昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

Arthur Lee Harper (Arthur) , US Acid Folk

2011-11-27 19:04:46 | 60sジャケ絵日記
今日ご紹介するのはこちら。
Arthur (Arthur Lee Harper)
- Dreams and Images('68)/ Love Is The Revolution('69)



USフォークSSWの2インCDです。
アーサー名義の1st・68年作と
アーサー・リー・ハーパー名義になった
2nd・69年作をカップリング。


1stとなる作品はこちら。

Arthur - Dreams and Images


この儚さといったらもう…!
軽く音が篭もっていて薄っすらエコーも。
アコギのアルペジオ、控えめな管弦楽器やストリングス、
浮遊感溢れるドリーミーなエレクトリックハープ、
繊細で消え入りそうなアーサーの歌声が重なるといった
涙腺弱くなりそうな要素がそろったドリーミーフォーク。
神秘的な雰囲気で素敵です…!


そして2nd作品はこちら。

Arthur Lee Harper - Love Is The Revolution


2nd「Love Is The Revolution」では
サイケな雰囲気のフォークロック作品になってます。
アーサーの歌声も1stより張りのあるボーカルですが
繊細な雰囲気はそのまま。
曲のほうもフォークロックとは言っても
そんなにロックしてはいないのでアートな雰囲気。
どこかクラシカルな雰囲気も見え隠れする素敵な作品です。


1stから
Sunshine Soldier


2ndから
Flowers After Chilhood




The Poets - The Singles Anthology

2011-11-24 10:31:22 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
The Poets - Wooden Spoon:
The Singles Anthology 1964-1967



英スコットランドのフリークビート、音源集です。

このバンドはストーンズのマネージャーが
見つけてきたバンドだそうで、デッカからデビュー。
しかしアルバムを残すことなく
シングルのみで終わってしまったバンドなんだそうです。

本作はそのシングル中心なので12曲収録といえども
全体的には28分くらいしかないという収録時間。
しかし貴重な音源なのでリイシューしてくれて嬉しいです。

以前にも音源CDが出てたんですけど
音質が悪すぎて残念盤だったんですよ。
本作は音質も良くなってるので有りがたいです。

そんな彼らの曲は
ややアコースティックでポップなガレージだったり
R&Bなモッズビートだったり。

なんといってもモッズビートナンバー、
「That's The way It's Got To Be」がカッコよすぎますね!

この曲は10年ほど前のモッズコンピ、
「The Mod Scene」の「1」のほうにも収録されてて
その中では特にお気に入り曲でした。

今回、この音源集によって
彼らの他の音源も聴けて本当に嬉しいです。


That's The way It's Got To Be



In Your Tower




Bob Patterson / Elizabeth

2011-11-20 23:55:08 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
Bob Patterson - Instrumentalist, Singer, Songwriter


米SSW,71年自主制作盤。

12弦ギターと歌というシンプル構造ですが
このボーカルがとても味わい深くて心に沁みます。
素朴な歌い方ですがとても優しさを感じる歌い方です。

曲のほうはカントリータッチだったりして牧歌的。
少々翳りあってホロリとさせられます。

演奏のほうは12弦ギターを中心に、
軽くベースとドラムが入ってみたり、
もう一人アコギを入れてみたり、一応変化は付けてます。

でも儚げなボーカルと幻想的な12弦ギターがあくまでも中心なので、
ひっそりとした佇まいを感じる作品です。

このボブは、ソロでやる前はサイケバンドを組んでました。
エリザベスというサイケバンドで
フィラデルフィアで活動していたようです。

そのバンドの作品はこちら。


Elizabeth - s/t

こちらは68年作品。
彼らとしては唯一作となるようです。
オリジナルサイケ号のカラーページにも掲載。

上記のボブはこのバンドではメインボーカルを務め、
ギターもやっていたようです。
このバンドにはリードギターの人もいたので
リズムギターという感じだったのでしょう。

そんなこのバンドの曲はというと
ファズギターは使わずに3人のギターアンサンブルを中心に
オルガンや所々にフルートが入って
サイケ感を出すといったサイケロックをやってます。

なにせ、このボブの味わい深いボーカルが素敵すぎますね!
このボーカルスタイルはこの時代から確立しています。
素晴らしいボーカリストというのが分かりますね。
サイケサウンドも手伝ってか
艶っぽさも感じられるといったボーカルです。

個人的には上記のソロ時代よりも
こちらのサイケ時代のボーカルのほうが
艶っぽさも感じられるので好みだったりします(^^ゞ


Bob Patterson - Lonesome City



Elizabeth - Mary Anne





Thunderclap Newman - Hollywood Dream

2011-11-16 11:52:31 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
Thunderclap Newman - Hollywood Dream


ブリティッシュロックバンド、69年作品。
フーのピート・タウンゼントがプロデュース!

冒頭曲の「Something In The Air」は当時大ヒット!
なのでこのイメージが強くて
一発屋と思われがちなバンドなのだとか。。
現に英語ウィキペディアのほうでは
One- Hit Wonder Bandと書かれてるし…!(爆)

でも他の曲も同じ路線の穏やかポップな「ゆるロック」で
牧歌的で味わい深い曲満載なんですよ。

イギリスのアメリカンサウンドで
少々のどかなカントリータッチで穏やかポップロック。
バンド演奏にピアノも入って落ち着いた雰囲気です。

そんなこのバンド、
中心人物はスピーディー・キーンという人。
なんとフーの「セル・アウト」収録曲、
アルメニアの空」の作者なのだそうで、
それをキッカケにしてピート・タウンゼントに見出され、
この人を中心にしてこのバンドが結成されたのだそうです。

ギターはあのウィングスでお馴染み、ジミー・マカロック!
(注:マカロック←昭和時代の表記はマックローだったそうですが
現在のウィキペディア表記に合わせました。笑)

良い感じに気持ちほぐれる「ゆるロック」な1枚です。


そしてこちらはそのスピーディー・キーンのソロ作品。

Speedy Keen - "Y"Know Wot I Mean?


ソロ2作目でラスト作となる76年作品です。
こちらの作品ではカントリーロックや
R&Rナンバー、穏やかロックなど色々やってますが
この人の持ち味のポップセンスは健在。
良いメロディを書く人だと改めて分かる、
味わい深い1枚です。


Thunderclap Newman - Something In The Air



Thunderclap Newman - The Reason





Ant Trip Ceremony - 24 Hours

2011-11-13 23:38:45 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
Ant Trip Ceremony - 24 Hours


USサイケ、68年作品。
この騙し絵ジャケがなんともユニークですね。
ずっと見てると、この絵には無い絵柄まで
なんだか見えてきそうな感じです…!

彼らの曲のほうもこの騙し絵のように妖しく揺らめいて
ギターも歌もヘロヘロ!
特にボーカルがヘロヘロで、おまけにビブラート!
呪術的な妖しさ感じるビブラートです。
でもこれが癖になるんですよね~!

サウンド的にはアコースティック・ガレージ。
このヘロヘロっぷりはThe Patron Saintsにも通じると思います。

また、曲によってはジャジーなフルートも飛び出し、
独特の浮遊感をかもしだしてます。

「ヘイ・ジョー」もカバーしてますが
色んな人のカバーでお馴染みの曲なので
彼らの妖しさがよく分かる内容と思います。
ヘロヘロ妖しガレージが好きな人にとっては
好内容のカバーと思います。

この作品、妙な幸福感と高揚感を感じるんですよね。
トリッピーな浮遊感に包まれてると思います。
さすが、バンド名に「トリップ」と付いてるだけありますね!


Outskirts



Four in The Morning