昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

Oasis (US) 1973

2010-05-29 23:33:50 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは、Oasis。

オアシスと言っても、
ギャラガー兄弟のUKバンドのほうではなくて
70年代のアメリカのバンドです。



彼らはカリフォルニア州のサンフランシスコ市の北にある町、
マリン郡という町で活動していたバンドだそうで、
この作品は73年にカナダのレーベルだかで自主制作して
たったの150枚しかプレスしなかったという
幻の名盤だったのだそうです。

でも数年前にまさかのCD化!
そのときにDユニだかのHPで見て、
彼らの存在を知ったのでした。

で、2年くらい前に中古屋で見かけて、
しかもウソみたいに安い値段(たしか780円)だったので
ソッコー買ってみたのでした。

このバンドの紹介文では、
サイケでフォークなバンドと書いてあったんですけれど
実際に聞いてみたらちょっと違うかもって思いました。

たしかに1曲目はサイケなファズギターも印象的ですけど
サイケなのはこの1曲目くらいなもので
他の曲はというと、ウエストコーストサウンドという感じ。

あと、男女のコーラスハーモニーが美しく、
クロスビー、スティルス&ナッシュのような雰囲気も感じられます。

曲によっては少々フォーキーな曲や、
70年代らしく少々ファンキーな感じの曲もあったりします。
でも基本はウエストコーストサウンドという感じですね。

しかも演奏も歌も、相当な腕前なんですよ~!
本当に上手いです!
なんでこんなクオリティ高い演奏と曲なのに
メジャー契約できなかったのかが謎です・・・
CD化してくれてなによりですね!


ちなみにこのバンドのことをネットで調べてみたら
ウィキペディアがヒットしました。
ちゃんとあるんだなぁと、ちょっぴり感動(^^ゞ

・オアシス(US)ウィキペディア


しかもこのウィキのリンクページに
RJ FOX」という名前のサイトが書いてあったので
なにげに見てみたら、おぉ!?

どう見てもこのオアシスUSの
女性メンバー&お髭2名(爆)なんですよ~!



なんでなんで~!?と調べてみたら
どうやらオアシスUSの前身バンドがRJ FOXというバンドで
この女性+お髭2名というメンバー構成だったようです。
71年にアルバムも発表しているようですね。

で、73年にはメンバーを追加して
このオアシスUSになったようです。

バンド自体は78年まで続けていたそうです。

こんな上手なバンドなのにメジャーデビューできなかったのが
なんとも残念ですけど、ロックの本場・アメリカでは
このテのクラスのバンドが巷にゴロゴロ居るんでしょうねぇ・・・


あ、海外の音楽販売サイトでRJ FOXの試聴ページを見つけたので
こちらに載せておきますね。
オアシスUSとそんなに変わらないサウンドでしたので
参考になるかと思います♪

・RJ FOX試聴ページ(海外サイト)


-----------------------------------------------------



ジェントル・ソウル

2010-05-22 23:56:29 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは、The Gentle Soul(同名タイトル作品)。



彼らの唯一となる68年発表作品です。

数年前にソニーからソフトロック名盤シリーズとして
紙ジャケでも出てましたけれど
私は紙ジャケは苦手なので
輸入盤のプラケースのほうをゲット(^^ゞ

英文ライナーでずいぶんと長く説明してくれてますけど
英語力が無いので分かる単語だけを目で追って飛ばし読み(爆)。

で、知ってる名前で目が留まりました。

ジャクソン・ブラウンって書いてある。。。
しかも「ガールフレンド」って書いてある!
このジェントルソウルの女性メンバー「パメラ・ポランド」は
まだ17歳の頃、同じく10代だったジャクソンブラウンの
ガールフレンドだったようです。。
ジャクソン・ブラウンはまだこのとき14歳だったって。。。
・・・と、年下のボーイフレンド!?(^^ゞ

というか、こんなこと音楽ライナーに書いちゃっていいの!?
まぁ、私もここに書いちゃってますけど(爆)


このパメラはライ・クーダーとも知り合いで
ジェントル・ソウルをやる前に
一緒にギグしてたようです。
(ライ・クーダーはこの唯一作にもギターで参加してます)

で、ジェントル・ソウルを結成。

というか、このジャケでは男女2人のユニットかと思いますよね?
でもこのライナーには4人で写ってる写真が載ってるんですよ(^^ゞ
最初はバンド形式で4人でやってたみたいですね。


66年当時の写真では、アコギ2本とウッドベースという形で。



次にメンバー交代してますけど
服装からして、少しワイルドになったというか、ロック的?(^^ゞ



で、この唯一作を作る1968年には
パメラ・ポランドとリック・スタンレーの2人組に。



音のほうはというと、私が聴いた感じでの感想だと
ソフトロックというよりもフォークロックという感じ。

美しいハーモニーと、アコースティックギターの音色、
それにフルートやピアノなどが重なって、
美しく温かみあるサウンドになってます。

曲の殆んどは、この二人によって作られてます。
単独の曲もあれば競作の曲もあるという感じ。

私はリックが作った「Young Man Blue」って曲が好きですねぇ。
ちょっとブルース入った感じのアコースティックな曲。
メインボーカルはリックで、コーラスがパメラ。
このコーラスがちょっと独特で面白いんですよね~。

ちなみにこのアルバムを聴いてると、
私の頭の中では、深い森の中を想像しちゃってます(^^ゞ
というか、まさにこのジャケそのもの!?

幻想的な森をイメージさせるような美しい1枚です。

</object>




ヘロン 1st

2010-05-16 00:02:34 | 鳥さえずり
今日のジャケは、Heronの1st(同名タイトル作品)。



英国フォークバンド、ヘロンの70年発表作品です。

田園フォークとか
木漏れ日フォークなどと呼ばれているこの作品。
録音は郊外の農場で録音したとされてますが
小鳥のさえずりまでバッチリ録音されてて感動しました…!

美しすぎる……!

曲間に小鳥のさえずりが聞こえるのはもちろんのこと、
曲のバックにうっすらと
小鳥のさえずりが聞こえることがビックリでした!

どれだけ小鳥の多い場所なんでしょか!?(そこかい!爆)


静かな部屋で目をつむりながらヘッドフォンで聴いてると
彼らの野外録音しているその農場で
一緒に聴いてるような感じになります。


野外録音だから空気(?)の流れの雑音とかも
ザーーーーと入ってたりするんだけど
小鳥のさえずりもずっと鳴り続けているし
ハーモニーとアコースティックな演奏も美しいので
雑音は気になりませんでした。

美しい曲と自然の音が織り成すハーモニーが楽しめる1枚です。
心が洗われますね。。


ちなみにこのCD、おまけとしてシングルが
ミニCDで付いてました。

こちらのシングルのほうはフォーキーでありながらも
ポップだったり哀愁路線だったりと
いろいろなカラーが楽しめます。

このシングルたちは
ちょっぴりキンクスのヴィレッジグリーンから
影響を受けているかも、とも思います。


ちなみに本編の最後の曲=13曲目の
最後の部分では、小鳥のさえずりの声と共に
ヘリコプターが遠くで飛んでるような音が入ってます。
その音が聞こえてフェイドアウトという感じ。
意図的にそうしたのでしょうかねぇ。

それまでずっと大自然の音とフォーキーサウンドだったわけで、
このヘリ音みたいな機械音が聞こえてきた瞬間、
ちょっと現実の世界に呼び戻されたような感覚になりました。

ヘリの音なんでしょうかねぇ・・・気になるところです。

</object>


MGMT 「コングラチュレイションズ」

2010-05-15 23:54:47 | 00s以降~ジャケ絵日記
今日のジャケは、
MGMT 「Congratulations」



この春('10年春)、発表されたばかりの2ndです。

彼らは独特のサイケ感とグラムっぽさを感じるような
エレクトリックサウンドのグループなんですけれど
今作ではドラムやベースなどの音も目立つようになり
バンドサウンドとエレクトリック感の割合が
半分くらいになったように思います。

そして前作よりもサイケ感が倍増!
独特の浮遊感です!
しかも透明感もあって
ゆらめき&きらめきポップという感じ!
前作よりもかなりレベルアップしたと思いますね~!

前作のほうが若い世代にはとっつきやすいかもですが
こちらの作品では60年代のカリフォルニアを感じるような
サイケ感をかもし出してます。

フォエバー・チェンジズの頃のラヴとか
ペットサウンズのときのビーチボーイズなどを彷彿。

そして12分もの大作「Siberian Breaks」では、
The Cyrkleのようなソフトサイケっぽさも感じられます。
曲も転調するし、前作までのMGMTとは違った雰囲気ですけれど
このアートな曲、彼らの今持ってるチカラを
最大限に出した渾身の1曲という感じに思いました。

アルバムを全体的に見ても、
前作より今作のほうがトータル感がありますね。

最近の若手バンドは、トータルアルバムっぽく作るバンドが
なにげにチラホラ出てきてますけれど
彼らもこの2ndでやってくれました!

1曲単位で音楽ファイルを買う人が多いこの時代に、
こういう作品が出てくるのって嬉しいですねぇ。
若い人たちにこそ1枚を通して
聴いてみてほしいなと思う作品でした。

*Siberian Break(12分もの大作)
</object>


*It's Working(ゆらめき&きらめきサイケポップ♪)
</object>



バーズ 「名うてのバード兄弟」

2010-05-05 17:04:02 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは、
The Byrds 「The Notorious Byrd Brothers」



邦題「名うてのバード兄弟」、68年発表作品です。


プロデューサーは、ミレニウム/サジタリアスでお馴染みの
ゲイリー・アッシャーが担当。

だからなのかこちらの作品では
これまでのバーズとは少し違った雰囲気がプラスされました。

なんせサージェント的にサイケな曲にビックリ!
これまでのバーズも曲によってはサイケな曲もありましたが
こちらの作品は、作品全体がトータルアルバムのようで
サージェント同様にブラスセクションやストリングスを
ふんだんに取り入れてます。

ずっと聴いてるとバーズを聴いてるのを忘れるほど。。。

たまに美しいハーモニーが入ったところで
「あぁ、今そういえばバーズを聴いてたんだっけ・・・」と
思い出すという始末!
(まぁ、作品後半はバーズらしい曲も増えてますが・・・)

・・・あ、これと同じようなことを
以前投稿したラヴィン・スプーンフルの
「エブリシング・プレイング」のときにも書きましたね(^^ゞ

あの作品もラヴィンらしさが薄れたサイケな作品になりましたが
こちらのバーズも、バーズらしさが薄れてサイケな作品になりました。

こちらの作品では彼らが築き上げたスタイルにこだわらず、
サイケなサウンドにアグレッシヴに挑戦してるように思えます。

そんなワケで全く違ったバンドのように
聞こえてしまう曲もあったりするんです・・・(汗)。
後半のほうではバーズらしい曲が並んではいますが。。。


このサイケな曲たちを
バーズのファンはどう評価してるのかが気になります(汗)。

私はサイケ好きなニンゲンなので
こちらの作品はバーズの作品というより
ゲイリーアッシャーが手がけたサイケ作品として
聴いているところが大きいんですが・・・(^^ゞ

「バーズを聴きたい!」と思ったら
「昨日より若く」とか
「ターンターンターン」とかを聴きたくなりますもん。

・・・と、ここまで書いたところで
「昨日より若く」を久々に取り出したところ、
プロデューサーが本作と同じく、
ゲイリー・アッシャーだったことを
今更ながらにして知りました(爆)

ということは、前作「昨日より若く」でやらなかったことを
本作でやったのかもしれませんねぇ・・・
それでサイケ感が増した曲も誕生したのかも。。

そんな本作は間違いなくサイケの名盤です。
プロデューサーのアッシャー色が濃い作品かもと思います。

-------------------------------------------------