今日のジャケ画は
King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」
邦題「クリムゾン・キングの宮殿」
これによってプログレ・シーンが拡がったとされる1枚だそうですね。
ビートルズの名盤にして実質上最後の盤「アビーロード」を
1位からひきずり下ろした盤としても有名ですよね。
ワタシはプログレ系はそんなに聴かないのですが(汗)、
キングクリムゾンの初期2枚やピンクフロイドに共通する、
「サイケな浮遊感」があるプログレは大好きです(^^ゞ
この「宮殿」のイチバン最初に収録されてる
「21世紀のスキッツォイド・マン」は
冒頭の部分からインパクト大ですが、
ジャジーな展開となって混沌とした空気を放出しまくってますね。
メロトロンの音を活かした「風に語りて」もステキです♪
「エピタフ」も心にグッとくる哀愁感がたまりません。
叙情的な世界にひきずりこまれます。
そして「ムーンチャイルド」。
出だし部分の哀愁あるメロディからして涙ものです。
ワタシはこの曲が大好きですね。
幻想的なメロトロンの音に応えるかのように、
所々にドラムやギターが少しずつ入るというのもステキです。
そして最後の「クリムゾンキングの宮殿」。
とても荘厳な雰囲気ですよね。
哀愁あるメロディと相まって、
力強いコーラスと、独特のリズムを刻むドラムが印象的で
深い感動がおしよせてきます☆彡
----------------------------------------------------
【↓以下はジャケットを描いたBarry Godberについてです↓】
それにしてもこのジャケットは強力なインパクトを感じますね!
これを描いたのはBarry Godberというアーティスト。
バリー・ゴッドバーはプログラマーとして
コンピューター会社に勤める傍ら、
アートスクールで勉強していた無名のアーティストでした。
このジャケットを描くにあたって、アルバムのテープを聴き、
イメージした世界をジャケ画として描いたそうです。
また、彼が描いたジャケットはこのアルバムが唯一のものだったそうです。
そしてこのアルバムが発売された約4ヵ月後、
70年2月に24歳の若さで急逝。。。
このジャケの元絵は、ロバート・フリップが所有しているそうです。
(
参考サイトはコチラ)
ちなみに2ndも彼が描くことに決まっていたそうですが、
急逝してしまったので、幻想的な画風の画家を
急遽探さねばならなかったとか…。
バリー・ゴッドバーの他の絵も見てみたかったと思うので、
早すぎる死が悔やまれてなりません。