長い人生の中で、靴の類でドイツ製のものなど買ったことはなかった。勤めていた頃はほとんどが日本製のリーガルシューズ。履き始めこそ固いが、ウイングチップのクローム鞣しは数日履いても型崩れせず、長持ち。柔らかなドライビングシューズはアクセルの踏み具合が良く伝わって、安心で、愛用していた。
退職してからは運動靴タイプタイプを履くことが多くなっていたのだが、先週の右足指骨折に伴い、靴に苦慮することとなってしまった。つま先を添え木固定しているので、靴が履けない。
家にあった数百円の古いC国製のサンダルの先を広げて、ららぽーとに行ったら、良く似たデザインながら、その数倍もするこ奴を発見。
履いていたC国製と似てるというか、C国製がデザインをパクったものなのだが、プラスチック成型とは言え、やはり本物の履き心地やフィット感はまったく別物。オリジナルに対する尊敬と箱にMade In Germany と書いてあるのが決め手となって、思わず買ってしまった。
家に帰ってから、右足の先だけバンド穴を増やしてから履いてみた。
上手い感じにフィットして、患部への圧迫感もあまりなく、これなら、車の運転や少しの外出ならOKそうだ。ただ、ここ数日の雨模様には頭が痛いのだが。