モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

横浜中華街買いだしデート

2006-12-28 | 男の料理・グルメ
って12歳の次男となんですが・・・。まあ、連れと長男が多忙なもので、中華食材が切れたのお土産を買うだのと色々頼まれまして、次男と出かけたわけです。みなとみらい線ができて中華街も近くなりました。でも新宿まで170円なのに、ほぼ同じ距離の渋谷--元町中華街が460円てのはあまりにも高い! それに誰の設計か知りませんが、元町中華街の駅のデザインは、まるで北朝鮮か旧ソビエトの駅のよう。

中華料理はヘルシーなんですが、いつものようにエスカレーターなんぞという命を削る機械は使わずに地上に出ると、まだこの行き方に慣れていないものでウロウロ。皆が行く方向に付いていくと、そこが中華街。関帝廟通りのはずれに出るんですね。まずは「萬福臨」で頼まれたオリジナルの鶏豚スープの瓶を買います。3800円なり。高いと思われるかもしれませんが、1キロ入りで約一年はもちます。中華の炒めもの、煮ものにわが家の必需品です。ここでしか買えない金華ハムにも惹かれたのですが、我慢。

大通りへ出てひやかしながら中山路へ。「新錦江」へ向かいました。私は他の店に行きたかったのですが、次男がまだここの小龍包を食べていないものですから、仕方なく。店に入ると二階へ通されました。先客はひとりきり。奥の窓際の席について、刀削高菜麺と半炒飯のセット800円と蒜苗炒香腸(ニンニクの芽とソーセージ炒め)ランチ600円、名物の小龍包600円を頼みました。

この店は、いつも行列ができているので有名な刀削麺の「杜記」と姉妹店なので、同じ刀削麺が食べられるわけです。写真でおわかりのように、結構ボリュームがあります。二人で分け合って食べたのですが、結局、刀削麺は少し残してしまいました。ランチには、必ず「豆腐花」がついてくるのですが、これが美味しい。豆腐花の上にナッツのクランチと黒蜜がかかっているのです。あとで気が付いたのですが、冬季限定・上海蟹の小龍包1000円なるものもありました。始めに知っていればそちらを頼んだのですが。

そこから勝手知ったる横の小路を抜け香港路へ、さらに小路を抜けて市場通りへ。途中にはドラマにも使われて最近は知られた「ニーハオ」なんかもあり、中華街通には見逃せない小路。そこから関帝廟通りへ出て、馴染みの食材店、さっちゃんのいる「愛龍號」へ。年末で忙しそうでした。いつもの鶏ガラスープの素、ジャスミン茶、干しエビ、キクラゲを購入。「愛龍號」は、数ある中華街の食材店の中では一番リーズナブルで、我が家のご贔屓。使い方なども親切に教えてくれます。さっちゃんとは、ろくに話も出来ずによいお歳をということで、今度は「耀盛號2号店( ようせいごうにごうてん ) 」へ。ここでお土産の四川火鍋スープを買いました。それとスペアリブの煮込用スープ。これはわが家用。隣の店で手羽先の煮ものを購入、5本で400円。向かいの「馬さんの店」の前では、馬(マー)さんが、ボックスの中でうたた寝していました。

最後は、「横濱バザール」へ行き、エスプレッソマシーン1個500円ふたつだと600円!?をひとつ購入。三階の「関帝堂書店」で息子がガンダムのザクのフィギュアをふたつ購入。ここは、アンティークもあって面白いショッピングモールです。おすすめ。
そして、お腹もデイバッグもいっぱいになったので帰路につきました。
それぞれのお店の情報は、ご自分で検索してみてください。
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鱸のソテー葱ソース

2006-12-25 | 男の料理・グルメ
世間はクリスマスイヴですが、次男のサッカーチームの招待試合で「ウィンターカップ」とやらに連れも一日中取られてしまうということで、わが家のクリスマスディナーは、25日と決まっていたのですが、さりとてそれではなにを食べるということでグダグダと…。

そんなことを気にしながら某ハナマサに行くと、体長50センチの丸々太った鱸が699円で売られていました。冬の鱸は猫またぎなんていいますが、特に子持ちなんてもういけませんというのが普通ですな。鱸の旬は、一般的に夏といわれていますからね。実際そうです。

しかし、東京湾の深いところでとれる鱸は「落ち鱸」といって味がいいんです。しかも安い。まあ50センチですから、スズキというよりフッコですがね。ご存じのように鱸は鰤と同様に出世魚で、セイゴ、フッコ、スズキと成長していきます。ルアーフィッシングの人は、シーバスなんていいますがね。私も江ノ島で釣っていて目の前の浅瀬を体長80センチぐらいの鱸が悠然と背びれというより半身を上に出して泳ぎ去っていくのを指をくわえて見ていたことがありますが。悔しいことに何回投げても食いつきもしませんでした。

今回の鱸は、活きじめしてあって、鮮度は抜群。鱸は活きじめにしないと身にすぐに血がまわってしまいますからね。でもって買って帰り、三枚に下ろしてもらって半身を刺身に、残りの半身をイヴにとっておいた訳です。どう食べようかなと思っていたら、ちょうどテレビでラ・ベットラの落合シェフが葱ソースを作っていたので、これがいいと作ることにしました。

鱸は鱗をとって三枚に下ろし、切り身に分けます。皮目に切り込みを入れ、焼いたとき反らないようにします。塩コショウで下味を付けます。
長ネギ3本位をみじん切り、バターとオリーブ油でくたくたになるまで炒め、白ワインでフランベ。
生クリームと牛乳を入れてフードプロセッサーにかけます。
なべに戻して塩コショウ。ここで私はハーブ塩を加えました。
最後に摺りおろしたパルミジャーノレッジャノをたっぷり混ぜてソースは完成。

鱸は皮を下にして、バターとオリーブ油で中火で、時々フライパンを動かしながら気長に焼きます。
上まで白くなって火が通ったら、最後に火を止めて余熱で反対側を少し焼いたらできあがり。
皿にソースを敷き、鱸をのせ、煮詰めたバルサミコをかけたらできあがりです。
たった700円足らずで二日も楽しめるというお得なスズキさんでした。
昔やっていた「世界の料理ショー」のように、いただいたシャトー・レイノンのフルボディーを飲みながら調理していたら、できあがるころにはすっかり酔ってしまいました。そんなわけで味が心配だったのですが、家族の評判は上々で安心しました。

サイドディッシュには、わが家の冬の定番料理、ジャーマンキャベツを作りました。それとキノコとベーコンのパスタ。トマトスープです。
今夜は、七面鳥のグリルとブラジルソーセージ(リングイッサ)、温野菜サラダなど。クリスマスケーキは、さっぱりとレアチーズケーキにするそうです。縁に私が漬けた杏のブランデー漬けをあしらってもらいます。
いただいたヴーヴ・クリコのシャンパンもやっと飲めるわけです。
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どちらが勝ってもブラジル!?

2006-12-18 | サッカー
ロナウジーニョは、ポルトアレグレのグレミオ出身ですから、これはまさにダービーマッチ。デコも元はブラジル人ですし、残念ながら体調不良でエジミウソンは出ませんでしたが、なんとバルサの登録メンバーの内5人がブラジル人。昔、マラカナンでフラメンゴvsサントスを観たことがありますが。そりゃすごいものでした。

「インテルナシオナルは、激しいプレスでバルサを苦しめるでしょう。心配は、バルサの選手の疲労ですが…。」と書きましたが、まさにその危惧が当たってしまいました。コンディションは、インテルの方が万全でした。サッカーファンとしては、やはり双方とも万全のコンディションでの試合を見たいので、特に欧州リーグの過密日程は何とかして欲しいものです。

前半20分のインジオのロナウジーニョへのタックルは誰もがPKと思ったでしょう。リプレイではしっかり足がかかていましたから。しかし、世界一がたった1本のPKで決まってしまう味気なさはどうも…、という空気を審判が読んだのかどうかは知りませんが、ファウルをとらなかったことで試合を面白くしたのも事実。

インテルの堅守は見事でした。かといって荒々しいわけでもない。むやみに飛び込むわけでもない。マークははずさない。コースはきっちり切る。守備のお手本のようなプレイでした。なにより勝ちたい気持ちが強かった。
バルサも悪かったわけではありません。この試合は、ロナウジーニョはいうまでもありませんが、特にジュリとザンブロッタの攻撃が印象的でした。しかし、グジョンセン、デコ、ロナウジーニョと決定期に決められなかったのが最大の敗因でしょう。

それにしても五大陸代表決戦というのは、サッカーの普及とレベルアップのためとはいえ、やはり無理があるような気がします。特にオーストラリアは、W杯ではアジア枠なわけですから、オセアニアはアジアとひとつにして、アジアから2チームとするか、西アジアと東アジアに分けるべきでしょう。それと欧州と南米は2チームずつ出るようにすればいいと思うのです。そして、Jリーグも、もっと真剣にアジアチャンピオンへの道を考えてもらいたいものです。

全北現代なんかKリーグでは下位のチームですからね。自国リーグを捨てて、ありとあらゆる手を使って出場権を獲得したのに違いありませんが、Kリーグサポも納得行かないでしょう。アリアハルは、いいチームでしたが、他のアフリカの国は名選手は排出しますが、各国のリーグは経済、政治の面で不安定だったりして成熟していないですしね。セミプロのNZに至ってはなにをかいわんやですね。

アレッシャンドレ・パトは、本当に将来が楽しみなプレイヤーです。しかし、ブラジルにはもっとすごいジュニアがいるんです。その名は、JEAN CARLOS CHERA(ジーン・カルロス・チェラ)君。1995.12.27生まれ。なんと9歳の時にマンUからオファーが来たという天才です。説明するより見ていただいた方がはやいでしょう。彼のホームページです。びっくりしますよ。


なにかと気ぜわしい年末ですが、そんな時はバカバカしいお笑いが一番です。
落語?漫談?よくわかりませんが可笑しいです。「中村屋」
笑っていただければ幸です。

ところで浦和の優勝パレード、壮観でした。羨ましいです。
さて天皇杯優勝はどこのチームでしょう。
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究極のインプロビゼーション

2006-12-15 | サッカー
いやいや、いいものを見せてもらいました。デコとロナウジーニョのプレイは、まさに芸術の域ですね。ためい~きが出ぇちゃあう~(ザ・ピーナッツ恋のバカンス)てなもんですね。技術、スピード、集中力、そしてなによりすごいのが、豊富なイメージから繰り出される華麗なプレイ。サッカーは、イマジネーションのスポーツだと再認識させられました。サッカー好き女優の加賀まりこさんが、いい芝居とジャズとサッカーは似ていると言ってましたが、まさに究極のインプロビゼーション(即興演奏)でした。

コンディションと守備面が不安視されたバルサでしたが、初めの5分ほどだけでした。前半11分イエニスタ(ではなくイニエスタでした)がパスを出してそのまま駆け上がり、デコのタテパスをロナウジーニョの華麗なヒールパスからイニエスタへ。流れるようなつなぎでグジョンセンのゴール。思わず息子がサッカーゲームのデモンストレーションみたいだと叫んだような完璧で美しいゴール。

後半20分のロナウジーニョのだめ押しゴールは、一度フェイクを入れて針の穴を通すようなシュート。4点目のデコのゴールは、ロナウジーニョが、相手ディフェンスをブロックしてコースを開けてお膳立て。しかもデコは、ふかすことなくきっちりと決める。見事です。

圧巻は、後半47分のロナウジーニョのプレイ。5人ぐらいに囲まれてゴール前まで突進。キーパーが出るのを見てループシュート。惜しくもバーに当たってゴールはならなかったけれども、この試合一番の見せ場でした。

圧倒的な強さを見せたバルサですが、エトウ、メッシ、サビオラが故障で出ていないんですよね。クラブアメリカだって相当に強いチームで、日本代表や今期優勝の浦和レッズとやってもたぶん楽勝するだろう実力があります。それがチンチンにされるわけですから。ライカールトは、本当にすごいチームを作り上げたものです。レアルは、力でねじ伏せるようなところがあったけれども。バルサは、上手いだけでなく本当によく走る。ボールのないところでの動きが素晴らしい。特にイエニスタのプレーは印象に残りました。

そして終始高く保ち続けるディフェンスライン。いくらザンブロッタがいるといっても、あんなことできるものじゃありません。しかし、アメリカは裏を取るパスが出せない。完敗でした。雨が降っていることを忘れさせるようなバルサの流れるような華麗なプレイは、見事としか言いようがありません。

さて、決勝戦は期待の新星アレッシャンドレ・パトがいるブラジルの名門チーム、SC インテルナシオナル。南米選手権優勝の後、主力選手が抜けてしまった不安はあるのですが、準決勝を見る限り、相当いい試合をしてくれそうです。ブラジルらしいテクニックと細かいボール回しで崩してくるチームではなく、ガウショ(牧童)魂で、どちらかというとアルゼンチンに近いようなプレースタイル。激しいプレスでバルサを苦しめるでしょう。心配は、バルサの選手の疲労ですが…。

運命の試合は、明後日。17日、日曜日、夜7時20分。お見逃し無く。
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なんじゃもんじゃ(武蔵野散歩)

2006-12-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 小春日和の日曜日、久しぶりに深大寺までサイクリングと散歩にでかけました。暖冬とはいえ、もう12月ですからモミジは落葉の真っ最中、お目当てのなんじゃもんじゃも黄葉の盛りは過ぎていましたが、お陰で人出も少な目で、ゆっくりと武蔵野の晩秋を楽しむことができました。深大寺境内は、すでに初詣の設えができていて、師走の慌ただしさを感じさせました。

 まずは、腹ごしらえと「玉乃屋」へ。長男とふたりで焚き火の煙がくすぶる野外の席に陣取り、大盛りを注文。蕎麦粉十割の上品な生粉打ち蕎麦もあるのですが、私は二八の方が好きなのでそちらにしました。ここのつゆは、東京および深大寺の蕎麦つゆにありがちな、甘辛の濃いつゆではなく、ややあっさりとした辛め。この方が蕎麦の風味を損なうことなくしつこくないので好きです。ぴんと角の立ったコシのある蕎麦をたぐっていると、焚き火の煙が錦秋の空にゆらゆらと登り、枯葉がハラハラと舞い落ちてきます。

 もう16年も前ですが、連れと毎週のように深大寺の蕎麦屋を全部回って食べ比べたことがあります。その頃出した結論は、「深大寺に旨い蕎麦屋は無い」でした。その頃から思うと深大寺にも相当に美味しい蕎麦を出す店が増えたのは嬉しいことです。隣の「松葉茶屋」もつゆはやや甘めですが、美味しい蕎麦を供しています。

 満腹になったところで自転車を押して、いつものように神代水生植物園から深大寺城跡へ。入口に自転車を置いて散策。いつもはたくさんいるはずの猫は、どうしたのか見られませんでした。野川沿いには、日向ぼっこする猫がたくさん見られたのですが…。
 大楠は、暖冬のせいか黄葉は去年より遅れていました。大楠の樹皮には昨日の雨で濡れたコケが艶々と輝いていて見飽きません。土塁を巡り、空掘を眺め、古城の雰囲気を充分に楽しんでから、武蔵野の面影が色濃く残るカニ山に立ち寄り、帰路につきました。

追記:深大寺の去年の紅葉は、こんな感じでした。深大寺城跡の歴史は、こちらのページにまとめました。

また、今回のサイクリング&散歩のフォトドキュメントを、モリモリキッズにアップしました。ご覧ください。
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