今日はどこにあるのかも良く知らなかったが、カーナビに案内されて、小諸近くの布引観音に来た。
布引観音の参道入口は千曲川が穿った河岸段丘の200mほどの断崖の下だ。流れ出る川の脇の鬱蒼とした森林に分け入っていくと、大きな岩々の間を縫うように登山道が続いている。
小一時間登っただろうか、仁王門が見えてきたので見上げると、山腹に張り付くように、お堂が見える。
これが、今日の目的地、布引観音。
登ってきた渓谷の合間から、長野道、小諸の町とその向こうに浅間山が見える。
来年は牛歳なので、布引観音の伝承のもととなった、「牛に引かれて善光寺」の牛にもお参りし、
観音堂の舞台の上から、谷底を恐る恐る覗いてから、厳粛にお祈りをして、今日の観光はお終い。
無料になった三才山トンネルを通って松本に帰ってきた。