逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



--このエントリーはようやく落ち着いた1ヶ月後に、当時の日付で書いている--

手術前日のインフォームドコンセプトの時は、もう痛くて、とにかく早く手術してくれ!
で、医師から説明を受けたのも上の空だったのだが、事後手に入った画像を見ると
いかに、この事故の3m落下した時の衝撃が大きかったかが分る。  

以下「衝撃の画像」

救急車で搬入直後のCT断面画像  画面左(右足)の大腿骨が脱臼で数cm離れている

それが、1時間後には、脱臼をもとに戻す操作で、位置的には元に戻っている。

 


レントゲン写真じゃ、骨折の具合は良く分らない、、、もう直ってるんじゃない?  医者じゃないからね、
でも次ぎの「衝撃の写真」というか、CTが骨だけを抜き出して、3D画像にした写真?イメージを見ると
何がどうなっているか一目瞭然!!  某T芝のマルチスライスCTはすごい!! なんて驚いている
場合じゃなかったか。

骨盤を真後ろから見た図。 大腿骨のボールを包んでいる骨盤が砕けているのが分る。


右横から見た図。大腿骨は元の位置に収まっているが、骨盤の破片は3cm位浮き上がって
いる。

あ、でも自分の骨の3Dイメージって不思議な感じだ。
普段は見たこと無いし、ヌード写真よりも、もっと薄着の写真だし、わいせつ物陳列法に
引っかからないか?

なんて感想は1ヶ月後だからできること、手術前は痛さと後悔の念で直視できなかった。


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     追記 CT画像をアニメ化した画像を一年後に作った
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--このエントリーはようやく落ち着いた1ヶ月後に、当時の日付で書いている--

事故翌朝の午前中、某T社の最新マルチスライスCTで撮られた骨盤と大腿骨の3Dイメージを見ながら、担当医師から病状の概要と、IC(インフォームドコンセプト)が行われた。私の骨折は比較的めずらしい症例で、年間1000件程度の整形外科手術をする相澤病院でも年1例位とのこと。

医師からは
 ①松本のこの病院で手術~リハビリを行う方法と、
 ②応急措置はしてあるので、神奈川に移送、自宅近くで手術を含め行う方法
があることを説明される。

夏場は山で遭難した怪我人が毎日ヘリで運ばれてきて、看病の都合から、その多くは自宅近くの病院にて手術するのだそうだ。

入院先の松本の相澤病院は、40年前、私が高校に行っていた頃は、それほど大きな病院ではなかったと思うのだが、現在では信州大学医学部付属病院を除けば、松本平で一番大きな病院になっており、最新式のCT(T,G,S,P各社の)やMRIが並んでいるばかりでなく、病室も綺麗で、看護師もきびきびと働いている。

昨年、映画「神様のカルテ」を見ていて、舞台となった、この病院に興味を引かれた(老後、塩尻に生活拠点を移した時の病院は重要)ことや、担当の青年医師のが良さそうに見えたこと、塩尻の家から看病に通うのもそれほど無理がないことから、ここで手術してもらうことに決めた。

最初は、手と足の手術を同日に行うことも検討されたようだが、複雑な手術であることから、
足の手術を先行して、明日に、そして、一日置いて、3日後に手の手術をする、、、、

と急展開で、事態は進んでいくのであった。



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