逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



--このエントリーはようやく落ち着いた1ヶ月後に、当時の日付で書いている--

さて、足の手術はおわったものの、まだ右手首、関節の手術の手術が残っている。

下のCTの3D画像で解る様に、この骨折も良く見られる骨の真ん中、細い部分での
骨折と異なり、関節に近い太い部分の骨が剪断し、しかも2つに割れ、骨片は横に
ずれている。(医学用語的には橈骨遠位端の複雑な骨折と言うらしい)

そこで、今回の手術は若い主治医ではなく、彼の上司の手の手術のスペシャリストが行う
のだそうだ。手術前、尿管を取り外されていたので、小水が出ず、まあ予定1時間半の手術
だから我慢できるだろうとトイレをスキップしたのが間違いであった。

今回は右腕のみの部分麻酔で行われ。手と顔の間はカーテンで仕切られており直接視認は
出来ないが、手術室壁のモニター画面と、耳によって手術の進行具合が逐一わかるのである。

手術前、今日の手術は手の手術の専門家がやるので、心配ないとは言われたものの、足の
時と異なり、進行具合が判るだけに、尿意もあいまってはらはらする。

しかも、手術が始まると、骨片が小さく、難しいらしく、執刀医がしきりに、「どうしようかな?」と
何回もつぶやく。工具やピンのサイズをあれこれ変えたり、螺子山を潰してしまったボルトを取り
替えたりしながら、結局予定時間の倍以上、3時間半の長丁場の手術が終わったのであった。
(病院、執刀医の名誉のために言っておくと、手術後の状況は非常に良い)

しかし、全身麻酔の足の手術の数倍ハラハラする展開で、わが身に何が行われているか、
「見るべきか、見ないべきか。」それが問題の一日であった。

で、こんなチタンプレートとネジによって、私の右手は修復された。



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