昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

St.John Green - s/t (1968 US Psych, Kim Fowley PD)

2015-02-17 22:38:13 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
St.John Green - s/t



米LAサイケ、1968年発表の唯一作。

プロデユースは鬼才で奇才なキム・フォーリー
盟友:マイケル・ロイドのお二人。



キム・フォーリーは70年代にUSガールズバンドの
ランナウェイズの仕掛け人として名が広く知れてるかと思います。

それ以外では、60年代初頭からずっと
アメリカンポップスやサイケバンド、ロックバンドの
プロデュースに携わってますね。
キラリと光るセンスはサスガ…!

また、それとは別に、ソロ活動もやっていて
60年代末から2000年代までコンスタントにアルバムを発表。

私はそんなキム・フォーリーが本当に大好きで
私的には愛情込めて「フォリ様」と呼んでいます(笑)
なのでここでもフォリ様と書かさせてくださいね(^^ゞ



一方、もう一人のプロデューサー、マイケル・ロイド
西海岸ソフトサイケのWest Coast Pop Art Experimental Bandの元メンバー。

バンド脱退後はMGMレコードの副社長となって
サイケバンドを発掘&プロデュース。

フォリ様とのお仕事ではペアとなって、
マイケル・ロイド中心のSmokeというソフトサイケバンドや、
Fire Escapeというレアな面子の揃ったガレージバンドなどを手がけてます。



とまぁ、こういうお二人のプロデュース作品なのですが
ハッキリ言ってブッ飛んでます(笑)

だいたいの曲は歌詞を朗読(というか演説?)するといった
トーキング・スタイル。。


湿り気帯びたオルガンが印象的なダウナーサイケ演奏をバックに
延々と歌詞を演説の如く朗読するというトーキングスタイル。


でもサイケ演奏がとてもグルーヴィーなので
トーキングスタイルでも私的にはそんなにイヤじゃなかったです(笑)

むしろダウナーなサイケサウンドに身を委ねるかの如く、
ダラダラ聴いてるのが心地良く思えるほど…(爆)



で、どんな人たちなんだろうということで
メンバーのお写真をペタリ…(笑)
60s Grage Band.comっていうガレージ・データサイトからの流用です…(^^ゞ



フツーの人たちすぎて、ある意味ビックリ(笑)
だって曲はこんなにブっ飛んでるのに…(^^ゞ


ていうか、このガレージサイト、マイナー処が満載でスゴイ!
しかもマイナーバンドのメンバーとのインタビューが多数あってスゴイ!
数々のバンドのレアな写真もいっぱいなので見所満載です♪


「60s Grage Band.com」のインタビューページ→Link!


知ってるバンド、少ない…
まるで底なし沼…(笑)

サイケの参考書代わりに見ておきたいサイトです♪

TOPページは以下からどうぞ
 ↓
"60s Garage Band.com"

--- PC Site--- Link!

---Facebook--- Link!


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…おっと、St.John Greenの話から脱線してしまいました(笑)
話を戻しましょう。


とまぁ、こんな感じのバンドですが、曲のクレジットのほうは、
12曲中・6曲がSt.John Greenのバンドメンバー。

そして4曲分がキム・フォーリー、
最後の1曲だけバンドメンバーとキム・フォーリーの競作となってます。


私的にはフォリ様作曲の2曲目「Canyon Women」が特にお気に入り♪
フリーキーでファンキーなサイケ曲。
フォリ様特有の、どこか人を食ったような感じがクールですね(笑)


その後はしばらくボーカルの人のトーキングなダウナーサイケが続いて
いくらナンでもこの私でも「こりゃヤバイ」と思っていたら(爆)、
急にパーっと視界が開けたかの如く、メロディアスな哀愁サイケ曲が…☆

バンドの名を冠した曲でフォリ様作曲の「St. John Green」です。

フォリ様自身はぶっ飛んだ人だけど、
プロデュースした曲はどれもポップセンスがキラリ☆
そういうところは矢張りサスガですね!


St John Green - Canyon Women



St John Green - Devil And The Sea



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とまぁ、今回の投稿はフォリ様プロデュースの作品でしたが
ファンとして追悼を意を込めての投稿でした。

フォリ様は2015年1月15日に長年の闘病の末、天に召されました。

去年の秋には若くて美人な恋人さんと再婚もされたんですけどね。。

こんな素晴らしくクレイジーで奇才なお方はそうそう居ません。

ご冥福を心よりお祈りいたします。




Kim Fowley R.I.P...

His song is Forever!!!

...Thank you...!!!


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[VA - With Love: Pot of Flowers (San Francisco Psych)]

2014-10-01 22:36:36 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケはこれ!

VA - With Love: Pot of Flowers




1967年に発売されたシスコサイケコンピに
14曲のボートラを追加したコンピCD。


元々のコンピでは、4つのシスコサイケバンド、
The Wildflower, The Harbinger Complex,
The Otherside, Euphoriaを中心としたコンピ盤だったのだそう。


今回のCD化でのボートラでは、
その4バンドの他に色んなバンドが収録。

元々のコンピは米国のレーベル・Mainstreamから出てる音源だったので
ボートラもそのMainstreamと、
関連レーベル・Brentからの音源なのだそう。



で、なんで私がこれを知ったかというと、
キッカケはこのサイケポスターからでした…☆




The Byrdsの1966年フィルモア・ライブが大々的に宣伝されたポスター!

The Byrdsの他にも色んなバンド名が書かれているけど
The Wildflower」って名前にすごく惹かれて…♪


で、調べてみたら、こんなサイトを発見!
 ↓
The Wildflower HP


見てみると「Lost band」と書いてある…!
ご本人たち自らがそう書くだなんて…(^^ゞ


HPには当時の曲が13曲も試聴できるようになってる…!
(試聴ページ→リンク

どの曲も哀愁のサイケフォークロックでイイ感じ…♪
自分好みのサイケバンドです♪


でもこのコンピCDには5曲しか収録されてないんだけど…
彼らのこの13曲分+αのコンプリート盤がそのうち出ることを願って…☆



そんなこのコンピCD、曲リストはこんな感じになってます♪
 ↓

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[Track list]

1.BABY DEAR - The Wildflower
2. WIND DREAM - The Wildflower
3. HUNGRY WOMEN - Euphoria
4. STREETCAR - The Otherside
5. COFFEE CUP - The Wildflower
6. I THINK I'M DOWN - The Harbinger Complex
7. JUMP IN - The Wildflower
8. WALKING DOWN THE ROAD - The Otherside
9. WHEN YOU KNOW YOU'RE IN LOVE - The Harbinger Complex
10. NO ME TOMORROW - Euphoria
11. TIME TO KILL - The Harbinger Complex
12. MY DEAR AND KIND SIR - The Harbinger Complex


[Bonus Tracks]

13. SLAVE OF DESIRE - The New Dawn
14. NOW IT'S OVER - The Word
15. THINKING OF YOUR FATE - The Ban
16. I'M LONELY - The Montells
17. I COULD GO ON - Thee Unusuals
18. BYE BYE - The Ban
19. IT FEELS LIKE I'M CRYIN' - The Ariel
20. SO LITTLE TIME - The Word
21. YOU'RE WRONG TO THINK IT - The Montells
22. PLACE OF SIN - The Ban
23. WIND DREAM (mono single version) - The Wildflower
24. STREETCAR (mono single version) - The Otherside
25. HUNGRY WOMEN (mono single version) - Euphoria
26. I THINK I'M DOWN (mono single version) - The Harbinger Complex

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Harbinger Complexは1曲だけ物凄く聞き覚えのある曲が…!
と思ったらナゲッツに収録されている曲だったと分かり納得…(笑)


Euphoriaってバンドは幾つか同じ名前のバンドが居るけれど
私的にお気に入りの「夫婦モノのユーフォリア」や
ゲイのお二人のユーフォリア」とは
全く違う別バンドのユーフォリアと知って目からウロコ!(笑)

ライナーノートに写真がありました♪


けっこうガレージな感じの曲でカッコ良いバンド♪
こういう4人組だったのか…!(メモメモ)



また、ボートラのNew Dawnも、私的に真っ先に思い浮かぶ、
ドアーズ的ダウナーサイケのニュードーンとは全く違う
別バンドと知ってまたまた目からウロコ!(笑)


アメリカのサイケデリアは奥行きがありすぎる…
サイケの底なし沼にまたまたハマってしまいました(笑)


いつもサイケコンピはサラっと聞き流してしまいがちなんだけど
このコンピはマメに聞き続けてます♪
この春夏シーズンのヘビロテ盤でした♪


あ、そうそう!
このWildflowerってバンド、近年再結成もして
新譜も出しているので私も聴いてみたんですよ。
 ↓

The Wildflower
- Forty Years in the Blink of an Eye




でも…
ジャケのデザインからして不安がよぎってましたが、
そのとおり、ぜんっぜんサイケじゃなくて拍子抜けでした…(^^ゞ

フォークロックやカントリーロックな感じのルーツロックなんだけど
どうもキレが悪(以下自粛)

彼らの60年代当時の音源はどれもサイケで良いので
そのうち音源集がCDで出ることを願いつつ…☆


The Wildflower - Baby Dear



Euphoria - Hungry Woman



The New Dawn - Slave of Desire


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Stieve & Stivie - s/t (AU Soft Rock)

2014-02-05 21:13:40 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは、
Stieve & Stivie - s/t



豪ソフトロック、ソフトサイケ。

このユニットは、スティーヴ・キプナーが
オーストラリアでやってたデュオ。

本作はそのデュオの68年発表、唯一作。
録音は英国に渡ってやったのだそう。


このデュオの後、スティーヴ・キプナーは英国で、
ソフトロック/フォークロックのTin Tinを結成。
ビージーズのモーリス・ギブがプロデュースしました。

Tin Tinのほうは以前、当ブログにもちょこっと紹介(^^ゞ
一応、リンク貼っておきます♪(→リンク


そしてこちらのデュオのサウンドはというと
カラフル&ドリーミーなソフトサイケ、ソフトロック。

ストリングスやホーン入りでビートルズ的だったり
ハープシコードが印象的で憂いのある感じだったりと、
英国録音ならではという感じの流麗さと
モダンな雰囲気を感じます。

美しい曲ばかりでウットリ…☆

米ソフトロック・ミレニウムのカート・ベッチャーに通じる、
キュートな歌声も魅力的で、
もう一人のスティーヴさんとのハモリもバッチリ。

自分的に大好きな1枚です♪



そしてそして!
こちらのスティーヴ・キプナーさん、
あのオリビア・ニュートンジョンの
フィジカルの作者でもあると知ってビックリでした!

このスティーヴ&スティーヴィーも
メロディアスで印象的な良い曲ばかりだし
世界的大ヒット曲の作者というのも納得です~!

それを思うと、このS&Sや、後のTin Tinのほうも
もっとヒットしてほしかったなぁ…と思ってしまいますね…。

まぁ、そういったグループは山ほどありますけどね(^^ゞ


Merry Go Round



I Can See It In The Moon


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【Michael Fennelly - Demos (The Millennium's Guitarist)】

2014-01-24 23:24:45 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
Michael Fennelly
- Love Can Change Everything Demos 1967-1972




60s米ソフトロック「The Millennium」のギタリストの
1967年~72年に録り溜めたデモ音源集。

このフェネリーさんはミレニウムの名曲のひとつ、
It's You」の作者さんでもあります☆
(曲はこちら→動画


彼はこの後、ソロを経て、
パワーポップバンドのCRABBY APPLETONで活動。

そんな彼のミレニウム在籍期間中からソロ期の時代の
デモ音源集ということで、なかなか興味深く聴けました。

曲のほうは69年録音が多く、
次に多いのは67年~68年録音の曲。

67年~68年あたりの音源では
カート・ベッチャー&キース・オルセン
ミレニウムチームがプロデュースした曲が多く、
ドリーミーポップな曲や、
アコースティックでちょっぴりサイケな曲など。

演奏にはミレニウムのメンバーのリー・マロリーさんの名前も。


69年以降の曲になると
より一層アコースティックで
少々スワンプっぽい雰囲気が見え隠れする曲や
はたまたメランコリックな感じの曲もあったり。。

特に72年録音の曲が私的には超ツボだったんですよ…!
アコースティックでメランコリックで…!
なんて良い曲なんだろう~と何回もリピート聴き!

この72年音源は、74年に発表した
ソロ1stアルバムの中のデモ音源なのだそう…!

フェネリーさん、ソロも出してたのか…!(メモメモ…)

しかもそのソロ1st「Lane Changer」は
あのゾンビーズクリス・ホワイトがプロデュース…!

録音の演奏メンバーにも元ゾンビーズの
ロッド・アージェントさん&そのバンドのメンバーも…!

しかも!
このソロ1st、2010年に初CD化する予定だったのに
残念ながら発売中止になってしまったことを
今更ながら知りました…!
(→発売中止になったソロ1st紹介ページ

…それを考えると今回のこのデモ音源集の発売が
本当に貴重なことだったと分かりますね…!

いつかソロ1stもリイシューしてほしいものです…!
(と書いてみるテスト!…関係者様、是非是非に~w)


Try to Understand



Flyer(ソロ1st収録曲のひとつ)




◎以前私が書いたミレニウム関連記事も
一応ペタリしときますネ…w
 ↓
カート・ベッチャー、ミレニウム前後の作品集

サンディ・サルスベリー、ソロ+関連作

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【The Collectors (60s カナダ・サイケ】

2013-10-13 19:18:55 | 60sジャケ絵日記
今日はこちらのバンド。

カナダのサイケバンド、The Collectorsです。


彼らはUSガレージ/サイケのエレクトリック・プルーンズ
3rdアルバムに覆面的にレコーディング参加!

その作品ではアシッドな教会のミサ音楽なサウンドをやってました…!


そんな彼らの1stがこちら。

The Collectors - s/t



どうです~?美しいジャケですね♪

こちらは1968年発表の1st、プロデューサーは
プルーンズと同じくデヴィッド・ハッシンジャーです。

そんなこともあってなのか、
プルーンズ3rdで覆面参加したときのミサっぽい感じが
この1stでも見え隠れしているような…。

アシッ度高めで荘厳…!
これがまた陶酔できて私的には良かったりするんですよね(笑)

一番最後に収録の曲「What Love(Suite)」は
19分以上もの大曲…!
(What Love動画→リンク

サイケ末期プログレ前夜な雰囲気に満ちた
アシッ度高めのダウナーサイケでウットリです…☆

また、翳りのあるサイケフォークロックもやってるんだけど
メランコリックでとても素敵なんですよね~

こちらに動画を置いておきます…♪


Lydia Purple


She (Will-O-The-Wind)


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そして彼らの2ndがこちら。

The Collectors - Grass and Wild Strawberries



69年発表の2nd、プロデューサーは
またまたデヴィッド・ハッシンジャーさんです。

こちらの作品のほうでは
グっとロック寄りになった曲が多くなった感じですね。
でも前作のようなダウナーサイケもやってますが…(^^ゞ

ダウナーサイケのほうは前作よりも
コーラスワークがしっかりしてきて
ロックオペラっぽい感じが見え隠れ。

この2ndの直前にプルーンズの3rd制作に急遽呼ばれて
覆面参加することになり、教会のミサ音楽を取り入れた
ダウナーサイケを録音したんですが
その延長線にあるようなダウナーサイケ曲ですね(^^ゞ
(当ブログのプルーンズ3rd記事→リンク


一方、ロック寄りな曲はステッペンウルフ的な感じかも!?
シスコサウンドといわれたら「あっそうなんだ~」と
軽~く信じてしまいそうな感じのサウンドですかね(^^ゞ

っていうか、プルーンズの最終作(5th)、も
ステッペン的なサイケロックだったような…
しかもハッシンジャーさんプロデュースで!(笑)

まぁ、良しとしましょうか~~(^^ゞ

他の曲ではコーラスワークが美しい
サイケフォークロックなんかもやってたり…♪

当時のあらゆるサイケを良いとこ採りしてるような
1粒で何度も美味しい的・1枚になってるかも♪

1stと共にサイケの名盤として愛聴してマス♪


Grass and Wild Strawberries


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