モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

サンコウチョウが鳴き、コジャノメやウスバシロチョウが舞う陣場平。山菜パスタ二種(妻女山里山通信)

2021-05-30 | アウトドア・ネイチャーフォト
 久しぶりに陣場平へ帰化植物の除去に登りました。林道入口で若いカップルに邂逅。陣場平のことを話すと行きたいですというので、乗ってもらって行きました。貝母や菱形基線測点の話や、植物や昆虫の話などもしました。ハルゼミとエゾハルゼミが鳴き、サンコウチョウの鳴き声も聞こえました。

 陣場平の貝母は枯れていますが、実はまだ緑です。実は枯れるとさく果といってホウセンカのように種を弾き飛ばします。その時にたいてい東風(こち)が吹くので、貝母は西へ増えていったのです。

(左)貝母の実に蜘蛛が巣を作っていました。右奥にいるのは餌ではなくて子供の蜘蛛でしょうか。(右)コジャノメ(小蛇目)。ヒメジャノメと似ていますが、よく見ると違います。妻女山山系には両方いるので、注意しないと間違えます。さらにヒメウラナミジャノメというのもいます。コミスジもいましたが、撮影させてくれませんでした。サナエトンボも飛び始めました。

 ハルジオンで吸蜜するウスバシロチョウ。ハルジオンは有害帰化植物なので除去したいのですが、今の時期はウスバシロチョウが吸蜜できる花はこれだけなので、最小限を残してあります。アザミ類が咲き始めたらすべて除去します。

 マドガ(窓蛾)。日本中で見られる小さな蛾です。ハルジオンのはなと比べてもこんなに小さい。でも大切な宇宙船地球号の乗組員です。自然に不要なものは、ありません。あるとしたらそれは人類が作り出した放射能や人工電磁波や環境ホルモン、ネオニコチノイド農薬、食品添加物などです。

 ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)の赤い実。甘くて美味しい山の恵です。

 妻女山松代招魂社。疫病退散の旗が。6月末には、オオムラサキが舞い始めます。この日は、若い狐に遭遇しました。

(左)ヒレアザミ(鰭薊)が咲き始めました。茎には幅の広いひれがつき,その縁にも刺が生えています。(右)ナワシロイチゴ(苗代苺)。田植えの頃に咲くのでこの名前があります。赤い実は食べられます。

(左)山菜のパスタ二種。まずはワラビとサーモントラウトの塩糀パスタ。味付けは、塩麹に和風出汁少しと本味醂。ワラビのぬめりがたまりません。今回は、ワラビのぬめりと相性が良さそうなフジッリを使いました。(右)ヤマウドとワラビのアンチョビーパスタ。アンチョビーの塩味で充分です。和風出汁少しとこれも本味醂少々。天然の山菜は、栽培野菜とは比べ物にならないくらい、成分も味も濃いので、食べすぎには注意を。今年も山菜三昧でした。山蕗、コゴミ、タラの芽、ハリギリ、コシアブラ、モミジガサ、アイコ、ノビル、ヨモギ、山椒(若芽と実)、ウド、ワラビ、根曲がり竹、淡竹をいただきました。

 山菜を使ったもう一品。豚バラ肉の塩麹蒸し。塩麹は手作りです。塩麹に紹興酒と牡蠣ソースを塗って5日ほどねかせて蒸しました。カブ、根曲がり竹、ヤマウドは、塩麹と和風出汁を少し。40分ほど蒸します。豚バラ肉は、脂が程よく落ちて旨みたっぷり。ご飯はもちろん、ピタパンや花巻に挟んでも美味です。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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ハロプロの名曲。『レディーマーメイド』『悲しきヘブン』『香水』(妻女山里山通信)

2021-05-30 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック
 ハロープロダクション(ハロプロ)には、たくさんの名曲がありますが、大好きな三曲とそのカバーを集めてみました。若い頃に、アイドル雑誌のデザインをしたり、アイドルやアイドルの卵の撮影のディレクションをしたりしたこともあって、アイドルを応援しています。

◆ダイヤレディー『レディーマーメイド』(MV)

℃-uteの鈴木愛理とBerryz工房の菅谷梨沙子の最強のデュエット。この歌を聴くと、学生時代に友人達とよく走った鎌倉由比ヶ浜の海や西湘バイパス、湘南の海を思い出します。息子達も小さな頃、家族でよく江ノ島や逗子マリーナとか行きました。釣りをしたり、腰越漁港で鮮魚を買ったり。生しらすを買うならここですね。

◆ダイヤレディー - レディーマーメイド (菅谷梨沙子・鈴木愛理)

ハロプロは口パクせず生歌ですが、ライブの方がMVより良かったりすることも度々あります。二人はこのとき19歳。なんてセクシーなんでしょう。

◆【植村あかり 段原瑠々】レディーマーメイド【Remaster】

いいね。スタイルも抜群。

◆COVERS - One on One - レディーマーメイド / 鈴木愛理 x 宮本佳林

いやまじですか。このゴールデンコンビ。フルスクリーン、フルボリュームで鑑賞します。

●℃-ute 『悲しきヘブン』 (910 Live Ver.)

℃-uteの鈴木愛理と岡井千聖の熱唱。流石です。

●小田さくら・宮本佳林 『悲しきヘブン』

佳林16歳、さくら15歳。凄い!

●COVERS - One on One - 悲しきヘブン / 段原瑠々 x 山﨑夢羽

段原瑠々(Juice=Juice)と山﨑夢羽(BEYOOOOONDS)。いいね。

■香水 / メロン記念日

メロン記念日の名曲ですが、カバーの方が有名かも。しかし、オリジナルはやはりいいい。

■あやや&ナッチ 香水

松浦亜弥と安倍なつみの味わい深いデュエット。

■Juice=Juice カバー「香水」

ハロプロの実力派グループ、Juice=Juice。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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菅平高原へワラビとウドを採りに。カッコウ、ホトトギス、ウグイスがBGM(妻女山里山通信)

2021-05-27 | アウトドア・ネイチャーフォト
 午前10時前に到着。すでに両隣のゲレンデには、何人もの人がいました。翌日が雨なので、今日は人が多いだろうと予想しましたが、その通りでした。当日の菅平の最低気温は、なんと0.8度。用心して少し重ね着をしてきました。車はゲレンデ最下部の空き地に止めます。農道は作業車が通るので駐車不可です。

 正面に左に根子岳、右に四阿山。両山とも拙書で紹介しています。マツムシソウやマルバダケブキなど花の山。県の天然記念物、ミヤマモンキチョウも生息します。以前の記事で載せています。

(左)チャンピオンコースを登ります。誰もいません。そうなんです、このゲレンデはウドが少ないのです。皆それを知っていてここには来ないのです。ウドやワラビはどこにでもあるわけではなく、知らないとほとんど採れません。なのでリピーターがほとんどです。(右)上級者コースなので傾斜がきついです。昨年採った場所を思い出しながら、休み休みジグザグに登ります。

(左)こんな急傾斜です。森の中にもワラビが。実はコシアブラもありますが採る人はいません。(右)リフト降り場にやっと到着。小屋のあるところが山頂です。正面のゲレンデは、急過ぎていつも登りません。ここでニホンカモシカに遭遇したこともあります。

(左)回り道になりますが、林道を登ります。(右)三人の女性がもの凄い急斜面をウドを採りながら登ってきます。ここまで登ってくる人はほとんどいません。林道へ登る斜面は、四つん這いでないと登れないほど。

 山頂近くのリフト降り場からは、北アルプスと善光寺平が望めます。私が仲間と保護活動をしている貝母の群生地がある妻女山の陣場平も見えます。妻女山展望台からも、大松山の三角の山容が見えます。

(左)キジムシロ(雉蓆・雉筵)の花があちこちで見られます。(右)山頂の北側の縁にあった掌状複葉で赤い花の樹木。樹高は、5mぐらい。なんでしょう。調べたのですが不明です。

 山頂の小屋の前で手作りサンドイッチで昼食。眼下に高原野菜のマルチが光っています。カッコウ、ホトトギス、ウグイスがBGMです。例年なら、麓のグラウンドからサッカーやラグビーの練習の声が聞こえるのですが、皆無です。誰もいません。吹き上げてくる風は、少し肌寒いほど。

(左)望遠レンズで根子岳の山頂を撮影。人影が見えます。(右)四阿山の山頂。手前は、爆裂火口壁。

 山頂近くのウド。ここまで大きいと普通は食べません。山頂の方が成長が早いのです。富士山が見えたのですが、黄砂の影響でしょうか、霞んでいました。

(左)浅間山。噴煙は見えません。外輪山の黒斑山を拙書では載せています。(右)これも拙書で紹介の烏帽子岳。花の山です。

(左)有害帰化植物のハルザキヤマガラシ。あちこちの里山や堤防で見られる困った外来植物です。(右)イタドリ(虎杖)の群生地。タデ科ソバカズラ属の多年生草本。若芽は山菜です。2mぐらいになります。

 白樺の林。白樺ジュースは、土産物屋や道の駅で買えると思います。大松山も花が多く、拙書では、ズミ、ミヤマザクラ、レンゲツツジ、シシウド、ツマトリソウ、スズラン、アマドコロなどを載せています。久しぶりの急登ですが、実際は下りの方が問題です。膝に来ます。山頂まで登る人がいないのも頷けます。結局この日は、ほかの採集者とのニアミスはありませんでした。

(左)ヤグルマソウ(矢車草)の群生地があります。ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草。(右)オオアマナの群生もありました。ハナアブの一種が吸蜜しています。

(左)帰りは上田方面へ。菅平ダム。前回ダムカードをいただきに来た時は、修理中でダム湖の水は抜かれていましたが、満水です。温泉で疲れを癒やして帰宅です。(右)今回の収穫。ウドはまず天ぷらで。残りはジップロックに入れて保存。ヌタやパスタでいただきます。ワラビは、熱湯に重曹とニガリを入れて、一晩置いてアク抜きをします。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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妻女山山系で乱舞する氷河期の生き残りウスバシロチョウ。貝母の実もすくすく。実山椒と山蕗の煮物(妻女山里山通信)

2021-05-23 | アウトドア・ネイチャーフォト
 久しぶりに晴れたので、妻女山の陣馬平へ登りました、結構雨が降ったので徒歩で。倒木や落枝もありました。ウスバシロチョウがあちこちで乱舞していました。山登りの人も何人か来ました。いい季節です。ウスバシロチョウは、ギフチョウやヒメギフチョウと共に、氷河期の生き残りといわれる蝶です。

 ハルジオンで吸蜜するウスバシロチョウ。ハルジオンは、環境庁の有害帰化植物100選ですが、この時期ウスバシロチョウが吸蜜できる花はこれぐらいなので、陣場平下のものはある程度残しています。ただ、貝母群生地のものはすべて抜きます。悩ましいところです。

 ハルジオンのどこの部分を吸うのか、このカットでよく分かります。6月になるとアザミが咲くので、仲間を集めてハルジオンは除草します。今日はブタクサも引き抜きました。里山で帰化植物の問題は、非常に重要なのです。松枯れ病の農薬空中散布は、生態系の破壊です。人的被害も出ています。絶対に許してはいけません。松枯れ病の真の原因は、排気ガスです。当ブログでも何度も記事にしています。

 陣場平の貝母(編笠百合)は枯れ始めていますが倒れてはいません。倒れているのは、私が周囲から移植した株です。サンコウチョウの鳴き声がします。まだ、月日星だけですね。最後のホイホイホイがありません。ハルゼミとエゾハルゼミが鳴いています。結構な雨が降った割には湿度が低くて快適です。今日は、カッコウの鳴き声はなかったですね。

(左)貝母の実はずいぶんと大きくなりました。(右)ハナヤスリの胞子嚢も随分と大きくなっています。

(左)貝母の群生地の中央にあるクマノミズキの蕾(つぼみ)。(右)ミヤマウグイスカグラの実。甘くて美味。子供の頃の山でのおやつでした。

(左)ギンラン(銀襴)の残花。ほとんどは既に散っています。(右)絶滅したと思っていたオオアマナ(大甘菜)の花が咲いていました。明治時代に入った帰化植物が野生化したものの様です。別名は、ベツレヘムの星。毒草です。

 休憩は堂平大塚古墳のログハウスで。篠山が見えます。ふと足元を見ると、羽蟻でしょうか、大量に羽化しています。渓流釣りをする方なら分かると思いますが、スーパーハッチです。物凄い数の羽虫が沸き立つように飛び去っていきます。

(左)長坂峠のエノキ(榎)。オオムラサキの幼虫の食草です。昨年は発生が極わずかでした。今年は大発生を期待します。(右)クサフジ(草藤)。田んぼの畦道や畑にあると雑草ですが、里山ではウスバシロチョウが吸蜜する野草です。

(左)山椒の実。まだ摘むには小さいですね。6月上旬になったら摘んで、縮緬山椒を作ります。私はコウナゴ(小女子)と薄味で煮物にします。馬鹿旨です。(右)ガマズミも実が成り始め。今年こそ秋にルビー色のガマズミ酒を作ろうと思います。抗酸化作用が強く、老化防止になります。ザラメや氷砂糖は体に悪いので使わず、飲む時に蜂蜜を加えます。料理にも砂糖や三温糖は使いません。サトウキビ100%のきび砂糖を使います。

 長坂峠から下る途中にコナラの倒木。ミツバアケビ(三葉木通)のつるで、かろうじて落下していません。これの処理は非常に困難です。林業関係のプロの息子に相談してみようと思います。

(左)落葉松の松ぼっくり。緑の松ぼっくりは見ることは稀ですね。豪雨と風で落枝したのでしょう。(右)リョウメンシダに桐の花が。自然が作ったフラワー・アレンジメント。

(左)林道のあちこちで散見されるナルコユリ(鳴子百合)。根を乾燥させたものを黄精(おうせい)といい、滋養強壮としての生薬です。小林一茶がこの酒を愛飲していたことでも有名です。(右)え! これウスバサイシンですか!? 妻女山にはないと思っていたのですが。ならヒメギフチョウも? でも違う気がします。よく見るとつる植物でした。違いますね。

(左)タケニグサ(竹似草)。毒草です。黄色い液に触れるとかぶれます。江戸時代は、これを便所の除虫に使ったとか。(右)クサノオウ(瘡の王)。これも毒草です。妻女山には、近隣の小学生が遠足に来るのですが、道すがらこれに触っている児童を見たので、先生に助言したことがあります。その時に拙書を見せたら子供達にお話をと言われて拙書の写真を見せながらお話したことがあります。

 妻女山松代招魂社の境内には、ニガナ(苦菜)の群生地があります。その名の通り苦い植物です。薬草ですが毒草です。

 松代方面の眺め。左に拙書でも紹介の奇妙山。右奥に、左に根子岳、右に四阿山。両山とも拙書で紹介しています。里山ではなく亜高山ですが、真田とも深い関係にある山です。

 西に茶臼山。中腹に茶臼山自然植物園とレッサーパンダで有名になった茶臼山動物園が。右奥には、これも拙書で紹介の神話の山、虫倉山。神城断層地震で山頂が4割ほど崩壊してしまいました。北アルプスは雲の中でした。最高気温は23度ですが、思いの外湿度が高くなかったので快適な山歩きでした。出会った人達には、淡竹の筍を食べに親子連れの熊が鏡台山から来ているのを目撃されているので、手を叩いたり大声を出してくださいと知らせました。基本的に熊は臆病で警戒心が強いので、遠くからこれからそっちへ行くよと知らせてあげることが大事なのです。

 妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーのN氏が作ってくれた登山ノートのボックスの根本が腐って倒れてしまいました。もちろん防腐剤を塗ってあるのですが、沢筋なので駄目だったみたいです。早急に対応策を練らないといけませんね。

 二日後、ウスバシロチョウは更に増えました。妻女山山系のあちこちで舞っています。交尾をせがむオスの姿も見られました。交尾をするとオスはメスの腹部にフクラギスというラベンダー色の貞操帯を付けます。

(左)例年より早く実山椒が成りました。実山椒は一度だけ茹でこぼし、水、酒、本味醂、醤油で、苦味のある小女子と煮物にします。ビリビリとする痺れ感がたまりません。アツアツご飯に乗せると馬鹿旨です。(右)山蕗は、身欠き鰊と煮物に。これも一度だけ茹でこぼします。やや固くなってきましたが、毎日煮込むと柔らかくなります。両方とも山と海の恵み。市販品のように食品添加物は一切使わず、自然の滋味を堪能します。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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長野県立歴史館の「至宝の名品」ー学芸員のイチ押し 絵画工芸展ーの後期を観に行きました。オススメ(妻女山里山通信)

2021-05-19 | 歴史・地理・雑学
 長野県立歴史館に「至宝の名品」ー学芸員のイチ押し 絵画工芸展ーの後期を観に行きました。もちろん前期も観ました。6月13日(日)までやっています。オススメです。全ては紹介できませんが、オススメの一部を紹介します。

 「川中島合戦図屏風」江戸時代後期の作。川中島の戦いは、江戸時代のバイアスがかなりかかかっています。これもそんな作品のひとつです。江戸時代後期の物語『甲越信戦録』を元にしたものでしょう。

 上杉謙信が、八幡原を本陣と構える武田信玄に一騎打ちを仕掛け、信玄が軍配で防いだという物語を描いたもの。
甲陽軍鑑』はなぜ斎場山を西条山と誤記したのか!?(妻女山里山通信)それ以外の記事は、川中島の戦いで右上からブログ内検索をしてください。

 斎場山がもぬけの殻と知った武田別働隊が、千曲川を渡って八幡原に駆けつける場面。戌ケ瀬とか猫ケ瀬とかでしょうけれど、その季節は渇水期なので、歩いて渡れたと思います。

 その武田別働隊を筏の上から攻撃する上杉軍。渇水期なので筏は要らなかったと思いますが、描写的には面白いですね。

 武田軍が駆けつけました。たくさんいる白頭巾は、信玄の影武者を表しているのでしょうか。武田菱に加えて、武田家本来の家紋の花菱も描かれています。

「永禄四年九月川中島大合戦」1883(明治16)〜1887(明治20)年作の錦絵。作者は、歌川芳藤。これも馬上から大太刀で信玄に斬りかかる謙信を描いています。

 以下の4枚は、江戸の浮世絵師、二代歌川広重の「諸国名所百景」。1859(安政6)〜1861(文久元)年の錦絵。(左)ぶらんど薬師の久寿里山。山藤が咲いています。(右)信州桔梗ヶ原。野に咲く花は、やはりキキョウでしょうか。

(左)木曽の雪。(右)戸隠九頭竜大権現。下から宝光社、中社、奥社。

 これが一番観たかった作品。大正広重と呼ばれた絵師「吉田初三郎」の「長野県之温泉と名勝」1932(昭和7)年作の非常に大きな絵巻物。私が大好きな画家です。右は野沢温泉から左は諏訪湖まで。左奥には門司、右奥には函館まで描かれています(笑)。

(左)野尻湖と飯山。(右)野沢温泉とスキー場。

(左)湯田中から地獄谷温泉。熊の湯はあるけれど志賀高原の開発はまだですね。(右)善光寺界隈。善光寺の右上の電波塔みたいなのは何? 左上の平らな大地は、いまの浄水場でしょうか。

(左)上田と戸倉上山田温泉。岩端も感じが出てますね。(右)真田十万石の松代。地蔵峠スキー場ってあったのですね。

(左)塩田平。別所温泉と生島足島神社。(右)小諸城跡と布引観音。

(左)諏訪大社上社と前宮。(右)諏訪大社下社の春宮と秋宮。大隅流と諏訪立川流の見事な宮彫りが見られます。当時は温泉はここまで。南信にはまだ温泉がありませんでした。1932年といえば、まだモボ・モガの時代。私は「1930年代頃の日本」というスライドショーをYouTubeにアップして、世界中から沢山のアクセスがあります。このお洒落で平和な時代から、一気に軍国主義と変貌して行くのです。今と似ています。
【1930年頃の日本】OLD JAPAN-1930s と 東京復興の父・後藤新平【妻女山里山通信】

 2011年に当館で「観光地の描き方」という特別展示がありました。その時に買い求めた吉田初三郎の昭和5年に描かれた『長野電鉄沿線温泉名所案内』という絵図。かなり写実的なので、実際の山名や地名をあててみました。「信州を描いた絵師達」という展示会をして欲しいですね。

 歴史館の後背には、森将軍塚古墳があります。歴史館にも見学に来ていた小学生が登っていました。あそこからの眺めは絶景です。シャトルバスもあります。歩いても20〜30分で頂上。ぜひ古代科野国に思いを馳せてください。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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最後のピンアイドル。宮本佳林のすべて(妻女山里山通信)

2021-05-17 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック
 歌唱力というのは、ボイストレーニングなどで鍛えられる。しかし、声質は生まれつきで天から与えられたもの。彼女の天使の声は、まさに透明なクリスタルボイス。彼女が抜けて分かったことは、Juice=Juiceのボーカルの個性は、金澤朋子と宮本佳林が形作っていたということ。彼女の歌声がなくなったのは痛い。

♪宮本佳林『氷点下』(オリジナル曲)【2019年10月17日Zepp Tokyo】


♪宮本佳林『only choice』(2019年10月17日Zepp Tokyo)


[4K]宮本佳林『少女K』(2019年10月17日Zepp Tokyo)


銀色のテレパシー 宮本佳林 歌詞字幕入り


♪宮本佳林『ロマンスの途中』(2019年10月17日Zepp Tokyo)


♪宮本佳林『天使のウインク』(松田聖子カバー)【2019年10月17日Zepp Tokyo】


2020 オリビアを聴きながら/宮本佳林

YouTubeでご覧ください。鳥肌が立つ様なクリスタルボイス。

「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? (LIVE) Juice=Juice


Juice=Juice「プラトニック・プラネット」


4K Juice=Juice オープニング ~ 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? ~ プラトニック・プラネット ~ ロマンスの途中 '19秋 歌詞付


金澤朋子と宮本佳林の最新画像(笑)。


 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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花の聖山へ。北アルプス含め360度の大展望が魅力。ヒメギフチョウとの邂逅(妻女山里山通信)

2021-05-16 | アウトドア・ネイチャーフォト
 麻績村と長野市大岡(旧大岡村)に跨る聖山(1447.2m)へ。聖湖畔のレストランの西側の道を10分ほど登ると三和峠の登山口です。すでに三台駐車していました。県外ナンバーも。

(左)三和峠からは急登が二つ続きます。(右)20分ほどで風越山(1308m)。ここからは、あまり高低差のない快適な尾根道が聖峠まで約20分続きます。

(左)タチツボスミレ(立坪菫)の群生地があちこちで見られます。(右)ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。センボンヤリやセンブリと間違えそう。

 白樺も散見される気持ちのいい尾根道。まるで公園の散歩道の様。左(南側)は、麻績村へ下る急斜面。右(北側)は、なだらかな落葉松林と別荘地。北側と南側で植生が異なるのも面白い。里は、最高気温が26度の夏日ですが、ここは20度ぐらい。通り抜ける爽風が心地よい。

 ムラサキケマン(紫華鬘)の群生地もあちこちに見られます。毒草ですが、ウスバシロチョウの食草です。

 タネツケバナで吸蜜するツマキチョウ(褄黄蝶)のメス。モンシロチョウより一回り小型で、せわしなく飛び回っていました。

 ツボスミレ(坪菫)。スミレ科スミレ属の多年草。別名は、ニョイスミレ(如意菫)。花が1センチぐらいしかなく小さいので気が付かれないかも。アリが種を運んで増えるアリ散布植物です。種に付くエライオソームを餌とするために巣に運び、種を巣の外に捨てることが種蒔きになるのです。アリ散布植物は日本でもケマン属、スミレ属、オドリコソウ属、カタクリ属など広い分類群に渡ってみられ、約200種が分布しています。

(左)ウバユリ(姥百合)の若葉。ユリ科ウバユリ属の多年草。高さ1mぐらい。虫倉山や鏡台山で見られるオオウバユリは、たかさ2mぐらいになり、それは見事です。(右)5ミリもない小さな花。花びらが4枚でアブラナ科であることは分かりますが。種名が分かりません。コンロンソウでもないし、タネツケバナでもないし。

(左)聖峠。左は坊平コース。かつての「塩の道」で、松本街道が越えていました。右は聖山遊歩道で、こちら側にも登山口があります。ここからひと登りで山頂です。約20〜30分。(右)左(南側)に麻績村の集落が見えます。ウグイスの鳴き声。

(左)山頂へは、ジグザクに登ります。ニリンソウ(二輪草)の群生地。若葉は山菜ですが、猛毒のヤマトリカブトとそっくりで、隣り合わせに群生地があったりするので要注意です。(右)可憐なニリンソウの花。

(左)エンレイソウ(延齢草)。シュロソウ科エンレイソウ属の多年草。別名は、タチアオイ。 (右)エンレイソウの花。ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)も見られました。

(左)なんでしょう。見覚えがあるのですが思い出せません。なんとなくタデ科っぽいと思い調べると、クリンユキフデ (九輪雪筆)がヒット。タデ科イブキトラノオ属の多年草。(右)ウスバサイシン(薄葉細辛)。ウマノスズクサ科カンアオイ属に分類される多年草。ヒメギフチョウの食草です。生薬名は細辛で、めまい、冷え性、便秘などに。

 で、もしやと思っていたら目の前に春の妖精ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)が。準絶滅危惧種。6月〜7月頃蛹になりそのまま越冬します。春を告げる貴重な蝶。ウスバシロチョウと共に、氷河期の生き残りといわれます。捕獲は厳禁。

 タチツボスミレで吸蜜するヒメギフチョウ。結局5頭に邂逅。ただ吸蜜時間が短く、すぐに飛び去ってしまうので撮影は困難を極めました。

(左)ニリンソウではなく、猛毒のヤマトリカブト(山鳥兜)です。(右)フデリンドウ(筆竜胆)。リンドウ科リンドウ属に分類される越年草。ハルリンドウより更に小さいので、これも見落としがちな可憐な花です。

(左)撮影していたので1時間半もかかりました。山頂にはご夫婦が。妻女山の貝母も観に来たことがあるそうです。有り難いです。(右)昼は、ハムカツ、アボガド、目玉焼きのホットサンドを作ってきました。味付けはウースターソースとマヨネーズと岩塩。馬鹿旨です。

 聖山の最高なところは、360度の大展望。善光寺平と安曇野が見えます。北アルプスの絶景と蓼科山と八ヶ岳連峰、四阿山と根子岳。志賀高原の山々。このカットは、私がホームフィールドとしている妻女山山系。私が主宰する妻女山里山デザイン・プロジェクトが保護活動をしている貝母(編笠百合)の群生地がある陣場平も眼下に見えます。

 南を見ると、拙書の表紙に使っている子檀嶺岳。独鈷山も掲載しています。その間は、信州の鎌倉といわれる塩田平。右奥には清少納言が七栗の湯といったという別所温泉。修那羅峠には石仏群があります。

 右へ目をやると筑北村。水田が見えます。蛇行して松本へ続く長野自動車道。中央には古い善光寺街道が越えていた立峠があります。善光寺街道(北国西街道)が通り、江戸時代には、立峠の石畳を通って多くの信者たちが善光寺へ参詣に行きました。右奥には安曇野が霞んで見えます。

 西には北アルプスの仁科三山。五竜岳に見られる武田菱も、今年はGW前に消えてしまいました。手前の里山と向こうの山の間の谷には、犀川が流れ、長野と松本を結ぶ国道19号があります。信州新町の通行止め区間も、片側交互通行となって通れる様になりました。

(左)帰路でコハウチワカエデの花を撮影。(右)オオカメノキ(ムシカリ)の花も、あちこちで見られました。

 途中から望む聖湖と拙書でも紹介の三峯山。息子達が小さい頃に滑ったスライダーが見えます。右奥には、これも拙書で紹介の冠着山(姨捨山)が見えます。

 姨捨の棚田。向こうには千曲川と茶臼山、飯縄山が見えます。棚田としては全国で初めて国の名勝に指定され 日本の棚田100選にも選ばれています。浮世絵師の歌川広重の「信州更科田毎の月」は超有名ですね。姨捨駅のスイッチバックと、そこからの夜景は必見です。

(左)今回初めて使った「おにやんま君」。これを付けているとアブやハエ、ヤブ蚊が来ません。確かに効きますね。ただクロメマトイには効かない様です。(右)聖山は山菜の採取は禁止です。これは帰りの某里山で採取したヤマウド、モミジガサ(シドケ)、コシアブラ、ハリギリとホタルイカの野趣豊かなパスタ。絶品でした。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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Live Aid (Queen) Full Concert [1985, London, Wembley Stadium]

2021-05-14 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック
Live Aid (Queen) Full Concert [1985, London, Wembley Stadium]

私にとって最高のロックグループは、ビートルズでもローリング・ストーンズでもない。QUEEN。
1976年渡英した時に流れていたのが、QUEENのボヘミアン・ラプソディ。
映画、「ボヘミアン・ラプソディ」は、7回観ました。
ブルーレイも買いました。
QUEENよ永遠に。
Queen - Love of My Life

この曲は、私のカラオケの18番です。いつも知り合いのフィリピーナのお姉さんが一緒に歌ってくれます。
切なく美しい歌詞です。
Queen - The Show Must Go On (Official Video)

彼らのショーは永遠に続くのです。
Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered)

やはり、これを聴かないと。これこそがQueen。
わが青春のQueen。ロンドンで過ごした5週間。BIBAでメアリーに遭ったかも。フレディ・マーキュリーよ永遠に。北アルプス絶景(妻女山里山通信)
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カナリア - 池田エライザ (井上陽水)

2021-05-13 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック
カナリア - 池田エライザ (井上陽水)
Eraiza Ikeda Cover Song Kanaria Japanese song So Sexy

この表現力。アンニュイで切なく例えようもなく美しい。

池田エライザ「Woman”Wの悲劇“より」(松本隆トリビュートアルバムより)


【動画】池田エライザ 歌声 「恍惚のブルース」

あとはおぼろ

池田エライザ、初監督作品を語る!映画『夏、至るころ』公開記念舞台あいさつ【トークノーカット】

彼女の才能に期待したい。
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BABYMETAL - NO RAIN, NO RAINBOW 【Live Blu-ray/DVD 「LEGEND - S - BAPTISM XX -」】

2021-05-13 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック
BABYMETAL - NO RAIN, NO RAINBOW 【Live Blu-ray/DVD 「LEGEND - S - BAPTISM XX -」】

そうなんだよ。雨が降らなければ虹も出ない。
どうして笑ってたの、会いたいそれだけだった。
絶望さえも光になる。
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飾りじゃないのよ涙は 井上陽水 中森明菜 玉置浩二

2021-05-13 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック
飾りじゃないのよ涙は 井上陽水 中森明菜 玉置浩二

この迫力、この歌唱力でアイドル扱いだったのですよ。今ならMISIAばりのアーティスト扱いですね。凄い!

別れの予感 -中森明菜ー

テレサ・テンのも大好きですが、彼女の別れの予感は、染み染みと心に残る。

中森明菜・異邦人 (MV 2002年)kitiusa

若くしてこんな歌を作れた久保田早紀は天才かと思うけれど、これをさりげなく歌いこなす明菜も最高。

駅------オリジナル歌手:中森明菜 中文歌詞

素晴らしすぎて声も出ない。カラオケで高得点などなんの意味もないことが分かる。叙情、愛惜、郷愁、心残り、サウージ、アイ・ミス・ユー。
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あいみょん – 愛を知るまでは【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

2021-05-13 | BABYMETAL・LOVEBITES・XG・宮本佳林・ジャズ・クラシック

「愛を知るまでは死ねない私なのだ」あいみょん

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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アカネ、ギンラン、ホタルカズラ、シナノタンポポ、ツクバネウツギ、ラショウモンカズラ、シロバナオドリコソウ(妻女山里山通信)

2021-05-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 五月晴れといいますが、今年は一日中晴天という日がほとんどありません。そんなわけで、晴れが非常に貴重です。午前中だけ晴れということで妻女山の陣場平へ。日に日に貝母は黄色く枯れていきます。

 前日、親子連れの月の輪熊が目撃されたので、山鍬(ヤマクワ)の柄で木を叩いて大きな音を出しながら陣場平へ。出始めた淡竹の筍を食べに8キロ先の鏡台山から来るのです。ウスバシロチョウが随分と増えました。出始めたハルジオンとブタクサを除去していきます。里山保全は大変です。

 今までにないほどに実がたくさん付いています。来年以降が楽しみです。6月には、球根の移植作業もします。

(左)貝母の間に咲くミツバツチグリ。(右)中央にある大きなクマノミズキも蕾が出てきました。

 アカネ(茜)。アカネ科アカネ属のつる性多年生植物。根が茜色をしていて、草木染めの原料として有名です。生薬名を茜草(せんそう)といい、利尿、止血、通経薬として用いられます。
「あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖振る」額田王(ぬかたのおほきみ):万葉集
天智天皇の妻である額田王に、かつての夫である弟の大海人皇子(おほあまのみこ)が隠れて求愛しているという意味深な歌。
「紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を 憎くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも」大海人皇子の返歌

 妻女山山系のあちこちでギンラン(銀襴)が咲き始めました。群生地というほどのものはなく、あちこちで散見される程度。極小さな花なので、注意して探さないと見つからないかも。

 ギンランは、ラン科キンラン属の地生の多年草。環境省の絶滅危惧II類。長野県の準絶滅危惧(NT)です。ある種の菌根菌や樹木と共生関係にあるため、移植や栽培は不可能です(菌従属栄養植物)。採取は厳禁。

 ホタルカズラ(蛍葛)。ムラサキ科ムラサキ属の多年草。ウスバシロチョウが吸蜜に訪れます。

 草丈が40センチぐらいあるシナノタンポポ。最高では、80センチのものも撮影したことがあります。花の下の総苞が反り返っていないのが特徴です。厳密には、DNAまで調べないと分かりませんが。

 ツクバネウツギ(衝羽根空木)。スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木。山蕗を採りに来たグループになんていう花か聞かれたので、教えてあげました。それ以外の花の名前も。これからアザミやイボタノキ、ハリエンジュなどが咲き、ゼフィルスやコミスジ、イチモンジチョウやセセリチョウなどが舞い始め、里山は賑やかになります。

 翌日は、陣場平で除草とヨモギの収穫。天日干ししてヨモギ茶にします。ヨモギは、制癌作用があることが認められています。昼に風が強くなったので温泉へ。その前に、拙書の扉にも使っている倉科の三滝へ。ここでレンズは持ってきましたが、一眼レフのボディを忘れたことに気づきました。オーマイガー! しかたなくiPhoneで撮影。右は山菜のアイコ(ミヤマイラクサ)。東北では人気の山菜ですが、信州人は食べないですね。癖がなく美味です。棘があるので採取にはゴム手袋が必須。

(左)三滝への入り口に、シロバナオドリコソウ(白花踊子草)の群生地があります。シソ科オドリコソウ属。ヒメオドリコソウの変種といわれますが、花は1センチぐらいあります。シロバナヒメオドリコソウとは別種でしょう。(右)ラショウモンカズラ(羅生門葛)。シソ科ラショウモンカズラ属の多年草。花冠の形を京都の羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕にたとえたものといわれますが、京都の唐橋羅城門町に多く咲いていたからついたという説もあるそうです。

 倉科の最奥部から望む林檎畑の向こうに鞍骨城跡のある鞍骨山。いつもは北側から見ているので、南側からの眺めは新鮮です。左の高圧線鉄塔のところに二条の空堀があり、その右からが城内です。もちろん拙書でも載せていますが、ハイカーだけでなく、全国から山城マニアや歴女が訪れます。土豪清野氏の山城ですが、上杉景勝が布陣したと伝わる山城です。郭や石垣が残っています。妻女山駐車場から約90分。オススメの山城です。
 更に翌日は、試験的に貝母の球根の移植作業をしました。昨年は枯れてから移植したのですが、貝母の生命力の強さも分かって来たので、試験的に8株を周囲から中央に移植してみました。おそらく問題ないと思います。帰化植物のハルジオンやブタクサが出てきました。除去します。群生地のノイバラや山藤の幼木も除去します。カラコギカエデやクサギも群生地内のものは除去します。月末にメンバーを集めて移植作業をする予定です。里山は、何百年も人が手を入れて保全されてきたのです。放置しておいたら酷い藪になり真っ暗な鳥も昆虫もいない森になってしまいます。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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夏日の中、稲の筋蒔き(条播き)作業に勤しむ週末(妻女山里山通信)

2021-05-09 | 男の料理・グルメ
 週末は、妻女山里山デザイン・プロジェクトの面々で山仕事ではなく、稲の筋蒔き(条播き)作業に勤しみました。最高気温の予報が27度ということで、なんとか午前中に終えてしまいたいと頑張りました。

(左)まず、薬を入れて培養土を作ります。よく混ぜてポットに入れます。全部で124枚作りました。(右)籾を入れて覆土を被せる機械です。6年目なので、皆かなり手慣れてきました。

 田んぼに持っていって、まず根切シートを敷きます。日差しが強いので日焼け止めをたっぷりと塗ってきました。日除け付きの帽子も。里山の緑もすっかりと濃くなりました。

(左)ポットの種籾を置いて行きます。今年も寸法を間違えて、4枚ほどはみ出して置くことに。やれやれ。板を踏んで凸凹を修正します。(右)保湿、遮光のシートを被せます。

(左)アーチを作ります。(右)寒冷紗を被せます。

 寒冷紗を洗濯バサミで止めていきます。

 最後に水を入れて完成です。昨年は、午後一時ぐらいまでかかったのですが、今年は午前中で終了。皆で国道18号沿いの埴生の台湾料理屋「長城」へ昼食を食べに行きました。コスパが良くて美味しい人気の店です。午後は、陣場平へ行くつもりでしたが、黄砂が舞い初め周囲の里山が黄色く霞んで来たので諦めて、温泉に入って帰宅しました。

 翌日は、天気予報は外れました。午前中はどんよりとした厚い雲が覆い、時折小雨も。しかし、西を見ると北アルプス方面は青空。そんなで昼には晴れましたが、午後はまた曇り空。妻女山の駐車場へ行くと、N氏が作ってくれた登山ノートの箱の杭が腐って倒れていました。オーマイガー!です。
 そこへミニパトが。110番の電話しましたか?と。いいえ。何かあったんですか?と問うと、林道倉科坂線を1キロほど行ったところで、親子の熊がいたという通報があったんですと。妻女山山系に熊が鏡台山から来るのは、3月上旬とクリスマス頃、そして淡竹の筍が出る6月なんですがと。ここのところの急激な気温上昇で、母熊が、「こんなに暑いならもう筍が出ているかもしれないわ、行きましょう」と来たのでしょうか。今年は、淡竹の筍も早いようです。私は何度も熊と遭遇したりニアミスしています。追い払ったことも。特にこの鏡台山山系から妻女山山系の熊の行動はほぼ分かっているので、必要以上に心配はしませんが。写真は松代方面の眺め。左の奇妙山の上に飛んでいるのは、クマバチです。

 展望台裏の四阿から望む茶臼山。右奥に虫倉山。両山とも拙書に載せています。手前の畑では、長芋の種芋の植え付けが行われています。買い物の後で、昼は陣場平に登ってログハウスで昼食。するとすぐ後ろの山の斜面で子熊の甲高い鳴き声が。母熊を呼んでいるのでしょう。子連れの熊は特に危険です。大きな音を立ててこちらに来ないようにして、昼餉を楽しみました。子熊は鳴き止みません。母熊はどこに行ったのでしょう。急斜面の下にある蟹沢(がんざわ)の泉に水を飲みに行ったのかも知れません。結構時間が経ちました。すると、声は聞こえなくなりました。母熊が戻って尾根を超えて去ったのでしょう。6月中旬ぐらいまで、親子連れの熊との遭遇には注意が必要です。拙書でも熊と遭遇したエッセイ「猫にマタタビ、月の輪熊に石油」を載せています。さて、私もと山を下りて温泉へと向かいました。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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妻女山陣場平の貝母は結実。山蕗と山椒の若葉は採り時。ツツジが満開(妻女山里山通信)

2021-05-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
 貝母(編笠百合)の群生地がある陣場平へ。太陽の光が強くなりコントラストが強くなりました。緑も随分と濃くなりました。ウスバシロチョウが何頭も舞っています。まだカッコウやホトトギスの鳴き声は聞こえませんが、下手くそなウグイスの鳴き声が聞こえます。

 花を観に来た人や、天城山(てしろやま)や鞍骨山へ登る人が訪れました。手前の丸太のベンチでボーッとするのもオススメです。三密とは無縁の快適な空間。

(左)貝母は、草丈に関係なく結実していないものから枯れていきます。(右)実の成長は早く、6月上旬には2センチ以上になります。葉先が枯れても茎と実は緑です。成長しきると枯れていきます。

(左)山蕗は成長して採り時になりました。(右)山蕗と山椒の若葉。仲間と栽培している原木椎茸。畑で栽培しているウド。長坂峠のヨモギ。右下に山蕗と煮物にする干しホタルイカ。山蕗をメインに、山椒の若葉と干し椎茸、昆布、酒と味醂と醤油、和風出汁で薄味の煮物にします。ヨモギの大きくなったものは、乾燥させてヨモギ茶にします。制癌作用があるといわれています。

 昼は、今は亡き山仲間のKさんのログハウスで。山藤と躑躅が満開です。最高気温は24度ですが、湿度が低く快適。緩やかな時間が流れていきます。

 上の四阿の先から望む仁科三山の鹿島槍ヶ岳。

 Kさんがどこかからもらってきた神社の参道に咲く躑躅(ツツジ)と八重桜。

 ログハウス後背の斜面に咲くヤマツツジ。

 陣場平の周辺や妻女山山系のあちこちで咲いています。この花の蜜は吸えます。

(左)絶対に吸ってはいけないレンゲツツジ。高原を彩る美しいツツジですが、猛毒です。庭木としては絶対に植えてはいけません。(右)シロバナが清楚で美しいリュウキュウツツジ。

 あちこちで山藤が満開です。和を代表する美しい花ですが、陣場平では樹木や貝母を守るために幼木の時に伐採しています。大木にも絡みつき、光合成を阻害し立ち枯れさせてしまうからです。一日で8センチも成長し、幹の直径が50センチにもなります。

 山を下りて温泉に向かう途中、千曲川越しに見る仁科三山。里山の緑も濃くなりました。中洲でカワウ(河鵜)が一羽佇んでいました。堤防には黄色い花が咲き乱れていますが、よく見ると菜の花ではなく、有害外来植物のハルザキヤマガラシでした。千曲川は水量が少なく、手前のさざなみが立っているところは、歩いて渡れると思います。犬ガ瀬と呼ばれた浅瀬はおそらくこの辺りかもしれません。バスフィッシングの人がいましたが、絶対にキャッチ・アンド・リリースをしないでください。在来種の魚が絶滅してしまいます。ブラックバスは、フライなどにすると美味しい魚です。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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