
今日のジャケ画は、
Fire 「Underground and Overhead : The Alternate Fire」
60年代の英国バンド「ファイア」の編集盤。
邦題は「天空と地下を彩るサイケの炎」・・・!
なんてステキな邦題でしょう!?(^^)
ファイアは1968年、あのアップルレコードからデビューしました。
デビューシングルは彼らの中でも最高のポップサイケ曲、
「ファザーズ・ネーム・イズ・ダッド」でした。
しかし。。。
ライナーによるとデビューシングルの発売直後、
ポールマッカートニーの「録り直し」指示により回収されるハメに。。。
どうやら地味な印象を持ったようで、録り直すことになり
そして回収されることになったそうです。
そして録り直しバージョンが再発売されたものの、
残念なことに話題にのぼることがなく
そのまま消えていったそうです…(T∀T)
この曲、タイトルから察するとおり(?)、
とても楽しくてポップな曲なんですよ♪
あの最強のサイケコンピ盤「ナゲッツ」の
「Ⅱ」のほうにも収録されてますが
それに収録されてるのは録り直しする以前のバージョンですね。
この編集盤には録り直しバージョンも収録されてますが
長年、ナゲッツⅡで「回収されたバージョン」を聴いてきたこともあり、
ワタシ的には回収されたバージョンのほうがパンチがあって好きです。
この編集盤はファイアの中心人物デイヴ・ランバートが
大切に保管していた当時の音源を集めた1枚だそうです。
このデイヴ・ランバートは
70年代のStrawbsっていうバンドでもギターで活躍していたそうですが
ワタシ、このバンドはこのライナーを読んで初めて知りました(^^ゞ
そんな彼が保管していた音源を集めたこの編集盤ですが
ポップサイケの楽しい曲や、憂いを帯びたコーラスワークが光る曲、
スリーピースバンドならではの各パートが力強く主張するような
ハードロックテイストな曲などなど、いろいろな曲が楽しめます♪
良い曲ばかりなので、レーベルやその他諸々の事情により
上手くセールスされなかったことが悔やまれますが
現在こうして聴くことができてヨカッタです。