今日のジャケは
The Hollies 「Butterfly」
グラハム・ナッシュが在籍した作品としては最後となる作品。
今回の「バタフライ」は、前作「エヴォリューション」での
サイケサウンドの実験効果がバッチリ発揮できた
サイケな作品となりました。
ホリーズならではのポップ感と美しいハーモニーもバッチリ♪
それなのに・・・!
この当時、セールス的には売れず、その責任をとって
グラハムがバンドを去ったとも云われています…。。。
まぁ、真実は定かではありませんが
一ファンである私が思うのは「こんな良い曲揃いなのに
どうして当時は売れなかったんだろう?!」ということ…
最初の曲から最後の曲まで統一感も感じられ、
なにげにコンセプトアルバムのようです。
なんせ1曲目の「Dear Eloise」からしてガツンとやられまくり!
アンニュイなボーカルから始まり、メインの歌メロ部分に入ってからは
甘酸っぱいボーカルが胸にガツンと突き刺さります♪
それでもって間奏部分では「パ~ パパパパァ~」なんていう
ポップで60sなコーラスが!
60sポップス好き&サイケ好きな人にとっては
美味しいところが満載の「たまらない曲」だと思います♪
「Maker」では冒頭部分からシタールが妖しく鳴り響くアシッドな曲。
ホリーズっぽくないですが、サビ部分では明るめのメロになるところが
ホリーズらしさを感じられると思います。
また、6曲目「Wishyouawish」と7曲目「Postcard」では
曲の始まりの部分に鳥のさえずりが鳴り響いてます。
サウンド的には「Wishyouawish」はトランペットなども使って
なにげにソウルな感じを出してますが
「Postcard」のほうではフォークロックっぽい感じで
バーズのような曲調になってます。
この2曲も今までのホリーズっぽくない曲だと思うんですが
哀愁メロとハーモニーとギターサウンドが素敵です。
8曲目「Charlie and Fred」や9曲目「Try It」では
またまたホリーズならではの甘酸っぱいボーカルが聴けれます。
この甘酸っぱいボーカルが実に良いですね。
ちなみに「Try It」では電子音が鳴り響いて
なにげにスペイシーな雰囲気もかもし出してます。
そして最後の曲「Butterfly」ではフルートやストリングスなどを使って
幻想的な美しい曲となってます。
この曲で密やかに作品の終わりとなります・・・
ホント、ため息ついてしまうほどです。
コンセプトアルバムのような統一感が素晴らしいですね。