その朝
登ってきた太陽は
ひどく眠そうだった
まるで お月さまのように
もしかすると
もっとぼんやりとした輪郭と色で
裸樹の枝に ひっかかっていた
しゃがみ込んだ私の目に
まず飛び込んできたのは
シロツメクサのつぼんだ葉
重そうなくらいに
水滴がかさなっている
ちょっと離れて
もっと重そうな葉っぱが見えた
まあ・・・どうすれば
こんなにたくさん乗っけることが出来るのでしょう
大きなのから小さなのまで
いったい 幾つあるのかしら
ゆうべ ひと晩かかって
ひとつずつ積み上げたのは 水の妖精?
おつかれさま♪
こんなきれいな色の葉っぱもあったよ
葉っぱの毛先にまで
細かな露をやどして光っている
こんなふうに
ずらりと並んでいるのもあるよ
もっともっと
写したいのに
目の前の水滴と腕時計と見比べて
ソワソワ
だって
うちに帰ってお弁当を作らなければならないんだもの
そろそろ帰ろかな・・・
帰り道
駐車場を通ったら 不思議なものを見た
車の後ろのドアの上のほうに
すごく細かな水滴が群がっていて
不思議な模様を作っていたの
こんな色のボディではあるのだけれど
無地なのになんで模様が・・・?
光の不思議
それもこれも
まぼろしの世界
やがて日が昇り 霧が薄れると
もう見られなくなる
つかの間の夢
< 目の前にたしかにあれど 淡々(あわあわ)と
夢かうつつか 水滴の光 >
登ってきた太陽は
ひどく眠そうだった
まるで お月さまのように
もしかすると
もっとぼんやりとした輪郭と色で
裸樹の枝に ひっかかっていた
しゃがみ込んだ私の目に
まず飛び込んできたのは
シロツメクサのつぼんだ葉
重そうなくらいに
水滴がかさなっている
ちょっと離れて
もっと重そうな葉っぱが見えた
まあ・・・どうすれば
こんなにたくさん乗っけることが出来るのでしょう
大きなのから小さなのまで
いったい 幾つあるのかしら
ゆうべ ひと晩かかって
ひとつずつ積み上げたのは 水の妖精?
おつかれさま♪
こんなきれいな色の葉っぱもあったよ
葉っぱの毛先にまで
細かな露をやどして光っている
こんなふうに
ずらりと並んでいるのもあるよ
もっともっと
写したいのに
目の前の水滴と腕時計と見比べて
ソワソワ
だって
うちに帰ってお弁当を作らなければならないんだもの
そろそろ帰ろかな・・・
帰り道
駐車場を通ったら 不思議なものを見た
車の後ろのドアの上のほうに
すごく細かな水滴が群がっていて
不思議な模様を作っていたの
こんな色のボディではあるのだけれど
無地なのになんで模様が・・・?
光の不思議
それもこれも
まぼろしの世界
やがて日が昇り 霧が薄れると
もう見られなくなる
つかの間の夢
< 目の前にたしかにあれど 淡々(あわあわ)と
夢かうつつか 水滴の光 >
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