ある方から島唐辛子をいただいた。赤い小さな激辛の唐辛子で、そそっかしい連れは先にいただいた島唐辛子やハバネロのピクルスを丸かじりして火を噴いていた。沖縄の調味料、コーレーグースを作ってもよかったのだが手持ちのがあったので、アマゾンのツクピーを作ることにした。
ツクピーとはインディオ起源のスープというか調味料である。メルカード(市場)では写真左下のように。ピメンタ・デ・シェイロ(丸い形をした淡い黄色のアマゾンの唐辛子。辛さは赤唐辛子のおそらく数倍)を漬けて辛いタレを作ったりするときに使われる。今回作ったのがこれである。
生だと青酸毒を含んでいるマンジオッカ芋=キャッサバを摺りおろして絞った汁を加熱発酵させ、唐辛子を入れて塩やニンニクで味付けしたものである。アマゾンにはツクピー専門店があり、それぞれ独自の手作りの味を持っている。料理にかけるだけでなく、肉や魚、カニ等を煮込んだりして使う。
ただ辛いだけでなく、爽やかな独特の風味があり、一度味わうとけっこう病みつきになる。島唐辛子のように赤い小さな唐辛子を漬けたものは、ピメンタ・マラゲッタで、ソース状になったものは、モーリョ・デ・ピメンタ・ベルメーリャという。日本の輸入食材店で買える。アマゾンでは、生のピメンタをガーリックライスに真っ赤にかけてワシワシ食べているのを見たが、こればかりは真似できなかった。
信州では善光寺大門町御高札前「八幡屋礒五郎」の七味唐がらしが有名で、長野の蕎麦屋には必ずこれが置いてある。昔、父は八幡屋礒五郎まで製法を聞きに行き、自家製の七味唐辛子を毎年作っている。自家製なので辛さも自由自在なのはいいが、これを閉めきった縁側で作ったときは、唐辛子の微粉末が家中に飛散し悲惨なことになった。
アマゾンに戻るが、最近日本でもお馴染みのシュラスコは、ファリーニャ・デ・マンジョーカの粉をまぶし、ピメンタをジャブジャブかけて食らうのが正しいアマゾン流の食べ方である。もちろんアマゾンのカランゲージョ(蟹)も同様。棍棒で殻を割りながらピンガ片手にカニに食らいつくのである。もちろんキンキンに冷えたセルベージャ(ビール)でもいい。ピラニアのスープには、ファリーニャを入れ、ガーリックライスも入れ、ピメンタをかけてグチャグチャに混ぜて食べる。高級料理では、ピラルクのミラネーザやツクナレのペーシャーダがあるが、これにもピメンタは欠かせない。
アマゾングルメについては、AMAZON.JP-アマゾンひとり旅-を。
アマゾン料理のレシピは、モリモリレシピのエスニックをご覧あれ。
ツクピーとはインディオ起源のスープというか調味料である。メルカード(市場)では写真左下のように。ピメンタ・デ・シェイロ(丸い形をした淡い黄色のアマゾンの唐辛子。辛さは赤唐辛子のおそらく数倍)を漬けて辛いタレを作ったりするときに使われる。今回作ったのがこれである。
生だと青酸毒を含んでいるマンジオッカ芋=キャッサバを摺りおろして絞った汁を加熱発酵させ、唐辛子を入れて塩やニンニクで味付けしたものである。アマゾンにはツクピー専門店があり、それぞれ独自の手作りの味を持っている。料理にかけるだけでなく、肉や魚、カニ等を煮込んだりして使う。
ただ辛いだけでなく、爽やかな独特の風味があり、一度味わうとけっこう病みつきになる。島唐辛子のように赤い小さな唐辛子を漬けたものは、ピメンタ・マラゲッタで、ソース状になったものは、モーリョ・デ・ピメンタ・ベルメーリャという。日本の輸入食材店で買える。アマゾンでは、生のピメンタをガーリックライスに真っ赤にかけてワシワシ食べているのを見たが、こればかりは真似できなかった。
信州では善光寺大門町御高札前「八幡屋礒五郎」の七味唐がらしが有名で、長野の蕎麦屋には必ずこれが置いてある。昔、父は八幡屋礒五郎まで製法を聞きに行き、自家製の七味唐辛子を毎年作っている。自家製なので辛さも自由自在なのはいいが、これを閉めきった縁側で作ったときは、唐辛子の微粉末が家中に飛散し悲惨なことになった。
アマゾンに戻るが、最近日本でもお馴染みのシュラスコは、ファリーニャ・デ・マンジョーカの粉をまぶし、ピメンタをジャブジャブかけて食らうのが正しいアマゾン流の食べ方である。もちろんアマゾンのカランゲージョ(蟹)も同様。棍棒で殻を割りながらピンガ片手にカニに食らいつくのである。もちろんキンキンに冷えたセルベージャ(ビール)でもいい。ピラニアのスープには、ファリーニャを入れ、ガーリックライスも入れ、ピメンタをかけてグチャグチャに混ぜて食べる。高級料理では、ピラルクのミラネーザやツクナレのペーシャーダがあるが、これにもピメンタは欠かせない。
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