国立天文台VERAの観測から、
銀河の中での太陽系の回転速度が、精密に測定されました。
VERAは遠距離間の望遠鏡ネットワークで、
天体の距離と運動を高精度に測定するプロジェクトです。
今回の研究では、このVERAを用いて、
水分子で増幅されたマイクロ波放射“水メーザー”を観測しているんですねー
そして、天の川銀河の中を太陽系が回転する速度が、
より精密に観測されることになります。
研究では、
重い星が生まれる領域“IRAS 20143+3634”(はくちょう座)での“水メーザー”放射を、
2008年12月から2010年12月にかけて複数回観測。
この領域までの距離“8870光年”や固有運動を算出しています。
また、この領域が銀河の中を回転する速度(km/秒)は、
(27.3±1.6)×銀河中心からの距離(キロパーセク)と算出されました。
この数値は、国際天文学連合での従来値よりも約1割大きいんだとか…
さらに、この領域と同じ円周上を周回している太陽系も、
同じ速度で回転していると見なすことが出来るんですねー
太陽系の回転半径を8.5キロパーセクとすると、
その回転速度は秒速232キロになるようですよ。
銀河の中での太陽系の回転速度が、精密に測定されました。
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銀河系円盤面上での太陽系と大質量星形成領域の位置。 |
VERAは遠距離間の望遠鏡ネットワークで、
天体の距離と運動を高精度に測定するプロジェクトです。
今回の研究では、このVERAを用いて、
水分子で増幅されたマイクロ波放射“水メーザー”を観測しているんですねー
そして、天の川銀河の中を太陽系が回転する速度が、
より精密に観測されることになります。
研究では、
重い星が生まれる領域“IRAS 20143+3634”(はくちょう座)での“水メーザー”放射を、
2008年12月から2010年12月にかけて複数回観測。
この領域までの距離“8870光年”や固有運動を算出しています。
また、この領域が銀河の中を回転する速度(km/秒)は、
(27.3±1.6)×銀河中心からの距離(キロパーセク)と算出されました。
この数値は、国際天文学連合での従来値よりも約1割大きいんだとか…
さらに、この領域と同じ円周上を周回している太陽系も、
同じ速度で回転していると見なすことが出来るんですねー
太陽系の回転半径を8.5キロパーセクとすると、
その回転速度は秒速232キロになるようですよ。
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大質量星形成領域“IRAS 20143+3634”周辺の星図。 |