昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

The Smoke(US) / The Fire Escape

2009-06-26 10:01:59 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
The Smoke(同名作品)。


68年発表作品です。

このバンドの中心人物はMichael Lloyd。

彼がプロデュースしたバンド、
「オクトーバー・カントリー」に提供した曲も
本作で何曲かカバーしています。
というか、本作1曲目からして堂々とカバー曲収録!(^^ゞ

「カウボーイズ&インディアンズ」という曲ですが
コレがまた良い感じでチカラの抜けた演奏で良いんですよ♪
オクトーバーCの演奏ではカチっと決まった
サイケポップな曲になってましたが
コチラのスモークではけだるい感じが良い感じです。

本作最後のほうでもオクトーバーCのカバーをやってます。
その名も「オクトーバー・カントリー」!
元々の曲では明るいタッチのカチっと決めた
ポップサイケな曲なんですが
彼らスモークがやるとなると、あれれれ…?

半音フラットがかった陰鬱なメロディに
アレンジされちゃってました!(^^ゞ
これがまた笑っちゃうくらいにわざとらしい暗さで
良い感じのチープ感をかもし出してます。


あ、オクトーバーのカバーばかり書いてしまいましたが
それ以外の曲はというと
サージェント症候群という感じの曲あり、
ソフトサイケな曲あり、
ファズギター効かせた曲あり、、、と
いろいろ楽しませてくれます。



The Smoke



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そしてもうひとつ、
ロイドのプロジェクト的バンド、The Fire Escapeを。


The Fire Escape 「Psychotic Reaction」
67年発表作品です。

本作品は当時のガレージナンバーのカバー集。
アレンジとプロデュースはマイケル・ロイドが担当。

マイケル・ロイドとその仲間達が
ガレージナンバーを楽しく演奏してるのが
目に浮かぶような楽しさは感じれますけれど
ロイドならではのポップなアレンジとかサイケ感とか
そういうのは殆んど感じられないような。。。

まぁ、私はあまりガレージは好きじゃないので
余計にそう感じてしまうのかもしれないけど。

でも「ウエストコースト…」のインディーズ時代は
ガレージ&サイケだったので
それに通じるアングラな空気は感じられるかも…!

ちなみに本作のライナーによると
The SeedsのSky Saxonと
SteppenwolfのMars Bonfireも参加してるそうです。

彼らの遊び心が楽しめる
コレクターズアイテム的な1枚って感じ!?


The Fire Escape -Psychotic Reaction - Trip


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ウエスト・コースト・ポップ・アート・エクスペリメンタル・バンド「Vol.3」

2009-06-19 09:51:48 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
The West Coast Pop Art Experimental Band
「Vol.3 : A Child's Guide to Good & Evil」


インディーズ時代からは4枚目、
メジャーでは3枚目となる68年発表作品です。

前作ではアシッドな雰囲気でしたが
今作はガラリと変わって
前々作「パート・ワン」に回帰したような
西海岸ならではの明るさが満ちた作品となりました。
(「明るさが満ちた」といっても、
あくまでもサイケなんですが(^^ゞ)

明るくサイケな曲が多いですが
後半では少々アシッドサイケな妖しい曲もやってます。
でも前作から比べたら
全体的に明るさが増したような感じがします。

私が持ってるのはリイシューされたCDですが
CD面にはこのようなフラワ~なイラストが♪


アタマに乗せた赤い蝶々がイイ感じですね♪(^^)

本作は最初から最後まで
このようなフラワ~な雰囲気に包まれてます。

前作ではアシッドな空気に包まれた
トータルアルバムのようでしたが
今作ではフラワ~な雰囲気に包まれた
トータルアルバムのようになりました。

個人的な好みを言えば、彼らの中では
この作品が一番好きです。


ウエスト・コースト・ポップ・アート・エクスペリメンタル・バンド」VOL2

2009-06-12 10:09:14 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは、
West Coast Pop Art Experimental Band
「VOL.2」


67年発表作品。
メジャーでは2作目、
インディーズ時代から数えると通算3作目となる作品です。

ウィキペディアで確認するところによると
ボーカルのボブ・マークリーと
ベースとギターのハリス兄弟が中心となり、
そこにギターのロン・モーガンが加わっての活動だったようです。

マイケル・ロイドもギターでしたが
メジャー進出前後あたりに
ボーカルのマークリーと確執が大きくなり、
ロン・モーガンがギターで加わったことによって
ロイドはバンドから遠ざかったようです。

そしてそれ以降はずっとこのバンドのことを
裏方的にサポートしてたようです。
(「パート・ワン」からのクレジットをみると
ロイドの名前は「メンバー」の中には無く、
「スペシャルサンクス」にロイドの名前あり。)

ロイドは「オクトーバー・カントリー」など
他のバンドのプロデュース業やら
MGMの副社長に抜擢されたりと
なにやら忙しい人だったようです。


そしてこの本作ですが
曲のクレジットを見る限りでは
ボーカル、ボブ・マークリーが中心となって
ハリス兄弟やギターのモーガンと
それぞれ曲を作ったようです。

発表された年は前作「パート・ワン」と同じ年の67年。
「パート・ワン」が67年5月に、
そして本作が67年10月に発表されました。

そんな本作は前作「パート・ワン」から比べると
全体的にアシッドな空気が漂いまくってます。

朗読を盛り込んだ曲も前作と同様に収録されてます。
というか、朗読かと思ってたんだけど
実はコレ、ルーズベルト大統領の演説なんだそうで。
演説をコラージュしてるんだそうです。

また、琴の音色を印象的に使った曲や、
美しいハーモニーのソフトサイケな曲もやってて
いろいろな曲が楽しめます。

前作ではA面とB面がガラリと変わるほどでしたが
今作では全体的にアシッドな空気に包まれているので
トータルアルバムのような雰囲気が感じられる1枚です。



カサビアン 「ルナティック・アサイラム」

2009-06-09 11:34:48 | 00s以降~ジャケ絵日記
今日のジャケは
Kasabian 「West Ryder Pauper Lunatic Asylum」


この作品は、つい先日発売されたばかり。
モロに私好みのサイケな作品だったので
ソッコー投稿です(^^ゞ

本作は3rdとなる作品ですが
前作、前々作ではエレクトリック+ロックに
ディープな雰囲気や、ちょっぴりサイケな雰囲気など
いろいろ融合されつつグルーヴィーで
エレクロリック要素もかなりあるサウンドでした。

そして今作ではグルーヴィーなところはそのままに、
エレクトリック要素は少なくなり、ロック寄りになりました。

エレクトリック少々のロック路線なサウンドに
ディープなサイケ感で味付けしてみたり、
オリエンタルな女性コーラスを使ってみたり、
アコースティックな曲もあったりと、さまざまな曲があり
バンドの目覚しい成長が分かる内容です。

こんなにもディープで妖しくて
気高ささえ感じるような
サイケデリアを展開してくれるだなんて
サイケ好きの私としては嬉しい限りです!

なにげにトータルアルバムのようだなぁ、と思ったのですが
ライナーを読んでみたら、
アルバム全体を通してひとつの物語性があるような
そんな作品を作ってみたかったとのことで、納得しました。

なんでそのような発想に至ったのかというと
今の時代、アルバムを通して聴くのよりも
ダウンロードなどで1曲単位で聴くことのほうが多いから、とのこと。

だからトータルアルバムのようなモノを作ってしまったというのですが
その発想にものすごく感心してしまいました。

コンセプト/トータルアルバム好きの私としては
もっともっとこの調子で若手バンドが出てきてほしいですねぇ(^^ゞ
パニック・アット・ザ・ディスコも去年だしたアルバムの
「プリティ・オッド」ではトータルアルバムみたいになってましたし…。

この作品、私の中ではマイベスト作品の上位に位置しますね♪
彼らは若い世代のファンが多いけれど
大人世代でも楽しめるような作品だと思います。

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●彼らのマイスペース専用ページはコチラから(視聴あり)


シーザーズ 「ストロベリー・ウィード」

2009-06-08 11:28:18 | 00s以降~ジャケ絵日記
今日のジャケは、
Caesars 「Strawberry Weed」


通算3作目となる08年発表作品です。
今作はなんと、2枚組として発表しました。

彼らはスウェーデン出身のサイケなバンド。

前作ではメジャー第1弾ということもあってなのか
「ちょっぴりレトロで爽やかなスウェディッシュポップ」
というような万人受けしそうなサウンドになって
サイケ好きの私としては物足りない内容でした(汗)。

でも!
今作は前作よりも私好みのザラザラした60sガレージっぽい
雰囲気の作品になったように思います!
ファズがかったオルガンも健在です♪

ザラザラしたアングラ感たっぷりの
ガレージ/ロックンロールナンバーが多いんですが
いかにもスウェディッシュポップというような
美メロナンバーもあったりします。

また、録音が60年代っぽい録音のされ方のように思います。

録音方法に関して専門知識がぜんぜん無いので
どう言ったらいいのか分からないんですけど
モノラルじゃないんだけどモノラルっぽい
こもった感じの録音なんですよ。
アングラ感が漂いまくってて最高です。

サイケ好きの私としては
前作メジャー第1弾「ペイパータイガー」よりも
こちらの2枚組のほうが断然好みなのでありました!

ペイパーTが出たとき、
もうサイケじゃないバンドになってしまうのかな、と
なにげに寂しく思ってたんですけれど(爆)、

彼らは60年代ロック/サイケがルーツなので
彼らが集まるとどうしてもそういうサウンドになってしまう、と
本作のライナーに書いてあったので一安心した私です(^^ゞ

今後も是非是非ず~っとその路線でいってもらいたいものです♪

(ちなみにUS盤は2枚組じゃないそうです。
曲数少なくして1枚にしたものなんだそうです。
どうぞご注意を(^^ゞ)

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●彼らのマイスペース・専用ページはコチラから。

本作の曲の一部が視聴できるようになってますが
CDで聴くよりも音質がクリアでステレオ感あるので
レトロな雰囲気がいまいち出てないように思います。

CDではこもったようなレトロな録音なんですけどね。。。