--このエントリーはようやく落ち着いた1ヶ月後に、当時の日付で書いている--
十数年前に高さ4mほどの所で頭を剪定した隣家との境の杉がまた伸びで、ご迷惑を掛けていた。業者に8月のお盆周辺で伐採する見積もり依頼をしたのだが、色よい返事がなかった。
それならば、以前もやったのだし、自分でやろうと、5mほどのところにロープをつけ、それをウインチで倒す方向に牽き、4mほどの所で、チェーンソーで切ろうという算段をした。
今回は前回と違って、ヘルメットだけではなく、安全帯を締めての作業だ。
慎重に、慎重にと思っていたのだが、3本目の杉で馬脚を現してしまった。切り落としの最後の所で、安全帯を幹に掛けず作業をして、痛恨の3m転落。 右足大腿骨を支える骨盤の臼蓋を骨折、脱臼、その上、右手首も骨折してしまった。
救急車にて松本市内の総合病院に搬入。CTにて骨折の3Dイメージを撮影し、同時に脳や他の重要な箇所に、ダメージが無いこと確認した後、とりあえず脱臼を元に戻し、この日は暮れて行ったのだ。
【教訓】
① せっかくの安全帯もきちんと確保点に繋げなければ、お飾り。
② 40歳代でできたことが、60歳代にできると思うのが間違い。
③ リスクに対する感受性をもっと持たねば。
一ヶ月たった今も病院の中という、重大骨折ではあったものの、不幸中の幸い、
頭部や頚椎、神経系に関る障害は出ておらず、リハビリに励めば、運動範囲も
100%とは行かないが、90%位は復旧できそうだとのこと。