圧力により自転がスピードアップし、あまりに高速に達したので地表物質が継続的にまき散らされることに、
そして、その結果として複数の尾が現われているのかもしれません。
尾の構造の分析から、ダストの噴出は今年4月ごろから数回にわたって行われているようで、
一時の大噴出ではないことから、天体衝突によるものではないようです。
今後、ダスト噴出のようすや自転速度などを詳しく観測すれば、この不思議な現象の謎を解き明かせるのかもしれませんね。
どうやら速すぎる自転により、継続的に地表物質をまき散らしているようなんですねー
ダストをまき散らし、
放射状の尾を見せる
小惑星“P/2013 P5”。
9月10日(左)と23日(右)で
大きく回転している。
画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえた天体“P/2013 P5”の姿。
今年8月に新天体サーベイプロジェクト“パンスターズ計画”で発見され、淡い尾が観測されたことから、はじめは彗星と思われていたんですねー
でも、火星軌道と木星軌道の間の小惑星帯にあることや、氷ではなく主に岩石でできているようなので、その実態は小惑星に分類されるようです。
ハッブル宇宙望遠鏡を用いた9月10日の観測で、複数の尾が放射状に広がっていることが分かり、
さらに9月23日の画像では、全体がくるっと回転したような劇的な変化を見せています。
彗星から放出されるダストは、天体が太陽に近づくにつれ温度が上昇し、昇華した氷とともに噴き出るものです。
でも、この小惑星の場合はどうなっているか?
ひとつ考えられるのが、太陽の光の圧力により自転がスピードアップし、あまりに高速に達したので地表物質が継続的にまき散らされることに、
そして、その結果として複数の尾が現われているのかもしれません。
尾の構造の分析から、ダストの噴出は今年4月ごろから数回にわたって行われているようで、
一時の大噴出ではないことから、天体衝突によるものではないようです。
今後、ダスト噴出のようすや自転速度などを詳しく観測すれば、この不思議な現象の謎を解き明かせるのかもしれませんね。