生命居住可能領域内の惑星、銀河系に数十億個も存在？

天の川銀河には、
主星のハビタブルゾーン（生命居住可能領域）内を公転している惑星が、
数十億個も存在する可能性があるという研究論文が発表されました。

天の川銀河には、 ハビタブルゾーン内を公転している惑星が数十億個存在する。

太陽系外に存在する系外惑星の探査を目的として、
2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”により、
これまでに数千個の惑星が発見されてきました。

その多くは、1つの恒星の周りを複数の惑星が公転する、
太陽系に似た惑星系内に存在しているようです。

この“ケプラー”の観測データを用いて行われた今回の研究では、
ハビタブルゾーン内に惑星が存在している可能性のある恒星が、
天の川銀河内にどれほどあるのかを算出しているんですねー

ハビタブルゾーンとは、
原始的または複雑な生命体の必要条件とされる水が、
液体の状態で存在できる領域になります。

この研究では、
250年前に発見された“ボーデの法則”を一般化した最新版を使用。

これによると、惑星が主星の周りを1周するのにかかる時間が分かれば、
他の惑星の公転周期を計算できるんだとか。

それによって惑星の位置を判定したり、
比率の系列から「欠けている」惑星を見つけたりすることができるんですねー

元々の“ボーデの法則”では、
発見前の天王星の位置を正しく予測していたそうです。

そして、この手法を用いて、
“ケプラー”の観測により3～6個の惑星が見つかっている151の惑星系で、
存在している可能性のある惑星の位置を計算。

結果、151の惑星系のハビタブルゾーン内に、
それぞれ1～3個、合計で228個の惑星が存在するとの推測値を得たんですねー

現在得られている統計データと示唆材料によると、
ハビタブルゾーン内にある惑星の多くは個体だと考えられています。

なので、液体の水と生命が存在している可能性がある場所になります。

計算結果を基に、さらに広範囲の推定を行うと、
生命居住可能領域内に複数の惑星を持つ恒星が、
天の川銀河だけでも、数十億個存在する可能性があるようですよ。


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