昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

【Sixto Rodriguez (Sugar Man, US SSW】

2013-12-10 22:07:49 | 70sジャケ絵日記
今日は米SSW、ロドリゲスを♪

映画「シュガーマン」で彼の数奇な人生が描かれてて
私も知ったのですが、
なんと素晴らしく胸に響く曲ばかりなのだろう、、と
今年一年、大いにハマったアーティストでした。



そんなロドリゲスのバイオグラフィーを少し。。


60年代末、パブで歌っているところを
プロデューサーに発見されレコーディング。

67年にシングルを1枚出しているようです。

そして70年と71年にアルバム発表。

しかし関係者以外全く売れず、
そのまま消えていってしまいました。


でも南アフリカの人たちから広く支持。

アパルトヘイトで厳しい状況下に置かれていたので
タブーをも赤裸々に歌う曲が強く支持されたのだそう。

そして米国で暮らすロドリゲスの知らないうちに
南アフリカではロックヒーローに…。。

しかも伝説のロックヒーローということで
ロドリゲスはもう死んだという噂が信じられていて。。


そんな中、ロドリゲスの熱心なファンと
再発アルバムのライナーノートを担当した音楽ライターが、

「彼は本当に死んでるのだろうか?
今までの再発アルバムのけっこうな印税は
ロドリゲス側に渡っているのだろうか?」と
疑問に思ったことから彼のことを調査開始!


…その気持ちすごく分かる…!

いち音楽ファンの私にとっては、
この熱心なファンのひたむきで地道な行動に
胸が熱くなりました!

大好きなロドリゲスが生きてるかを知りたい!
印税はちゃんと入って暮らせてるのだろうか。
そんなことまで熱心なファンは考えちゃうんですよ!(^^ゞ

(↓こちらが熱心なファン&ライター&関係者たち)



そしてインターネットを通じて消息が遂に分かり
南アフリカにライブで呼ぶことにまでなり、
そのことが欧米各国にも知れ渡ることに。。

そして今では南アフリカと欧州各国・全米各地を
ツアーで回るほどの大人気SSWに…!

その経緯を描いた映画「シュガーマン」も
アカデミー賞を受賞…!


…とまぁ、こういう経緯のSSWなのです。

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そんな彼の書く曲はどれもシンプルで
とても心にスッと入りこんできて沁みる曲ばかり…!

そんなロドリゲスの作品がこちら。

Rodriguez - Cold Fact



70年発表の1st。

映画タイトルになった「シュガーマン」も収録。

70年代、南アフリカの人たちから強く支持された、
タブーをも赤裸々に歌った曲「I Wonder」も収録。

ボブ・ディラン・タイプのSSWですが
録音は69年の8月~9月頃ということで
サイケ末期ならではのアシッドなアレンジが施されてたり。

サイケフォークな曲がけっこう多くて私好み♪

なによりも、粒揃いに良い曲満載なんですよ。

私なんてこれを最初に聞いたときは
あまりに心を揺さぶられて
5時間くらいずっとこれを聞きっぱなしでした(^^ゞ

もうこれを毎夜聞かなきゃ
1日が終わらない~ってくらいにまで成りましたw


そして特に大好きな2曲をペタリ…☆
心に沁みる…(感涙)
 ↓

Crucify Your Mind



Forget It



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そしてお次の作品がこれ。

Rodriguez - Coming from Reality



71年発表の2ndです。

録音は70年にロンドンで録音されたものとのこと。

前作の1stではアシッドなアレンジで
サイケフォークな曲がけっこう多かったですけど
この2ndではサイケ色は殆んど減り、シンプルなサウンドに。

哀愁のあるフォークロック、
渋味のあるアコースティックブルース、
ストリングスやハープなどが美しいフォークロック、
ローズピアノが印象的な穏やかロック、
ブルースのアコギ演奏に乗せたトーキングな曲などなど。

そのどれもが味わい深くて心に沁みてくるんです~!

1stを毎夜聴き続ける生活を4ヶ月くらいしたあとに
この2ndを聴いたんですけど、
これまた寝る前のひととき盤に重宝いたしました(^^ゞ

ホント、ロドリゲスを聴かなきゃ
1日が終わらない~ってくらいなんですよ(^^ゞ


Climb Up On My Music



Halfway Up The Stairs


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映画「シュガーマン」の中で知ったことですが、

ロドリゲスは70年代初頭に表舞台から去った後もずっと、
ギターを弾くことだけは日常的にやっていたのだそう…!

彼曰く「ギターを弾くのが大好きなんだ」。

しかも移民の家系なのでホワイトカラーの職業には就けず
歳を取っても尚ずっと肉体労働をしてきたのですが
その現場にもロックなスーツで
オシャレにキメて行ったこともあったそう…!

ステージに立ったり、
アルバムをレーベルから出すといった
ミュージシャン活動は表立ってしていなくても
生き方&佇まいからしてミュージシャンなんです…!

なんて素晴らしいんでしょうか。

絶望してばかりではなく、周りに流されることもなく、
自分流にマイペースに生きていくという
その姿勢が一番大事というのを教わった気がします。。

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そして現在のロドリゲスさんがこちら。



最近の写真なので70歳!
この逞しい腕!

ずっと苦しい生活で重労働をやってきたロドリゲス。。
この逞しい腕が物語っています…!

そして何よりスゴイと思うのは、
ロドリゲスのブランクを感じさせない演奏姿!

表舞台から去った後も
ずっと日常的に演奏してきただけありますね…!

報われる・報われないの考えは抜きにして
ただひたすら好きなことをずっと続けていれば
自分にとってプラスになる。。。

そんなことにも気づかさせてくれました。

今年、ロドリゲスさんを知って、大いにハマってヨカッタ…!
今後もずっと大事に聴き続けていきたいSSWです…☆

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以上、当ブログの今年の〆はロドリゲスさんでした~!

今年も当ブログをご覧いただきまして
どうもありがとうございます♪

皆様、良い年末年始を…☆

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【Gerry Rafferty (70s UK SSW】

2013-11-13 22:37:58 | 70sジャケ絵日記
ハイ、今回の投稿はポール来日記念ということで、
グラスゴーのポール・マッカートニーと称される、
ジェリー・ファラティを投稿ですょ(^^ゞ

まずはこちらから。

Gerry Rafferty
- Can I Have My Money Back




どうです~!?美しいジャケでしょ~!?

こちらは71年作、ソロ1st。

曲のほうはというと、なるほど、、
グラスゴーのポールと呼ばれてるだけあって
ポール直系のポップチューン満載♪

ポップな曲だけでなく
ほんのりカントリーだったりフォーキーだったり…☆

英国的な哀愁も感じられるのがイイ感じ…
心に沁みてきます…☆

なんせラファティさんの歌声が
爽やか&ソフトな美声でウットリ☆
歌声からしてポール直系ですネ♪

70年代後半から80年代にかけても
ソロ作品をけっこう出してるみたいなので
機会あったら聴いてみたいSSWです…☆


New Street Blues



To Each And Everyone


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ハイ、そしてお次がこちら。

Stealers Wheel - s/t



どうです~?ユーモラスなジャケでしょ

こちらはラファティさんがソロ1st発表後に
結成したバンドの72年発表の1st。

このバンドのことはフォークロックバンドとして
知ったんですけれど、
聴いてみるとそういう曲は少なくて(爆)、

フォークロック以外では、ほんのりカントリーロック、
ほんのりスワンプロックな感じの曲が1~2曲。

そしてアルバム後半のほうはなんと、
AORみたいな都会的な雰囲気のポップな曲が多いです…

自分的にはAORはちょっと苦手分野なんですけど(汗)、
このスティーラーズの曲は大丈夫でした…(^^ゞ

彼らもアルバムを3枚残しているみたいなので
機会あったら聴いてみたいと思ってます…♪


Next to Me



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そしてお次がこれ。

こちらは上記の2つの活動以前に
60年代末に加入していたグループの作品です。

The Hamblebums - The New Humblebums



どうです~?
このジャケもなかなかユーモアありますよね(笑)

こちらはラファティさんと同郷、
グラスゴー出身のフォークデュオの作品。

この作品から一人抜けたのでラファティさんが加入。

69年発表の2ndです。

これ以前の1stもチラっと聴いたことあるんだけど
それはフツーにフォークな感じでしたけど、

こちらのラファティさん加入後の2ndは、
ラファティ効果なのか(笑)、
フォーキーポップな感じになってるような…♪

曲のほうは相方のビリーさんとラファティさんが
半々くらいで書いてるようです。

トラッドベースではないフォークで
穏やか&ちょっぴり哀愁の美し英国フォーク。

とても癒されるのでけっこうお気に入りの1枚です♪

Please Sing A Song For Us


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【Pezband (70sパワーポップ】

2013-09-27 22:31:33 | 70sジャケ絵日記
今日はこのバンド♪

70s USパワーポップバンド、PEZBANDで~す♪

パワーポップガイド本に載ってるけれど
そんなに真っ先に名前が挙がるほどじゃないバンドかも!?

でもとてもメロディアスでパワフルで楽しいのです♪

ウィキペディアによると彼らは1971年にイリノイ州で結成、
結成当時はヤードバーズやキンクス、
ピーターグリーン時代のフリートウッドマックなどを
カバーするバンドだったそう。

そしてバンドにありがちなメンバー交代をいくつか経て、
時代は77年に…。

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その77年に発表した1stアルバムがこちら。

Pezband - s/t



ギュっとサウンドが詰まりまくった
メロディアスなパワフルサウンド!

これぞパワーポップという感じのお手本的サウンド!

パワーポップってどんなの?と質問されたら
ラズベリーズやチープトリックよりも
このバンドを聴かせたほうのが分かりやすいって感じかも!?

私が持ってるCDは日本のレーベル、
エアーメイルレコーディングスのCDなので
ボートラも6曲収録。

デビュー前のデモ音源4曲と
未発表音源の2曲入り♪


Baby It's Cold Outside



Tracer


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そして2ndアルバムへ。。

Pezband - Laughing In The Dark



彼らの2nd、78年作品。

前作よりも更にパワフル演奏!
でもポップ!

少々パンキッシュな感じも見え隠れ。

そういったところは
パンク誕生の時期ならではというもの!?

新しい一面が感じられるポップな作品になったかも♪

そしてまたまたこのCDは
エアーメイルレコーディングスのCDなので
ボートラに6曲収録。

このボートラは当時、ライブEP盤だったものなのだそう。
お得感で大満足です(^^ゞ


I'm Leavin'



I'm The One


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そして3rdアルバムがこちら。

Pezband - Cover to Cover



彼らの3rdで最終作、79年作品。

これまでの2作品よりも更にポップ化したような感じに♪
でもパワフル!

このヘヴィーでポップな感じ、
チープトリックに通じるものを感じるかも…♪

これまでロックンロール的だったり
パンキッシュ&ポップな感じだったりしたけど、
こちらの3rdではよりポップな感じになって
ニューウェーヴ的だったりポストパンク的な曲も…☆

ポップな歌ものロックみたいなのもやってたりして
あのポップ大全盛な80年代を目前にした時代ならではの
ポップ感がそこかしこに感じられるかも…♪

他の2作品よりも歌のメロディラインが印象的というか。。
歌のメロディを重視したような作品だったのかな…!?

まぁ、自分的には2ndが一番好みで、次が3rd、
そして1stという順番なんだけど、
どの作品も自分好みで大好き♪

このバンドをお奨めしてくれた音友よ、ありがとうw
今も楽しく聴いております♪


Make Me Happy



Cover to Cover


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【Honeybus - Story (70s UK Fork Rock】

2013-09-23 22:20:02 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは
Honeybus - Story



英フォークロック、サイケポップグループの
70年唯一作です。

このバンドの中心人物、ピート・デロが脱退した後の作品。。

でも残されたメンバーで制作。
味わい深いフォークロックな作品に。

英国ロックの秘宝のひとつと云えるくらいに
素敵な曲ばかりで自分的にも大好きな1枚なんですよ♪


ちなみに以前、当ブログでは彼らの2枚組アンソロジーを載せましたが、

実はこの「ストーリー」、
日本のエアーメイルレコーディングスからの国内盤紙ジャケでは、
アンソロジーDISC1と全く同じ曲が、曲順を微妙に変えて収録(^^ゞ

エアーメイル盤では元作品「ストーリー」の楽曲が前半にきて
ピートデロ時代のサイケポップ達が後半ですけど、

2枚組アンソロジーのDISC1のほうはその逆で、
ピートデロ時代が前半に、
アルバム「ストーリー」は後半に収録されてます…(^^ゞ

外国のRev-Ora盤のほうはエアーメイルと同じ曲順ですけど
ピートデロ時代のサイケポップ曲が2曲少ない収録状況です。。

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私が書いたアンソロジーのほうはこちら。
(「ストーリー」から2曲試聴あり)
 ↓
Honeybus - She Flies Like a Bird

そしてバンドの中心人物なピート・デロと、
コリン・ヘアの各ソロ作品はこちら。
 ↓
Pete Dello & Friends / Colin Hare

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なので以前投稿のアンソロジーで書いたので
ここではあまり書くことがないんですけど(爆)、
この「ストーリー」があまりにも素晴らしい内容なので
どうしても書きたくて…!

どことなしにポール・マッカートニーっぽさも見え隠れ。
英国の陽だまりフォークロックといった感じで
とても牧歌的で平和的。

この秋口に聴くとホントに素敵なんですよ…!
できれば英国の田園地帯で聴きたいって思うほど…!

私的には悶絶級の英国フォークロックです(陶酔)


Scarlet Lady



She's Out There



She Said Yes


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【キャット・スティーヴンス(70s UK SSW】

2013-09-05 23:15:54 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは
Cat Stevens - Teaser and the Firecat



英SSW、5枚目となる71年作品です♪

この前年、70年に発表した作品「父と子」収録、
Wild World」の大ヒットなどで
彼は一躍人気となったんですが、

こちらの「Teaser and the Firecat」からも
雨に濡れた朝」が世界的大ヒット!
彼の人気を決定づけた作品に。

彼的にも作曲することに関して
脂の乗った時期になったのでしょうね。

前作もこの作品もホントに目を見張るほどの
素晴らしい曲ばかりなんですから…!

この「雨に濡れた朝(→動画」は
古い賛美歌を元にして作られた曲なのだそう。

長年ずっと、とても癒されるな~と思いながら聴いてたんですけど
あの311直後、とても不安な気分のときに
ふとこの曲を聴いてとても救われたような気持ちになったんですよね。

で、この曲のことをなにげに調べてみたら
賛美歌が元だというのを知り、とても納得しました…!


そんな名曲収録のこの作品、
他の曲もシンプルなアコギ弾き語り中心の
繊細で優しげな曲が満載。

平和をうたった「ピース・トレイン(→動画」に感涙。

素朴でメルヘンチックな「ムーンシャドウ(→動画」に癒されて…。

とても大事に聴き続けていきたい1枚だったりします…☆


The Wind
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cs_w 投稿者 moritan60s


Rubylove
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cs_rl 投稿者 moritan60s

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そうそう、この71年の時期、
彼は映画サントラも手がけたのだそうで
幻のアメリカン・ニューシネマだった「ハロルドとモード」にも
数曲提供していて、それがホントに素晴らしいんですよね…!



なんの予備知識もないまま「ハロルドとモード」を見たときに
いきなりキャットの曲がここぞという場面で流れまくりなので
感涙きわまって号泣でした…!!

このサントラ、数年前に劇場再上映した際に
限定2500枚しか出さなかったらしく、いまや入手困難盤に…

だって全世界でたったの2500枚ですよ!?
聴かす気ないみたいな発売枚数ですね(笑)

ハロルドとモード、晴れてDVD化してるので
サントラのほうもCD化してほしいものです…

まぁ、キャットの数年前のベスト盤に
サントラの曲が数曲収録され、聴けれるようになってますが…


映画の一部をペタリ。
19歳少年と79歳お婆ちゃんとのまさかの恋愛ストーリー。
でも物悲しく切ないのです…(;_;)

Harold And Maude(1971)
- Don't be shy




Harold And Maude(1971)
- If You Want To Sing Out, Sing Out



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