そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ゲンノショウコ(神輿草)

2011年10月14日 | 9~11月の草木
これは「ゲンノショウコ」という植物です。

昔はこれの葉を乾燥させたものが、下痢止めの民間薬として使われていました。
お腹が弱かった私も、ずいぶん飲まされたものです。

関西ではこのように紅い花が咲き、関東以北では白い花が多いそうです。



これの実とタネの様子が楽しいです。


上の写真の右上にちょっと見えているのが、若い実(出来かけ)です。

それがだんだん伸びて熟してくると、こんな様子になります。


真ん中についている楕円形のものがタネの入れ物で、この中に同じような形の黒いタネが入っています。

タネの入れ物には割れ目が付いてます。


すっかり熟すと、この割れ目と、上に伸びているながい部分がはじけて、タネを遠くに飛ばします。

そして、飛んでいった後はこんな形になります。

はじける瞬間を見たいものですが、まだ見たことがありません。

このはじけた殻の形が、お祭りのときのお神輿に似ているので、ゲンノショウコはミコシグサとも呼ばれるんだそうです。



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あの頃チャンネル(2009年10月11日~2009年10月17日)なつかしのあれこれ

2011年10月13日 | 本の紹介・その他いろいろ
あの頃チャンネル(2009年10月11日~2009年10月17日)なつかしのあれこれ


写真だけでは面白くないものも多いかも・・・ですが、よかったら見てくださいね。

タヌキの写真が2枚出てきますが、2枚とも私の所で写しています。
立っているのは、昼間に現れてぼんやりとしていたので。

もう一枚はうちの部屋から見える茂みの中で出産し、しばらく家族で暮らしていたときのひとコマです!


あと、水滴が思い出深いです。
今は草が少なくなって、なかなか見られなくなったものですから・・・
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もう、こんな色に染まって

2011年10月12日 | 9~11月の草木
<何ゆえか ここだけ紅葉(もみじ)鮮やかに>

奈良県奈良市にある中野美術館の片隅の薄暗い茂みの中で、このツタだけがとても鮮やかに色づいていました。

暗い所だったので、ぼんやりとしか写っていないのが残念です。

何人かの人がいたのに、どなたも気づいていないんですよ・・・
こんなきれいな色なのにね。


向かって左上の方の、左へ延びている枝の付け根に、でんでんむしがいるのが見えますか?
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もう7ヶ月、まだ7ヶ月・・・

2011年10月11日 | ポエム&好きな言葉
悲しい人を 苦しい人を 置き去りにして

時間だけが どんどん流れて行く

時間のしっぽを 必死で捕まえて

なんとか付いて行こうとしても

うまくいかないことも多い


もちろん 

少しずつ ほんの少しずつでも

良くなっている部分は あるのだけれど

うまくいってないことも たくさんあって

どうしていいんだか・・・と困ってしまう



たとえばこんなことが
heiunさんのブログ

そして こんな姿も
>鹿島漁港から国道6号線まで流された漁船は、一隻も撤去されず、約30隻は雑草の森に埋もれつつある。大津波後の光景とは似ても似つかぬシュールな風景に変貌しつつある。これもまた悲しい現実。
<9月17日のツイッター・ 写真家の 山本宗補さんのつぶやきより>


けれども 悲しくなるニュースばかりではないよね


福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズが営業を再開したので

地方巡業に出ていたフラガールたちも

地元でフラダンスが出来るようになったし

 
宮古水産高校の生徒たちは

自分たちの実習船は津波で失ったけれど

北海道大学が貸し出してくれた「おしょろ丸」という船で

海に出て貴重な体験が出来た

「こんな大きな船に乗れて うれしかった!」と


そうかと思えば

カゴメ・カルビー・ロート製薬の3社は

「みちのく未来基金」というのを作ったらしいよ

これは

大震災で親をなくした人たちの

高校卒業後の進学を支援するために

返済不要のお金をだしてくれるそうです

人数に制限はあるにしても

とてもうれしいこと!!


フクシマから避難を余儀なくされている皆さんも

なかなか明日が見えないことでしょう

でも

みんなは 決して忘れちゃいない

皆で声を上げて なんとかしてよい方向にと

必死でがんばってますからね!!



たとえば その中のお一人である鎌田實さんは

こんなブログを書き続け、

幅広い活動を続けておられます

その活動をしっかりと支える人が

たくさんいます



夜が空ける前の闇は

ことのほか暗く感じるといいます


足元は まだぬかるんでいるかもしれないけれど

必ず 太陽はまた昇って

大地を照らす時が来る


そのときまで

私たちは 遠くからではあるけれど

応援の声をあげ わずかな手助けでも続けたいと願っています


だから 今まだつらいあなたも

どうか どうか めげないでください!!



避難所もだんだん閉じられ

お友達とのお別れが名残惜しい方も 多いとか

仮設などに移られても

閉じこもらないで

外に出て 太陽の光を浴びてくださいね

風は 冷たくなっていると思うので

気をつけて 風邪を引かないようにね


新しいお友達が出来るように

祈っています

どうか

ご近所の人と 言葉を掛け合うようになさってくださいね





   

なんだか 独りよがりな生意気なことを書きましたでしょうか?

祈りを込めて書きましたが

もし、お気にさわった方がいらっしゃったら、ご遠慮なくコメントを下さい!

教えてくださらないと、至らぬ私は自分の思い上がりに気がつかないのです・・・

よろしくお願いします。

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珍しい写真を見られます!

2011年10月09日 | HP&ブログ記事の紹介
ときどきコメントを下さるsunrise-sunsetさんのブログに、サギがカエルを飲み込もうとしている瞬間を捉えた、とっても珍しいシーンが! 

必見ですよ!!

こちらです

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移りゆく季節の中で

2011年10月07日 | 風景写真 &葉っぱの姿
さわやかな風に誘われて、今日は久しぶりに、ささやかな私のテリトリーを歩いてきました。
そこで見たものの中から幾つかを見てくださいね。


秋になり冬になり、いつのまにか、姿を消していく蝉の抜け殻。
どこへ行くのかしら。

雨に打たれ、風に飛ばされ、地に落ちて土に還っていくのでしょうか。

蝉の抜け殻は「空蝉(うつせみ)」と呼ばれます。

長い間土の中に暮らし、地上に出ては短い時間しか生きられない身の上をあわれと感じた人々が、無常感を表現してこんな呼び名をつけたのでしょう。

現世の命は「現身(うつしみ)」と呼ばれますから、かけことばのようなものかも・・・・



今の季節はジョロウグモが大きな網を張りますね。

このクモの網は特徴があります。
光の当たり具合によって、金色または黄色に見えるのです!

これは今日写したものです。

ちょっと解りにくいので、以前に写した解りやすいのを。

いかがでしょう?
横糸が黄色いので、全体が黄色く見えるのです。


ジョロウグモさんって、大邸宅(大きな網)に住み、しかもそれを金色に輝かせるなんて、かなりの派手好み?



最後はこれ。

黄色い落ち葉が宙に浮いているので??

よく見ると、アレチヌスビトハギの実に捕まえられているのでした。
なるほど~~

アレチヌスビトハギの実は、ヒッツキムシの仲間ですが、すごく強力でGパンのすそなどにくっつかれると、はがすのに苦労しますよね。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
明後日の日曜日は十三夜です。
十五夜にも増して澄み渡る月を眺められるといいのですが・・・




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「大阪府水生昆虫図鑑」をリンクしました

2011年10月06日 | 昆虫&生き物
ブックマークに大阪府水生昆虫図鑑をリンクしました。

種類別にたくさんの生き物がUPされていますので、調べものにお役立てください。



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ヒガンバナ・最後の一本

2011年10月05日 | 9~11月の草木
この写真、空が青かったらきっとすごくきれいだと思うのに・・・
この日はうす曇り
そして翌日は雨

ついてないなあ~

仲間の花は すっかりしおれてしまって
この一本だけががんばってました

秋の空への打ち上げ花火!

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コブシの実、色づく

2011年10月04日 | 9~11月の草木
表のバス通りは、コブシの並木なのです。

先日から、実(集合果)に色が付き始めました。
まるで花が咲いてるように華やかです。


近づいてみました。


まだ中のタネは熟していないでしょうに、こんなに派手な色になっちゃって、小鳥につつかれはしないのでしょうか?

多田多恵子さんの本(『身近な草木の実とタネハンドブック』文一総合出版)によれば、カラスはこの時点でも、中身をほじりだして食べるのだそうです。
やっぱりね~



もっと熟すと、茶色くなった殻が割れて、真っ赤な種子が顔を出します。

この種子は白い糸を引いて垂れ下がるので、面白いです。
切れちゃわないようにす~っと引っ張って遊べます♪




中のタネはハート型でこれまた可愛いです。
古い写真ですが。。。

ねっ、可愛いでしょう?





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ヤブガラシの花と実とタネと

2011年10月03日 | マクロで写す雑草や昆虫など
秋もだいぶん深まりましたが、まだまだ元気なヤブガラシ。

あちこちのフェンスや植物に絡まって花を咲かせています。

花は朝早くに開き、こんな形をしています。

緑色の4枚の花被片は、早ければお昼前には落ちてしまいます。

それまでの間は、オレンジ色の部分(花盤)にたっぷりの蜜が乗っかっているので、色々な昆虫がやってきます。
ハチの仲間、アリの仲間、ガの仲間、マメコガネ、などなど・・・

こんなに虫たちに人気があるのなら、さぞ甘かろうと思ってなめてみると、本当にとても甘かったです


最初の写真にも写っていますが、トリバガという蛾の仲間もやってきます。
ちょっと大きくしてみました。

たぶん「ブドウトリバ」ではないかと思っているのですが、詳しい方、いかがでしょう?

とても込み入った愉快な形をしています。
よほど密が気に入っているのか、カメラを近づけても逃げようともしません。


やがて時間が経って緑の花被片が落ちてしまうと、急速に花盤のオレンジ色が薄れて蜜も消えていきます。
その頃には、こんな色と形になっています。

そして、もう昆虫たちもやって来なくなります。


そして、時々実が出来ます。(めったに見かけないですが)


中に入っているタネ。

小さいですが、なかなかの造形ですネ!



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