akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

たらふく(という店)でたらふく

2006-01-13 | Weblog
「ふく」をいただきました。

福岡ではふぐのことをふくというそうで。「ふぐ」という音より「ふく」という音のほうが響きが素敵です。わたしは、まんぷく。

それにしても、なんであんなにおいしく、みんなに有り難がられるんでしょうね。
私は食べ物の好き嫌いが激しく、肉はほとんどダメ、魚も生臭いのは受け付けません。
しかしふくというやつは、全然魚の生臭さがない。透き通るような身の美しさとあの食感、くせのない味は愛される秘訣です。
思うに、やつは、人を死に追いやるくらいの猛毒を体の一部に凝縮させている、がゆえに、体の他の部分に、ほとんど毒素、臭みを伴うような成分を含んでいないのではないかー
だいたいどんな魚も食物も、栄養となる有効な成分と同時に多少の毒素が含まれているはずで、それが、臭み、臭いのもとでしょうから。
猛毒も自分の身を守るためにつくり出されたものですから、自然界の生み出すものは一つ一つが不思議です。その「ふく」を最初に食べた人間もすごいなあと思いますが…

わたしもちょっといつもよりふくふく顔になっているはず。おたふく顔ではまずいですけど。

飽食の時代で、当たり前のように食物があふれていますが、「食べる」ということは、自分の生命活動のために他の生物の命をいただく、ということですから、考えてみれば本当に有り難いことだと思います。
今日はたくさんのふくが、私の身になるか、エネルギーになるために身を捧げてくれたことになります(捧げたわけではないと言われそうですが)。
多分、今年一年分のふくは、今日全部食べてしまいました。
私の体の中でたくさんの「福」をつくるエネルギーに…なってくれるでしょう。

コメント
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