豊富なガスを材料に星が次々と生み出された宇宙初期。
この時期から、現在の銀河ように目立った星形成活動がほとんど見られなくなるまで、いつどのような変化があったのか?
これについて、銀河団に属する銀河の星形成が、90億年前に急激に停滞した。 という観測結果が発表されました。
観測したのは、宇宙誕生から43~60億年経ったころの銀河団16個です。
NASAの赤外線天文衛星“スピッツァー”を用いたのですが、
これは、遠方の銀河団のものとしては、かなり大規模な観測になるんですねー
138億年の宇宙史の中で、比較的近代の銀河団を観測した従来の研究から、
銀河団に属する銀河は、宇宙初期に一斉に星を生み出したと考えられていました。
でも、今回の観測では、こうした銀河での星形成は瞬発的というよりも長期的なもので、これまで考えられていたより30億年後… 今から90億年前に急に停滞したことが分かりました。
“スピッツァー”と異なる波長の赤外線を観測する、ヨーロッパ宇宙機関の衛星“ハーシェル”を使った研究でも同様の結果が出ています。
この研究で宇宙誕生から40~100億年までの300個の銀河団を調べたところ、
銀河団に属する銀河は、90億年前を境に急に星形成をやめてしまっていました。
なぜ、星形成に急ブレーキがかかってしまったのか?
この疑問に対しては、以下のようなシナリオが考えられるんですねー
若く成長途上の銀河が群れをなす銀河団では、衝突合体も頻繁におこります。
2つの銀河の衝突が刺激となって、銀河中の低温ガスから星が爆発的に生み出されれば、星の材料が急激に消費されます。
また、銀河の中心にある大質量ブラックホールが、ガスをどんどん飲み込み、同時に噴出するジェットが周囲のガスを暖め、星形成を妨げるもとになります。
っということで、活発な星形成の時代から停滞の時代への移行は、驚くほど速やかだったようです。
この時期から、現在の銀河ように目立った星形成活動がほとんど見られなくなるまで、いつどのような変化があったのか?
これについて、銀河団に属する銀河の星形成が、90億年前に急激に停滞した。 という観測結果が発表されました。
観測したのは、宇宙誕生から43~60億年経ったころの銀河団16個です。
NASAの赤外線天文衛星“スピッツァー”を用いたのですが、
これは、遠方の銀河団のものとしては、かなり大規模な観測になるんですねー
138億年の宇宙史の中で、比較的近代の銀河団を観測した従来の研究から、
銀河団に属する銀河は、宇宙初期に一斉に星を生み出したと考えられていました。
でも、今回の観測では、こうした銀河での星形成は瞬発的というよりも長期的なもので、これまで考えられていたより30億年後… 今から90億年前に急に停滞したことが分かりました。
“スピッツァー”と異なる波長の赤外線を観測する、ヨーロッパ宇宙機関の衛星“ハーシェル”を使った研究でも同様の結果が出ています。
この研究で宇宙誕生から40~100億年までの300個の銀河団を調べたところ、
銀河団に属する銀河は、90億年前を境に急に星形成をやめてしまっていました。
なぜ、星形成に急ブレーキがかかってしまったのか?
この疑問に対しては、以下のようなシナリオが考えられるんですねー
若く成長途上の銀河が群れをなす銀河団では、衝突合体も頻繁におこります。
2つの銀河の衝突が刺激となって、銀河中の低温ガスから星が爆発的に生み出されれば、星の材料が急激に消費されます。
また、銀河の中心にある大質量ブラックホールが、ガスをどんどん飲み込み、同時に噴出するジェットが周囲のガスを暖め、星形成を妨げるもとになります。
っということで、活発な星形成の時代から停滞の時代への移行は、驚くほど速やかだったようです。