1年半前に紙送り機構の中のイヤーパッドを取り除いて修理したEPSON PX-045A、また電源ボタンとインクボタンの高速点滅でまったく動かなくなったので、修理してくれとの兄からの依頼。
どうせまた、何か異物を咬み込ませたのだろうと、紙送り部分を観察するもそれらしき物が見つからない。そんな時の強制チェックと、厚紙を紙送り機構に無理やり突っ込み、送り出しても、小さなゴミは出て来るも、破れた紙片とかは出てこなかった。
プリント枚数上限とか、廃インクタンクが満杯とかの可能性も無いので、ノズルの掃除に取り掛かることにした。
使い終えたインクカートリッジにメチルアルコールを1ccづつ注入する。
プリンターにカートリッジを取付け、20回ほど起動、停止を繰り返し、ノズルにアルコールが到達するのを期待する。1時間ほど放置し、さらに起動停止をくりかえし、インクの入った正しいカートリッジに交換したら、インクのランプが消え、おめでとう!直った!
さらに、ノズル清掃ユーティリティーを使って、洗浄用アルコールを出し切って、また綺麗に印刷できるようになった。
数千円の安いプリンターなので、丸一日を費やして修理するより、買った方が安いのかもしれないが、やはり動かなかったプリンターがまたきちんと動くようになったのは単純にうれしい。