ロシアが計画している、火星の衛星“フォボス”からのサンプルリターン計画。
この衛星“フォボス”から持って帰るサンプルに、火星由来のサンプルも含まれていることが分かったんですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f1/a5f754ddaf49830bcc59f47f44263ebf.jpg)
“マーズ・リコナサンス・オービター”が
撮影した火星の衛星“フォボス”
火星とその衛星“フォボス”の観測が目的で、
2011年11月にロシアが打ち上げたのが、探査機が“フォボス・グルント”です。
中国やアメリカのモジュールも搭載し、2012年には火星周回軌道で観測を行ったあと、
“フォボス”表土を採取して地球に持って帰る計画でした。
でも、打ち上げ後間もなくソフトウェアが原因と見られる問題で、地球の軌道から脱出できなくなり、
2012年1月に地球の大気圏に再突入したんですねー
そして、再び火星の衛星“フォボス”から表土を持って帰る探査計画が、
2020年に打ち上げを目標としている“フォボス・グルント”後継計画です。
“フォボス”の表土には、火星由来の物質が含まれていると考えられていて、
この表土を採取すれば火星からのサンプルリターンも同時に達成できると考えられています。
でも、火星由来物質がどの程度含まれているか?
また“フォボス”のどの地点に存在するか? など…
ロシア側は、詳細な見通しを持ってなかったんですねー
この点についてブラウン大学の研究チームが検討したところ、
“フォボス”の表面には、火星への天体衝突で吹き飛ばされたチリ、土壌、岩石が存在していることが確認できました。
研究チームの見通しでは、“フォボス”表土の40センチから1メートル程度の深さに、
火星由来のチリなどが堆積していて、
これらは“フォボス”表面に均等に広がり、採取した場合100万分の250程度の割合で火星由来の物質が含まれてそうです。
“フォボス”が火星の衛星となった経緯については、まだ明らかにされていません。
小惑星が火星の重力にとらえられたとも考えられていて、
密度がかなり低いため、“フォボス”内部に氷が大量に含まれているとか、
がれきが集まって隙間の多い構造になっているとか… 複数の予測があるんですねー
もし、サンプルリターンが成功すれば…
“フォボス”がどうやって火星の衛星になったのか、分かるかもしれませんね。
この衛星“フォボス”から持って帰るサンプルに、火星由来のサンプルも含まれていることが分かったんですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f1/a5f754ddaf49830bcc59f47f44263ebf.jpg)
“マーズ・リコナサンス・オービター”が
撮影した火星の衛星“フォボス”
火星とその衛星“フォボス”の観測が目的で、
2011年11月にロシアが打ち上げたのが、探査機が“フォボス・グルント”です。
中国やアメリカのモジュールも搭載し、2012年には火星周回軌道で観測を行ったあと、
“フォボス”表土を採取して地球に持って帰る計画でした。
でも、打ち上げ後間もなくソフトウェアが原因と見られる問題で、地球の軌道から脱出できなくなり、
2012年1月に地球の大気圏に再突入したんですねー
そして、再び火星の衛星“フォボス”から表土を持って帰る探査計画が、
2020年に打ち上げを目標としている“フォボス・グルント”後継計画です。
“フォボス”の表土には、火星由来の物質が含まれていると考えられていて、
この表土を採取すれば火星からのサンプルリターンも同時に達成できると考えられています。
でも、火星由来物質がどの程度含まれているか?
また“フォボス”のどの地点に存在するか? など…
ロシア側は、詳細な見通しを持ってなかったんですねー
この点についてブラウン大学の研究チームが検討したところ、
“フォボス”の表面には、火星への天体衝突で吹き飛ばされたチリ、土壌、岩石が存在していることが確認できました。
研究チームの見通しでは、“フォボス”表土の40センチから1メートル程度の深さに、
火星由来のチリなどが堆積していて、
これらは“フォボス”表面に均等に広がり、採取した場合100万分の250程度の割合で火星由来の物質が含まれてそうです。
“フォボス”が火星の衛星となった経緯については、まだ明らかにされていません。
小惑星が火星の重力にとらえられたとも考えられていて、
密度がかなり低いため、“フォボス”内部に氷が大量に含まれているとか、
がれきが集まって隙間の多い構造になっているとか… 複数の予測があるんですねー
もし、サンプルリターンが成功すれば…
“フォボス”がどうやって火星の衛星になったのか、分かるかもしれませんね。