逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



5年前、杭州ホリデイインに長期滞在していた時、ジャイアントの27速MTBを一日1200円
でレンタルし、休日には、市内を走り回っていた。ホテルの従業員からは、ご太いワイヤー
錠を渡され、必ず木とか柵に通して鍵を掛けるよう言い渡されていた。

とある、電気店で、ムニャムニャCDソフトを買うため自転車を止めた。駐車場には警備員も
いるし、たった30分だと、自転車に鍵は掛けたものの、固定物に結ぶことはしなかったら、、
、、、、、、 みごとに、、、、、、盗まれた。  

ホテルや会社の中国人からは常識ナシとか馬鹿にされたのは言うまでも無い。

そんなだったから、この国では(と言うか、日本でもだが)盗んだ、もしくは持ち主が判らなく
なった自転車をただ乗りし、乗り捨てるのが文化かと思っていた。

久しぶりに杭州に来たら、自転車専用道路を広告つきの赤い自転車が沢山走っていた。


良く見ていると、町のバス停などに、10台くらい同じ自転車が並んで置いてある。近づくと、
バスから降りた女性が、ICカードを自転車の傍らのポストにかざし、自転車を取り外し、さっ
そうと走り去っていく。


しかもさらに観察していたら、赤い制服を着た職員が巡回してきて、壊れたブレーキを修理し
たり、空気圧の足りないタイヤに空気を入れたりしている。


中国人従業員に聞くと、なんでもこれが使用料はタダなのだそうだ。

ICカードはSuicaと同じで公共交通の運賃やコンビニの支払いに使われるのだが、残額が
3000円以上あれば、自転車使用開始時に3000円が保証料として差し引き/貸し出され、
市内のどこでも、乗り捨てて返却する時に、自転車をロックし、カードをかざせば、3000円
が返ってくるのだという。

つまり、乗り捨て自由、タダ乗り自由のレンタル自転車、しかもちゃんとメンテされている。

見回したところ、この自転車数千台はありそう。スゲー、 日本負けてるジャン。

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