--このエントリーはようやく落ち着いた1ヶ月後に、当時の日付で書いている--
事故翌朝の午前中、某T社の最新マルチスライスCTで撮られた骨盤と大腿骨の3Dイメージを見ながら、担当医師から病状の概要と、IC(インフォームドコンセプト)が行われた。私の骨折は比較的めずらしい症例で、年間1000件程度の整形外科手術をする相澤病院でも年1例位とのこと。
医師からは
①松本のこの病院で手術~リハビリを行う方法と、
②応急措置はしてあるので、神奈川に移送、自宅近くで手術を含め行う方法
があることを説明される。
夏場は山で遭難した怪我人が毎日ヘリで運ばれてきて、看病の都合から、その多くは自宅近くの病院にて手術するのだそうだ。
入院先の松本の相澤病院は、40年前、私が高校に行っていた頃は、それほど大きな病院ではなかったと思うのだが、現在では信州大学医学部付属病院を除けば、松本平で一番大きな病院になっており、最新式のCT(T,G,S,P各社の)やMRIが並んでいるばかりでなく、病室も綺麗で、看護師もきびきびと働いている。
昨年、映画「神様のカルテ」を見ていて、舞台となった、この病院に興味を引かれた(老後、塩尻に生活拠点を移した時の病院は重要)ことや、担当の青年医師のが良さそうに見えたこと、塩尻の家から看病に通うのもそれほど無理がないことから、ここで手術してもらうことに決めた。
最初は、手と足の手術を同日に行うことも検討されたようだが、複雑な手術であることから、
足の手術を先行して、明日に、そして、一日置いて、3日後に手の手術をする、、、、
と急展開で、事態は進んでいくのであった。