大雨の後の快晴の好日。今朝は6度でした。やっとキノコ狩りに行くことができました。快晴ですが、やや風が強いのが心配です。落枝や倒木が発生するからです。風が弱まるのを待ってから登りました。残暑が厳しくつい最近まで高温が続いたので、山の秋は遅れています。それを考慮して、まずウスヒラタケのシロへ向かいました。
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予想は大当たり。見事なウスヒラタケが大きな花の様に出ていました。手前の大きなものは20センチはあります。味に癖がなく香りがよく、和洋中華エスニック、炒めものや煮込み料理にとなんにでも使えます。クリームパスタとかグラタンも美味。ここだけで大きな袋が満杯になりました。
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次にハタケシメジのシロへ。60本ほど採れました。これも美味しいキノコです。シメジ系はやはり美味しい。
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信州ではジコ坊(時候坊)と呼ばれるハナイグチ。ぬめりがあって甘く非常に美味しいきのこです。これの煮込みうどんはたまらない一品。やはり季節が遅いようで出始め。2本しかありませんでした。これからに期待します。
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マルバフジバカマがまだ咲いていました。10月下旬になろうというのに、9月下旬のようです。
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這いつくばらなければ登れない急斜面。滑ったら滑落します。それにしても紅葉が見られません。
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川中島合戦で上杉軍の本陣となった陣場平。日本でここだけの貝母(ばいも)の群生地です。見頃は4月10〜20日頃。当ブログでお知らせしています。夏に除草したので清々としています。手前のベンチは貝母観賞用に作りました。運が良ければニホンカモシカにも出会えます。満開の写真は、左のアーカイブから毎年の4月をご覧ください。
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ザラエノハラタケ。初秋に出るキノコです。やはり秋は遅れています。食菌と書いてある本もありますが、美味しくないので食べません。ハラタケ科のキノコは毒キノコが多いので要注意です。
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妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーが作ってくれたインセクト・ホテル。昆虫の越冬用の棲み家です。カリバチ、テントウムシ、ベニヒラタムシなどが見られます。
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カワラタケ。不食ですが、抗癌作用があるというのでアマドコロやイカリソウの根っこと一緒に焼酎漬けにしてあります。コフキサルノコシカケやマンネンタケも入れてあります。
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ガマズミの赤い実がまだなっています。ガマズミ酒は奇麗なルビー色で抗酸化作用があります。
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サンショウ(山椒)の赤い実もまだ残っています。七味唐辛子に入れます。
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クヌギのドングリ(団栗)。実は栃の実と同じように木灰でアク抜きをすれば食べられます。縄文人や弥生人の食料でした。今年はクリもドングリも豊作です。熊やリスも大喜びでしょう。
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ノコンギクもまだ咲いていますが、これはリュウノウギク(竜脳菊)。秋の白菊は同定がやっかいです。
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セイタカアワダチソウ(背高泡立草)。環境省の生態系被害防止外来種リストに入る植物。虫媒花で種と地下茎で増えます。根から他の植物の生育を妨げるアレロパシーを出すのでやっかいな植物です。北米では花をハーブとして、また解毒作用があるので薬草としても用いられます。入浴剤にするとアトピー性皮膚炎に効くそうです。
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アキアカネがまだたくさん舞っています。最高気温は19度。寒暖差アレルギーが出ます。
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ヨウシュヤマゴボウ。美味しそうですが、毒草です。林道脇にはびこるやっかいな帰化植物です。
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ヤクシソウ(薬師草)。葉などを傷つけると乳液が出るので、別名はウサギの乳。腫れ物の民間薬でしたが、薬効はあまり無いようです。
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妻女山展望台から北アルプスの白馬三山。驚きの風景です。昨年の今頃は真っ白でした。手前は茶臼山。右奥に虫倉山。いずれも拙書で紹介しています。
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左に戸隠連峰と高妻山。戸隠富士とも呼ばれます。右に飯縄山。手前中央に富士ノ塔山。白い崖は裾花凝灰岩。山際にずっと活断層があります。
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広角で。本当にドピーカンの快晴です。真上は宇宙を感じるようなプルシャンブルー。別名北斎ブルー(ベロ藍)ともいいます。眼下の長芋も色づいてきました。まもなくツル焼きが行われます。ここでトレランの練習で山々を走ってきた男性と邂逅。なんと拙書の読者でした。今朝も見てコースを決めてきたとか。お役に立てて幸いです。ハイカーはもちろん、トレランランナーやマウンテンバイクをやる人にも愛読していただいています。地形図が載っている本は他にないので便利なのだと思います。
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本当は載せたくなかったのですが、記録として残しておかないと忘れるので。干からびきった舞茸です。食べ時なら1.5倍、30センチ近くあったでしょう。なんとこれが5株もあったのです。ひと月前に長雨がありました。その後出たのでしょう。しかし、残暑で最高気温が28度とか33度とかだったのです。最低気温も15〜20度。そんな温度でも出るのですね。例年ならその頃にいつも出るのですが、今年は無理だろうと思っていました。舞茸くんの性格(生態)が分からなくなりました。来年はリベンジしたいですね。
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死亡例もある猛毒のニガクリタケ。食菌のクリタケそっくりです。もっと茶色で似ているものもあります。噛んで苦かったらニガクリタケ。無味ならクリタケ。すぐ吐き出せば問題ありません。隣り合わせで生えていることもあります。
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柿酢を仕込みました。柿はヘタを取って消毒した樽に入れます。柿は洗ったり拭いてはいけない。障子紙で蓋をし、紐で縛って冷暗所に置きます。
来年の1月末には上面に牛乳寒天のような白い酵母のコロニーができます。柿酢はその下にあるのでレードルですくってビンに詰めます。
これぐらいの柿で3リットルはとれます。柿酢になる前の柿サワーの状態で飲めます。多少アルコール分もあり美味です。
鯛や白身魚の刺し身に塩をし、昆布で挟んで柿酢で一晩置くと、極上昆布しめのできあがり。毎日水や湯で割って飲むと健康になります。
寿司酢や餃子のタレ、酢豚、柿酢ドレッシングなどにも。二日酔いにも効果あり。
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「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。
■好評だったブログ記事:
「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。
■大河アマゾン・魔都と呼ばれたマナウス [Manaus] 貧民街の女性の家に居候。栄華と欲望と狂気のアマゾナス劇場。新婚旅行でジャングルクルーズ アップ。
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