上高地自然観察の中間点、明神館前に到着。二輪草が間近に迫るベンチ上で昼ご飯にする。今日もアルコールストーブを持ってきたのでオニギリ、サンドイッチの他にカップラーメンとコーヒーを淹れる。曇り勝ちで肌寒い今日のような日に、暖かい食事はありがたい。

昼食後、明神橋を渡り、梓川右岸へ。

蝙蝠のような形をした葉のコウモリソウ。

花がカラマツの葉のような形をしているミヤマカラマツソウ。

真中の幹が枯れ、両脇の枝が上に伸びた、ガンバルカラマツ/木人28号。

標高が高い所はダケカンバ、低い所は白樺が生える。標高1500mの上高地は丁度その切り替わるエリアで、両者が混在する。左が白樺(枝の落ちた跡が水平になる)、右がダケカンバ(枝の落ちた跡が広く、樹皮が斑に剥けている)。

道の横に奇妙な形をした根を持つ木。日光の届きにくい自然林では種から木が生えるのは至難の業。大きな木が寿命を迎え倒れるとチャンス到来。日光が地表に届くようになれば繁殖のチャンス。その時、倒木の上で発芽した種は根を倒木から地表までおろし成長する。やがて倒木は腐り、根には人が通れるような穴が開く。これをネアガリ、倒木更新と呼ぶのだそうだ。

大正池の水没によりできた朽ち木がほぼ無くなった今、似たような風景を味わえるのが岳沢湿原。岳沢からの川の流れが変り、森林だった所が湿原になって、立ち枯れの朽ち木が見られるようになった。

イチイの巨木。我家の垣根のイチイもこんなに大きくなるポテンシャルを持っているんだ。

ようやく河童橋に戻ってきました。右岸の入口にはケショウヤナギの大木。

お土産をと、白樺荘の売店に入ると、この看板。コースは徳沢ではなく明神と半分程度だけれど、今日の自然観察ツアーを個人で申し込むと、このお値段らしい。

今日は区の催事で交通費込みの非常に安価なツアーだったのに、全然しらなかった上高地の植物他を詳しく解説していただき、超お得な旅であった。