モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

私がOLYMPUSを使い続ける理由。たかが写真されど写真。写真への愛(妻女山里山通信)

2021-09-18 | ジョブ
 ブログの読者や里山で撮影している時に出会った方から、私が使っているカメラやレンズについて聞かれることが度々あります。その度に応えているのですが、そういえばそのことについて記事にしたことはなかったと気付きました。特に秘密にする様なことでもないので、今回は使っている機種と理由、その特性などを作例と共に記してみようと思います。参考になれば幸いです。
 私が最初に一眼レフカメラを買ったのは、武蔵野美術大学の美大生時代でした。買ったのはOLYMPUS-OM1。当時美大生の間でも特別に話題になったカメラです。その後、カールツァイスのレンズが使いたくてCONTAXも使いましたが、基本はOLYMPUSです。仕事ではハッセルブラッドとか蛇腹の8✕10も使いましたが。そのオリンパスのカメラを持ってブラジル・アマゾン・アンデスへ200日の放浪の旅もしました。よく生きて帰れたなと今でも思います。左の私のブックマークから「アマゾンひとり人旅」をご覧いただけます。
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 基本的に私は使いたいレンズからカメラ本体を決めます。それがたまたまOLYMPUSだったというわけです。神レンズと呼ばれたあのF2.0のマクロレンズには本当にお世話になりました。拙書の写真はすべてOLYMPUSのレンズで撮影しています。ボディはもちろんE-330。これらが無ければ本の出版は不可能でした。
 アートディレクターをしていた時に一緒に仕事をさせていただいた超有名なカメラマンの方々にも色々教えていただきました。彼らの写真を選び、時には指示も出さなければならないので、自分も撮影できないと駄目なわけです。岩合光昭さんや小倉寛太郎さん、田中光常さんとかいやもう世界的な人ばかりでしたから。アートディレクターとしてはネイチャーフォトだけではなく、タレントやモデルの撮影や料理などの物撮りもしないといけないので、カメラマンにも指示を出さないといけないわけです。女優さんなどは決めの角度とかライティングとかありますし、メイクや衣装にも指示を出さないといけないのです。スタッフには恵まれていました。スタイリストはとんねるず担当の人でした。原宿のブティックのハウスマヌカンに聞いたりレストランのシェフに話を聞いたり、ネットが無かった時代なので、広く深い人脈だけが頼りでした。そして、バブル崩壊もこの目で見ました。
 アナログとデジタルでは留意点も異なります。アナログの時は、プロはネガフィルムではなくポジフィルムを使いますが、コダック、アグファゲバルト、フジと全て特性が違います。エマルジョンナンバーとかの管理も面倒でした。尚且フォトショップで簡単に画像補正もできませんでした。補正に10万円とか信じられないと思います。ただデジタルになると一見プロとアマの境が無くなった様に見えましたが、それは錯覚です。情報リテラシーがないと見分けがつかないだけです。アマチュアはどんなに面白く奇抜でもアマチュアです。芸術のレベルは大衆化し下がります。芸術とはなんぞや。そのレーゾン・デートルを問われる時代になっています。
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 事務所が原宿にあったので、同僚と行く昼食とかは毎日リサーチでした。大手広告代理店、大手印刷会社、レコード会社、芸能プロダクション、モデルエージェント、大手新聞社、大手出版社、編集者、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、コピーライターなどと仕事を。高校生向けの雑誌をやっていたこともあり、女子大生や女子高生を使ってシンクタンクもしました。女子大生や女子高生を集めて何をしていたかというと、彼女たちの意見や発案を集めて集約し、女子大生の起業家に大企業に企画を売るのです。それの取りまとめや提案などをしていました。そうです。女子高生や女子大生のブームを作り出す仕事です。彼女らのブームは、私だけでなく実は30代のおじさんが創り出していたのです。今もそうでしょう。
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 週の半分以上は付き合いで飲食していました。超S級グルメからゲテモノまでなんでも食べました。出勤は10時だったので息子達を保育園に送りましたが、平日は帰ると寝顔。水彩画イラストレーターの妻からその日の出来事を聞くのが楽しみな日課でした。そんなで今より15キロ以上太っていました。そのストレス解消に家族で東京、神奈川、山梨、信州の里山トレッキングをしていたのです。妻の生家のある神奈川の江ノ島や鎌倉、逗子の海や山にもよく行っていました。そのフォトレポは、左のブックマークのMORI MORI KIDS 低山トレッキング・フォトレポートでご覧いただけます。その後、糖尿病のサインが出て膝痛や腰痛に悩まされ、ブックスダイエットで15キロの減量もしました。それ以降リバウンドはありません。生活習慣病は薬では絶対に治りません。食生活含め生き方を変えないと絶対に治りません。生活を根本から見直し変えました。農薬、食品添加物、放射能、過食、環境ホルモン、化学肥料、化学薬品、ワクチン。超巨大多国籍企業にモラルはありません、利益しか考えていません。世界中の政府にロイビストを送り込んでいます。無知は死に直結します。それが現在の世界です。

 ボディはOlympus OM-D E-M1 Mark III。マイクロフォーサーズの非常に優れたカメラです。私は常にカメラを首から下げて、時には崖登りもするのでフルサイズのカメラでは大きすぎて重すぎます。このカメラは最適なのです。手ブレ補正や防水防塵機能など基本的な性能も極めて優れています。
 付けているレンズは、ライカパナの標準ズーム。LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.。ライカの厳しい光学基準をクリアした高性能・高品質レンズです。解像度はもちろん描写力が物凄いレンズです。髪の毛一本も描写しますが、決して針金のようではなく柔らかな質感を表現します。肌の質感やボケ味も素晴らしい。普段は風景からポートレート、博物館や美術館、神社仏閣などこれ一本で充分です。以下はその作例。

 このモデルの少女は誰なんだとあちこちから追求が厳しいので一言。知り合いの日系ブラジル人の少女です。この時は18歳。高校生でした。一度オリンパスのコンデジで撮ってあげたのですがイマイチで、ちゃんと撮影してあげると。場所はとある企業の会議室で条件は最悪。でも彼女は頑張ってひとりで30分ぐらいかけてメイク。私も頑張って撮影したのです。卒業後に上京し外国語の専門学校に行くということで色々相談にものりました。家族の誰も在京経験がなかったからです。友人関係や自身の体調のことについても相談してきて頼ってくれました。私が多方面で経験があったので、それなりに的確なアドバイスはできたかなと思います。新型コロナで厳しい状況ですが、彼女には幸あれと願うばかりです。本当に愛すべき可愛い娘です。


 左下はマクロレンズ。M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroです。遠方から1:1等倍のマクロ撮影まで、また画面中心から周辺まで高解像・高コントラストを維持し、絞り開放から鮮鋭な描写力を実現しています。昆虫や花、粘菌などの撮影は全てこれです。昆虫の接写は最接近しないとならないので、非常に高い撮影技術が必要になります。逃げてしまうか襲われますから。サブカメラにはtg-5を使っています。コンデジなのに望遠とフィッシュアイ(魚眼)レンズが使えるというプロ仕様。これで撮影した画像や動画もブログにはアップしています。






 右の銀色のは、40-150mmのズームレンズ。次の大きな望遠と同じ焦点距離なんですが、オールプラスチックで非常に軽いレンズです。画質も悪くはありませんが、普段は使いません。重い望遠レンズを持っていけない時の非常用です。
 その下の大きな望遠レンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO。非常に評価の高い望遠ズームです。これに2倍のテレコンバーターを付けています。35ミリ換算で、600mmになります。どちらかというとマクロに集中するので、まだこの望遠は使い切れていないですね。今後の課題です。何を撮りたいか。そこなんです。少しずつ探していきます。
 私も含めて岩合光昭さんとかプロの方はスペックでカメラやレンズや作品を語ることはありません。そういうことをする人はアマチュアです。アートディレクターやデザインプロデューサーをしていた自分からすると、スペックはどうでもいいのです。できあがった作品が全てなのです。なので、安物のカメラで撮ったものが数百万円のシステムより輝くこともあるのです。そこにはプロとアマの境界はありません。アラーキーと話したことはありませんが、何度か遭遇しています。彼もそういう人ですね。
 たかが写真されど写真です。写真や動画がない時代は、過去を振り返って観ることさえできなかったのですから。想像できますか。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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シドニー五輪代表・鈴木雷太さんのバイクショップ「バイクランチ」探訪記(妻女山里山通信)

2014-10-08 | ジョブ
 とある用事で松本のバイクランチさんにお邪魔しました。R19と奈良井川に挟まれたシドニー五輪代表、ロンドン五輪のコーチとして活躍した知る人ぞ知る、鈴木雷太さんのバイクショップです。台風18号が抜けた松本盆地は、低く雲が垂れ込めて残念ながら北アルプスは見えませんでしたが、お店は平日にも関わらず次々とお客さんが訪れていました。バイクランチのキャッチフレーズは ”ハッピーライド&LOVEトレール”。私達の仕事は自転車販売業でなく、スポーツバイクライフ提案業だと考えています、という鈴木さんのコンセプトや人柄に惹かれて遠方からわざわざ訪れる人も多いのもうなずけます。スタッフのみなさんも、皆プロフェッショナルで、優しい人ばかりです。

 このお洒落な建物はイギリスのチューダー王朝様式(15~17世紀)の木造建築ですね。15世紀後半、建築用木材が高価になったことなどから材木のサイズが小さくなり、それぞれのパーツを近くに置きながら家を建てるようになったことから生まれた建築様式です。縦に連続する黒い柱と漆喰の白のコントラストがなんとも美しい。ショップの外にもバイクが飾られていて、国道を走っていても非常に目立ちます。

 ずらっと並んだMTB。私の大注目は、ファットバイクです。写真でも分かるように、今までのマウンテンバイクと比べると、タイヤの太さが尋常ではありません。しかし、この太いタイヤが得も言われぬ心地よい乗車感を生み出すのです。それは「浮遊感」と言えばいいでしょうか。ファットバイクが生まれたのは、冬にもなると大雪が降り積もるアメリカ北部のミネソタ州。オフシーズンの冬でもバイクに乗りたいということで生まれたんですが、春夏秋も楽しいバイクです。つまり一年中楽しめるバイク。昨冬は、妻女山でもこのタイヤ痕を見つけました。写真のモデルは、スペシャライズドFATBOY。欲しいです。

 もちろん、ロードバイクやクロスバイクもたくさんあります。初心者のかたは、経験豊富なスタッフに相談するといいですよ。真ん中は、ビアンキのミニベロ(小径車)。お洒落ですね。タウンユースやちょっとしたポタリングに最適。前に籐籠や後ろに皮のサドルバッグなんか付けて乗りたいですね。私は30年も前のビアンキのクロモリのMTBに乗っているのですが、愛着があり手放せません。お店にはキッズ用の可愛い自転車もあります。

 お店の奥にはカウンターがあり、その奥のメカニックブースではスタッフ(プロメカニック)の方が、バイクのメンテナンスをしています。しっかりしたサポートがあると安心です。一番右は、長男が学生時代に鈴木さんにプレゼントした鈴木雷太さんプロデュースのMTBフレーム「INSPIRAIL」で作ったペーパークラフト。その製作過程はこちらをご覧ください。彼が乗っていたアラヤの曲がってしまったフォークを直していただいたのがきっかけでした。

 ヘルメットやウェア、アクセサリー類、サングラス、シューズも豊富です。それにしても私がプジョーのロードレーサーに乗っていた昔と比べるとカラフルでデザインもいいですね。隔世の感がします。最近は女性のライダーもよく見かけますしね。バイクランチは、女性や初心者でも入りやすいお店だと思います。自転車は環境にいいし、健康的だし、でもママチャリじゃお洒落じゃないし腰が痛いし、なんかいい自転車ないかなという方は、ぜひ一度訪れてみてください。年齢は関係ありません。いくつからでも始められます。

 ウッディでアンティークな香りが漂う店内は、ちょっとバイクショップとは思えないほど。居心地がいい空間です。ライドイベントや試乗会もよく行われています。

 お店の後ろは奈良井川沿いに、プロムナードの様なロードがあります。この道を川沿いにぐるっと一周1.6キロの試乗ができるそうです。晴れた日には北アルプスも見える最高の環境です。
 後ろ髪引かれつつお店を後にして403号線へ。以前から寄りたいと思っていた旧篠ノ井線の跡地へ。ここは現在遊歩道として整備されています。自転車・バイク・車は禁止ですが、ここを一日だけ開放してサイクリングをしたら楽しいでしょうね。真ん中の写真は、潮沢信号場跡で、スイッチバック式の信号場がありました。昭和47年に、ここの老人たちが善光寺と戸隠神社に参拝するために、特別に列車を停めてもらったという看板がありました。この旧篠ノ井線の開業は、1902年(明治35年)6月15日 で、廃止は1988年(昭和63年)9月10日です。私も学生の頃、ここを普通列車に乗って通った記憶があります。
旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道

 あちこち立ち寄って猿ヶ馬場峠の聖湖に着いた頃には、かなり薄暗くなっていました。ここもヒルクライムで、サイクリストがよく登って来る場所です。ここから南東へ498号線を行けば、冠着山(姨捨山)を巻いて戸倉上山田温泉街へ下りることもできますし、北西に別荘地の中を登り、三和峠を超えると旧大岡村経由でR19に出ることも可能です(ちょっと長いですが北アルプスの絶景が)。私も千曲川の土手を、愛車の古いビアンキのMTBでポタリングしますが、つくづく信州は、サイクリストの天国だなと思います。長野電鉄屋代線跡地がサイクリングロードとして生まれ変わるそうですが、私は隣接の里山はバリルート含めほとんど登っていますので、このサイクリングロードを起点として歴史探索や自然探索のヒルクライム・ルートの開発を提案してみようと思っています。
(お店の取材は、鈴木雷太さんの許可を得て行ったものです)

”ハッピーライド&LOVEトレール” 入門者を手厚くサポートする鈴木雷太さんのバイクショップ|cyclowired.jp
鈴木雷太さんがプロデュースするスペシャライズドプレゼンツ『アルプスあづみのセンチュリーライド

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★10月26日(日)に、中尾山--茶臼山ハイキングが行われます。
受付:午前8時から
集合場所:黒き学園グランド(旧共和小学校校庭)
出発式:午前8時半から9時
出発:午前9時
中尾山--茶臼山の一本松コースと山麓アップルコースがあります。
私は一本松コースのインストラクターをします。昨年は100名ほどの参加でした。
交流会:正午から。恐竜公園内「童謡の森」昼食、ミニ公演、歌の後、解散となります。
◉お問い合わせ:026-292-6009(中尾山ハイキング実行委員会)


◆この度、「信州 山の日」制定に伴い、「信州 山の達人」の募集がありましたが、私がそのひとりに選ばれました。妻女山SDP(里山デザイン・プロジェクト)の活動や、ブログ「モリモリキッズ」や当サイトでの情報発信活動が、「独自性」「継続性」「有効性」「発信力」の観点から優れていると認められ、選考されたということです。今後も、里山保全活動や、里山インタープリター、ネイチャーフォトなどに力を入れていくつもりです。
妻女山SDPの活動記録は、■MORI MORI KIDS Nature Photograph Galleryのインデックスの妻女山SDPか当ブログ「モリモリキッズ」をご覧ください。

必見!◆新農薬ネオニコチノイドが脅かすミツバチ・生態系・人間:JEPA(pdf)ネオニコチノイド系農薬は、松枯れ病だけでなく、水田の除草剤やカメムシの除虫、空き地の除草剤や家庭用殺虫剤に使われていますが、元はベトナム戦争の化学兵器の枯葉剤と同様で(代表的なのがラウンドアップ:グリホサート剤)、脳の発達障害、多動性障害(ADHD)を引き起こす強力な神経毒の『農薬』ではなく、『農毒』です。

★妻女山山系の自然については、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。蝶の写真はこちらにたくさんあります。

★ネイチャーフォトのスライドショーは、【Youtube-saijouzan】をご覧ください。粘菌やオオムラサキ、ニホンカモシカのスライドショー、トレッキングのスライドショーがご覧頂けます。


■『国分寺・国立70Sグラフィティ』春樹さんと本と学生時代に読んだ本について。僕は自転車と雑学が好きだった。村上春樹さんの国分寺「ピーター・キャット」の想い出。彼のカタルーニャ・スピーチは必見。日本を滅亡に導いた者達。最新の記事『秋に似合うジャズ』もアップしました。
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妻女山SDP初仕事は、危険極まりない伐採作業だった(妻女山里山通信)

2013-05-04 | ジョブ
 連休だというのに妻女山SDP初仕事となりました。朝8時半に集合して現場へ。作業経過の写真を番号入りで添付しますので、別ウィンドウで開いてお読みください。事前に現場の写真をもらって大変だということは分かっていたのですが、実際に現場を見て全員がフリーズしました(1)。20mを超える杉と樅の大木の真下には家。そしてすぐ側には6000ボルトの電線。ごめんなさいして帰る気分でしたが、そうもいかず作業開始。

 まず中でも簡単そうな杉から倒す事に。仕事を受けたK氏が梯子をかけてロープを結びます。家や電線の方に倒れない様に固定するのです。ところが杉をよく見ると、昔先端を二回ほど切ったようで株立ちしています(2)。しかも、その下から横に大きな支枝が上へ伸びているのです。つまり、重心がどこにあるか掴めない。これは非常に危険です。

(1)の写真手前に倒したいので、受け口をこちら側に作ります(3)。それで伐採したのですが、真北に倒れてしまいました(4)。重心が真北にあったようです。ちょうどガレージと電線の間に倒れたのが幸いでしたが、少しでもずれると、ガレージ粉砕か、電線切断となるところでした。みな冷汗。倒した後は全員でチェーンソーで枝の切り落とし作業(5)。すごい量です。

 すると依頼主から、赤松と杏と柾 (まさき)も切ってくれないかと要望が。ということで、まずは柾の薮を処理してから杏を伐採中(6)。60センチを超える幹の根元は空洞化してうろになっていました。中にはセルロースのスポンジが(7)。

 そして最後は、樹齢50年を超える樅の木の伐採。これが一番の難題。なにせ直下には家。上には6000ボルトの電線。下には電線、斜めに電柱のワイヤー。まずは入念に作戦会議。杉は結果オーライでしたが、失敗してますしね。まず、高所作業車で、N氏が乗って枝を下から切って行きます(9)。下にも電線があるので慎重に。この樅の木というのは、重いのです。枝も半分位切ると自重で折れます。総重量は、軽く7、8トンはあるでしょう。

 最高部は20m位。アームも限界。そしてロープを結んで落とす方向を制御しながら上から玉切りしていきます(12)。下へ来るほど太くなるので、200キロ以上になります。落とすとドカーンという音と地響き。通りかかったちびっ子が目をむいて驚いていました。最後に3m位になったところでくさびを入れて倒しました。ここで危険な作業は終了で記念撮影(13)。最後に倒した主幹は1トン以上。50センチ位に玉切りしても、とても人力ではトラックに積み込みできません。クレーンを使ってつり上げて積載。そして枝の積み込みがまた大変でした。結局作業が終了して解散が6時半。もう疲れ切って帰りましたw。それから、ご近所の皆様、連休だというのに一日中チェーンソーの音を響かせて大変お騒がせしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

 こんな危険な作業を請け負うなんて相当のプロと思われるかもしれませんが、全員林業関係者でも造園業でもありません。ただの素人。まあ、妻女山里山デザイン・プロジェクトで山林作業はお手の物ですが、住宅街は初体験。建築関係と電気関係のプロがいたので出来た様なものですが、山の様にただ倒せばいいというものではありませんでした。これで屋根に穴開けたり、電線ぶった切って怪我人でも出たら、夜のローカルニュースのネタになってしまいますからね。いやあ無事に終えて良かった。と同時に、我々の持っているスキルの意外な高さを認識した仕事でもありました。伐採というのは体力と同時に高度な頭脳労働だと再認識しました。まあ、こんな困難な仕事は二度と受けることはないでしょうけれど。

 依頼主の老夫婦が、本当に喜んでくれたのが幸いでした。それと、休憩時間に依頼主のおばさんが出してくれた長芋の糠漬けが大変美味でした。茄子と野沢菜のおやきも美味しゅうございました。

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■今年は、福島や首都圏、東京で、放射能による突然死や疾病が顕在化する。身近な人や文化人、芸能人が犠牲になることで・・。それは既に始まっている。福島第一原発からの放射性物質の総排出量は、約90万テラベクレル(テラは1兆)で、原爆の約170倍。空間だけで現在も毎時1000万ベクレル。毎日2億4000万ベクレルが放出中。収束は嘘。さらに地中から海へ流れ出ている総量は見当すらつかない有様。1、2、3号機は、もう手が付けられないレベル。石棺すらできない。4号機はなんとか修理しているが、使用済み核燃料プールが崩壊したら日本は終わり。米でさえ、すでに流れは脱原発。GEのトップでさえそう言明している。米が日本に原発続けさせたいのは、劣化ウランが欲しいから。そして、自国の財政破綻を救うため、TPPで日本から、血の最後の一滴までもぎ取ろうとしている。それに加担する原発村企業官僚自公民マスコミの隷属グループ。正に彼らこそ日本を滅亡に導く真の売国奴。
チェルノブイリ事故との比較

■千年に一度の地震多発期にある日本。富士山の大噴火に始まった貞観地震の時には、9年後に関東大地震が起き、間に大噴火がふたつ。18年後には、東海、東南海、南海地震が連動したともいわれる仁和地震が起きている。今回もM9の大地震なので、100パーセント噴火があり、1~10年の間に必ず大地震が起きる。速やかに全ての原発を廃炉にし、核燃料を安全な場所に移さないと、間違いなく日本は滅亡する。高レベル廃棄物の処理方法はなく、その見通しさえたっていない。六ヶ所村ももうすぐ満杯。大地震で六ヶ所村が崩壊すれば、その時は人類の終わり。それだけの核廃棄物がある。われわれに時間の猶予はない。

■歴史は繰り返す:864年:富士山噴火/868年:播磨国地震(阪神)/869年:貞観地震M9・貞観津波(東北)/871年:鳥海山噴火/874年:開聞岳噴火/878年:相模武蔵地震(関東)M 7.4/887年:仁和地震(東海南海地震)M9(M=推定)

■原発情報は、左のツイッターで。
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ふろむあーすカフェ・オハナ サイトアップ!

2008-04-16 | ジョブ
三軒茶屋にあるオーガニック & コミュニティ・カフェ+ ナチュラル・キッチン & バー 「from Earth Cafe “OHANA” (ふろむあーすカフェ・オハナ)」の私が制作したサイトがアップしました! まだ未完成の部分もありますが、アースデイも間近ということでnews/event情報をお届けしたく、なんとかアップにこぎつけました。なかなかクールで分かりやすいサイトになったと自負しています。これから更にパワーアップしていきます。

食や育児の問題などが山積している現代、都会の中で若者や若い母親たちは孤立しがちですが、カフェ・オハナは、オーガニック & コミュニティ・カフェと宣言しているように、三軒茶屋の新たなコミュニティ・スポットとなりつつあるようです。先日打ち合わせに訪れた際には、赤ちゃん連れのお母さん達がたくさん集まっていました。情報交換やコミュニケーションの場所となっているようです。店内全席禁煙なのも安心。246通り沿いで、駅から3~4分というのも便利です。

お店の場所や詳細は、サイトをご覧いただきたいのですが、安全で美味しい食事とイベントやライブが楽しめるお店です。旬の無農薬野菜を中心にした日替わりプレートや、ベジカレーに、お総菜、パスタ、サイドディッシュ、ナチュラルスイーツ等々。こだわりのアコースティックライブ、トークライブやワークショップ、個展、パーティー等、イベントも多数。テイクアウトもあります。お店の人達は、女性一人でも安心して夜ごはんが食べることもでき、かつ、2人以上でも、ごはんが食べたり、お酒を飲んだり、楽しめる場にしたいとおっしゃっています。

木と流木を中心とした暖かいインテリアは、246通り沿いにありながら、店内に一歩足を踏み入れると、喧噪から離れ、静かで、落ち着いた空気が流れる、心地よい空間。音楽(BGM)は、秋元しゅうせい氏のひょうたんスピーカーとタイムドメインスピーカーという2大波動スピーカーで、オーガニック・ミュージックが堪能できます。この間は、ちょうど壁面を使って個展を開催中でした。場所柄、若いお客さんが大半ですが、年輩の方や男性も訪れていました。246通り沿いを忘れるほど落ち着いていて静か、大人にも子供にも、なかなか心地よい空間です。

近くのエコー仲見世商店街内には、フェアトレード&エコロジー・ショップ “ふろむ・あーす”もあります。ぜひ一度訪れてみてください。

★また、4月19日(土)20日(日)に代々木公園で行われる「アースデイ東京2008」にも出店します。地球を考える、環境問題や食の安全、子育てや教育に関心のある方はぜひお出かけください。出店やコンサート、イベントも多数です。
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三軒茶屋 ふろむあーすカフェ・オハナ

2008-03-12 | ジョブ
三軒茶屋の246沿いにある 「from Earth Cafe “OHANA” (ふろむあーすカフェ・オハナ)」に行ってきました。そもそもこちらとは、すぐ近くにあるフェアトレードショップの「ふろむあーす」のお店のサイトを作らせてもらったのが始まりです。連れも「玄米が美味しいオーガニックカフェ♪」という訪問記をブログで書いていますが、以前は馴染みの薄かったフェアトレードという言葉や、オーガニックという言葉も、今やむしろ若い人を中心に市民権を得たようです。色々問題が起きているし地球温暖化も無関心ではいられないですからね。

その後ウェブショップのサイトも制作させてもらいましたが、今回はこのお店のホームページを作るための打ち合わせでの訪問です。
from Earth Cafe “OHANA”は、フェアトレード、エコロジー、オーガニックをコンセプトに、心地よい空間、音楽、FOOD & DRINKを 提供するオーガニック & コミュニティ・カフェ + ナチュラル・キッチン & バーとしてオープンしました。既にコンサートやイベント、ワークショップなどが開かれ、三軒茶屋の新たな注目のスポットとなっています。

食や子育て、教育の問題が多い昨今、コミュニティの場にもなるような、こういったカフェやショップが近所にあるということは、地域の活性化にも繋がるでしょうし、どちらかといえば孤立しがちな都会の若者や子育て中の親子には嬉しいスポッとになると思うのです。昔のような喫茶店文化というのは、今や死語ですが、ワークショップなどの活動を通して新たなカフェ文化のようなものが形成されていくのではと期待しています。ギャラリーにできるような壁面もあるので、貸しギャラリーも計画されているようです。本当に今後が楽しみなカフェです。

ということで肝心のサイトですが、オーガニックといっても大きな企業のような小綺麗でお洒落だけれども結局は人任せで温かみを感じさせないようなサイトではなく、やはりオーナーが自ら頻繁に更新していくような体温のあるサイトを目指しています。オーナーのFさんも、ショップのサイトの時は本当に初心者でしたので、思いっきりシンプルなサイトにしましたが、現在は更新作業にも慣れてかなりレベルアップされています。そこで今回はフラッシュなども使って、ビジュアルも充実させようと思っています。しかし、やはりウェブマスターの気持ちの入った嘘のない言葉や、本人が伝えたいという想いで撮った写真やスタッフが描いたイラストなどが最も大事なのはいうまでもありません。フルサイトなのですぐにアップというわけにはいきませんが、アップロードされたら、またお知らせします。詳しい場所や営業時間などは、サイトが立ち上がるまでは、ブログ「from Earth Cafe “OHANA”」をご覧ください。
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